元ソフトバンク・摂津正さん、慢性骨髄性白血病の経緯

プロ野球解説者の摂津正さん(38歳)が、2021年1月、慢性骨髄性白血病と診断されたことを発表しました。

摂津正さんと言えば、福岡ソフトバンクホークスでの現役時代は、最多勝投手や最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得するなど、常勝チームの中心的メンバーとして活躍をされてきました。

白血病とは血液の癌(がん)とも言われる病気で、その容態が心配されています。

気になる現在の摂津正さんの状況は?

今回は、摂津正さんの現在の状況、また、摂津正さんが闘病している「慢性骨髄性白血病」について解説いたします。

慢性骨髄性白血病を公表した元ソフトバンク・摂津正さんのプロフィール


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●出身地:秋田県秋田市
●生年月日:1982年6月1日
●経歴:秋田経済法科大学付属高等学校~JR東日本東北~福岡ソフトバンクホークス (2009 – 2018)

元ソフト摂津正さんの経歴

摂津正さんは、社会人野球選手として活躍していた2008年、ドラフト5位で福岡ソフトバンクホークスに入団。

1年目シーズンから1軍マウンドへ上がり、中継ぎ投手として39ホールドポイントを記録。
最優秀中継ぎ投手、そして、新人王のタイトルを獲得。

2011年から先発投手へ転向すると、2012年には17勝5敗・防御率1.91の好成績を残し、沢村賞を獲得しました。
さらに、2013年には第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表選手にも選出され勝利投手となるなど、球界を代表するエース投手にまで登り詰めました。

その後、成績不振により、2018年、プロ野球選手を引退しました。
現役時代の晩年は歩くのもきつい状態になるほどで、大きなけがなどはなかったものの「野球人生の寿命だった」と振り返っています。

そして、プロ野球選手引退後は、プロ野球解説者や、タレントとして自身のラジオ番組「攝津正のつりごはん」(RKBラジオ)でパーソナリティとしても活動をしています。

出典:元鷹・摂津正氏が振り返る、後悔なきプロ人生 引退は「野球人生の寿命だった」

元ソフトバンク・摂津正さん、慢性骨髄性白血病の経緯

摂津正さんは、2021年1月23日、自身のインスタグラムを更新し、慢性骨髄性白血病と診断されたことを発表しました。

 

 

年明けに、【慢性骨髄性白血病】と診断されました。

まさか自分が白血病に…と驚きました。
驚きと共に、しっかり治していこうと強く心に決めました。

幸い薬を飲んでいけば大丈夫とのことで、運動や仕事、食事も今まで通りで良いとのことです。

遺伝子変異で発生するので、防ぎようが無いと医師から言われました。

白血病という病気の理解、
そして同じような病気で苦しんでる方の力になれば、
何より白血病の種類によって治療で必要とされる骨髄の提供者(ドナー)が増えることを願って公表を決意しました。

正しい病気の知識と骨髄バンクの理解、ドナー登録する人が1人でも多くなればと思うばかりです。

変わらず仕事も遊びも全力でしていきますので、仕事の依頼、ゴルフ&釣りの誘いお待ちしてます!

(摂津正さんインスタグラムより)

 

 

インスタグラムでは4万人のフォロワーを持ち、仕事や釣りをしている姿、娘さんとの微笑ましい写真をアップするなど、幸せな様子が伝わってくる摂津さん。

それだけに、ファンからは大きな反響がありました。

「負けないで!」
「応援しています!」
「大声援 聞こえますか?」

 

 

投薬治療をすれば解説の仕事や運動はこれまで通り続けられるとのことですが、「白血病」は血液の癌(がん)ともされる病気です。

摂津さんの前向きなコメントに、ファンからは一安心の声とともに、心配という声も挙がっています。

では、【慢性骨髄性白血病】とはどのような病気なのでしょうか?

 

元ソフトバンク・摂津正さんが闘病している慢性骨髄性白血病とは?


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それでは、摂津正さんが闘病している慢性骨髄性白血病とはどのような病気なのでしょうか?

以下は、国際医学情報センター(https://www.imic.or.jp/)、国立がん研究センターがん情報サービス(https://ganjoho.jp/)からの引用・抜粋です。

1.慢性骨髄性白血病とは?

慢性骨髄性白血病(CML)とは、骨髄中で白血球が過度に多くつくられる病気です。

緩徐に進行する血液と骨髄の疾患で、通常、中年期以降に生じます。

通常、骨髄ではやがて成熟した血液細胞となる血液幹細胞(未成熟細胞)がつくられます。
血液幹細胞は、骨髄系幹細胞またはリンパ球系幹細胞になります。
リンパ球系幹細胞は白血球に成熟します。
骨髄系幹細胞は以下の3種類の成熟した血液細胞の1つになります。

・赤血球:体のあらゆる組織に酸素や他の物質を運びます。
・血小板:出血を止めるために血栓を作ります。
・感染や病気と闘う顆粒球(白血球)

しかし、慢性骨髄性白血病(CML)の体内では、あまりに過度の血液幹細胞に顆粒球と呼ばれる白血球のタイプをつくるように伝えるため、骨髄幹細胞のいくつかは成熟白血球となることができません。これらは白血病細胞とも呼ばれます。血液と骨髄中では正常な白血球、赤血球、血小板の余地が少なくなり、白血病細胞が押し出されます。
このため感染、貧血、易出血性の生じる場合があります。

2.慢性骨髄性白血病の症状は?

慢性骨髄性白血病を疑う症状としては疲労感、寝汗、発熱があります。

・極度の疲労感。
・原因不明の体重減少。
・寝汗。
・発熱。
・左側肋骨より下の疼痛または膨満感。

(出典:国際医学情報センター「慢性骨髄性白血病」

 

.慢性骨髄性白血病に関するその他

慢性骨髄性白血病と新たに診断される人数は、1年間に100万人あたり約7~10人です。

発症が多いのは50歳代で、やや男性に多く、慢性骨髄性白血病は、成人における白血病全体の約20%を占めます。

また、治療期間は長期間にわたります。この間、特に注意したいのが感染症です。

そのため、感染予防には手洗いやうがいをこまめに行う、部屋を清潔にする、寒い日は1枚余分に上着を羽織るなどして体を冷やさない工夫も必要です。

治療期間が長くなることが多いため、治療に関わる費用などで、医療費が高額になることがあります。

 

(出典・引用:国立がん研究センターがん情報サービス

参考:白血病闘病した有名人たち

摂津さん自身のSNSでは、「解説の仕事や運動はこれまで通り続けられる」とのことですが、やはり治療には時間を要したり、闘病中に注意しなければいけないこともあるようですね。

また、白血病と言えば、最近では、競泳女子・池江璃花子さんや歌手・岡村孝子さん、また、プロ野球選手では、故・大豊泰昭さん、北別府学さんなどが闘ってきた病気です。

まずは、摂津さんの治療がうまくいくことを祈るばかりです。

 

▶夏目雅子

池江璃花子(競泳女子日本代表)

岡村孝子

吉井怜

大豊泰昭(元プロ野球選手)

大塚範一(アナウンサー)

渡辺謙 ※渡辺謙さんは、「胃がん」も経験。

早川史哉(Jリーガー/アルビレックス新潟)

友寄蓮

ノブ・ハヤシ(格闘家)

▶渥美拓馬(YouTuber)

▶三瓶昭雄(農家/「鉄腕DASH」)

カルロス・カラスコ(メジャーリーガー)

▶本田美奈子

中島忠幸(カンニング)

北別府学(元広島カープ)

▶山本寛斎(ファッションデザイナー)

 

 

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