第一生命のCMで流れる歌『この道』が泣ける!原曲は誰?

生命保険会社・第一生命グループの最新CMが“泣ける”と話題になっています。

2020年3月からテレビや動画広告で放映されている第一生命の最新CM「幸せの道~行ってきます」編は、娘の成長と幸せをいつまでも見守り続けるお父さんの姿を描いたCMです。

そして、このCM作品をよりドラマチックで感動的なものとしているのが、“♪この道は~”ではじまる優しい女性の歌声です。

ズバリ、CM中にゆったりと流れるその楽曲のタイトルは、阿部芙蓉美(ふゆみ)さんの歌う『この道』。

いつかどこかで聞いたことがあるような懐かしさを感じるこの楽曲ですが、実は、これまでにたくさんの有名アーティストがカバーしてきた名曲なんです。

また、その選曲に込められた第一生命グループの想いとは?

今回は、第一生命グループの感動最新CMの楽曲『この道』について紹介します!

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『この道』が流れる第一生命最新CM「幸せの道~行ってきます」編

 

第一生命最新CM「幸せの道~行ってきます」編では、いつまでも娘の成長を見守る父親目線で描かれたCM作品です。

「行ってきます」と笑顔で家を出る幼稚園児だった娘
「行ってきます」とランドセルを背負いながら元気よく家を出る小学生だった娘
「行ってきます」とは言わなくなくなった思春期を迎えた娘
「行ってきます」と社会人になった娘は、「今日は遅くなる」と行って会社へ行きます。

そう、いつでも、お父さんは娘を見守っていました。

 

そして、結婚し門出を迎えた娘

バージンロードで娘を見送るお父さんに対して「行ってきます」と言う娘

「君の行く道が 幸せであることを ぼくはずっと願っています」…とお父さん。

さらに、そんな娘にも子供ができ、「ただいま、じいじ」と家に帰ってくる孫娘。

 

…なんとも感動的なストーリーですが、そのバックでゆったりと優しく流れる『この道』が相まって、涙腺崩壊とも言える映像作品に仕上がっているのです。

第一生命最新CMで流れる『この道』、実は10年前も

実は、第一生命は約10年前にも『この道』を起用し、CMを制作していました。

第一生命は、「この道」シリーズとして、音楽やテーマにこだわりCMを制作していたのです。

なんと、有名YouTuberの瀬戸弘司さんも回想シーンのお父さん役とナレーションで出演されているようです。

 

 

第一生命CMに起用されている楽曲『この道』、過去にはこんなアーティストもカバー!


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『この道』は、これまで多くのアーティストたちがカバーしてきた楽曲でもあります。

●美空ひばり
●EXILE ATSUSHI
●夏川りみ
●島谷ひとみ
●さだまさし
●由紀さおり・安田祥子
●ダ・カーポ
●宗次郎
●岩崎宏美
●大貫妙子
●米良美一

…意外にも、日本を代表するアーティストの面々!

この楽曲を聴いて、どこか“懐かしさ”を感じるのは、実際に、過去にどこかで聞いたことがあるから…という理由もあるでしょう。

いったい『この道』とは、誰の曲で、どんな意味が込められた楽曲なのでしょうか?

第一生命CMに起用されている楽曲『この道』の作詞・作曲者は?

多くの有名アーティストがカバーしてきた『この道』ですが、では、もともとは誰の曲なのでしょうか?

『この道』は、大正時代に発表された日本の童謡です。

作曲者は『赤とんぼ』などで知られる山田耕筰、作詞は天才詩人として知られる北原白秋によるものです。

 

小学校の教科書にも載るような偉大な人物2人によって生み出された『この道』は、日本の歌百選にも選ばれ、100年以上にも渡り日本人に歌い継がれた楽曲だったのです。

 


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その歌詞は、以下のとおり。

『この道』の歌詞

『この道』
作詞:北原白秋
作曲:山田耕筰

この道はいつかきた道
ああ そうだよ
あかしやの花が咲いてる

あの丘はいつか見た丘
ああ そうだよ
ほら 白い時計台だよ

この道はいつかきた道
ああ そうだよ
お母さまと馬車で行ったよ

あの雲もいつか見た雲
ああ そうだよ
山査子の枝も垂れてる

『この道』の歌詞の意味は?

『この道』の歌詞には、作詞者である北原白秋が、晩年、旅行で訪れた北海道(1番、2番)と、母の実家である熊本県南関町から柳川まで(3番、4番)を歩いている情景が込められています。

ちなみに、『この道』の背景にある北原白秋・山田耕筰の人生ストーリーは、俳優・大森南朋さんと、EXILE・AKIRAさんのダブル主演による作品『この道』として、2019年に映画化もされています。

大森南朋さんが北原白秋、AKIRAさんが山田耕筰を演じています。

 


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第一生命の音楽・エンターテイメントへの想い


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今回は、第一生命の最新CM「幸せの道~行ってきます」編で流れる楽曲『この道』について紹介しました。

ちなみに、今回紹介した業界No.2を誇る第一生命は、数ある保険会社の中でも、特に、音楽をはじめとするエンタテイトへのこだわり・想いを強く感じる保険会社なんです。

 

例えば、第一生命は、社会貢献活動の1つとして“モーツァルトの住家復元事業”を行っています。
1902年に創立された第一生命が、創立90周年の記念事業として、このプロジェクトに参画し支援を開始してから、すでに約30年が経過しようとしています。

モーツァルトの住家復元事業への支援をきっかけに、これまで展示イベントの開催、音楽ホールの第一生命ホールで記念コンサートなどを行ってきました。モーツァルトはご存知の通り、オーストリアの音楽家で、ベートーヴェンなどと並ぶ古典派音楽の代表です。グローバルに展開を図る第一生命らしい取り組み…かもしれません。

 

また、第一生命の名を冠したコンサートホール・第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人トリトン・アーツ・ネットワークの支援も行っています。
具体的には、オーケストラをはじめとする音楽・演奏活動を通じた社会貢献活動を行っているようですね。

 

さらに、もっとも知られるとことでは、第一生命は、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーのオフィシャルスポンサーとしても有名ですよね。ディズニーランド内にある会員制のレストラン・クラブ33は、招待者しか入れないスポンサーラウンジとして有名です。第一生命も、莫大なスポンサー費用を支払っていることが想像されますね…。

 

保険会社の本業ではないクリエイティブの側面…テレビCM・音楽・エンタテイメント支援といった側面から、その企業の特色に注目してもおもしろいかもしれません。

 

参考記事:保険会社の感動CM

それにしても、保険会社は、本当に感動的なCMを制作するのが上手ですよね。

例えば、生命保険会社の業界No.1・日本生命の最近のCMでは、小さな男の子を育てるシングルマザーのお母さんの日常風景を描いたCM作品や、亡くなったお父さんが成長していく娘をいつでも見守るというCM作品。

それぞれのCMに出演されていた女優の中村ゆりさん、清原果耶さんの演技力も相まって、ドラマのような“涙腺崩壊”の作品に仕上がっています。

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