小児がん闘病を経験した芸能人・有名人まとめ

当サイト『芸能人のがん闘病から学ぶ がん保険の教科書』では、がん闘病経験のある芸能人・有名人の方を数多く紹介してきましたが、その中には、10代、もしくはさらに幼い世代の方もいます。

幼くして困難と闘う子供たち、そして、それを献身的に支えるご家族の闘病エピソードからは、多くの学びを得ることができます。

また、惜しくも亡くなられた方たちからは、命の尊さ、命を失うことの悲しみ、そして人生を強く生きていくことの大切さを教えられます。

今回は、小児がん闘病を経験した芸能人・有名人の方たちを紹介いたします。

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小児がん闘病を経験した芸能人・有名人まとめ

(1)小児がん闘病を経験した芸能人・元AKB48増田有華さん


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タレントの増田有華さんは、まだ生まれて間もない2歳の頃に小児がんを患いました。

増田有華さんと言えば、AKB48や派生ユニットDiVAの一員としてAKB48黄金期の活躍を支えたメンバーのひとりです。

 

詳しい闘病の経緯等について、AKB48時代には多くは語られてきませんでしたが、卒業後に更新されたブログで、その壮絶な過去が明らかになりました。

小児がんにより先天性免疫不全になった増田さんは、自身のブログで、

正直、日々いろんなことがあって、汚ない物たちに塗れた日々を過ごしてた頃は、ベッドの上でこのままどこまでも沈んで埋れそうな程泣いて、死ぬ。と、凄い勢いで道路に飛び出そうとしたことがある。

と、自殺未遂にまで追い詰められたていたことも赤裸々に明かしました。

 

>>>増田有華さんの小児がん闘病について詳しく調べる<<<

(2)小児がん闘病を経験した芸能人・木村唯さん


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アイドル「花やしき少女歌劇団」のメンバーとして活動をしていた木村唯さんは、2015年10月14日、18才という若さでこの世を去りました。

 

木村唯さんが、がんを発症したのは2012年。木村さんが、ちょうど15才の誕生日を迎える中学生3年生の8月のことでした。

「右足が痛い」と訴えていた木村さんですが、検査の結果、筋肉などに悪性腫瘍ができる「横紋筋肉腫」(小児がんの一種)と判明。

木村さんは、がんの転移を防ぐため右足の切断手術を受けるか?抗がん剤治療を続けて少ない余命を送るか?…医師から決断を迫られることとなります。

 

まだ幼い木村さんが出した、その答えとは?

そして、ファンや仲間たちが待ちわびた花やしきのステージに、再び戻ってくることになった木村さんは…

 

>>>木村唯の小児がん闘病について詳しく調べる<<<

(3)愛娘が小児がんに…ヴィンス・ニールさん(モトリー・クルー)


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全世界で1億枚以上のセールスを誇るバンド「モトリー・クルー」のボーカリスト、ヴィンス・ニールさん。

ヴィンス・ニールさんの愛娘のスカイラーちゃんは、1995年、まだ4才になったばかりの頃に、小児がんの腎腫瘍の1つである「腎芽腫」を患っていることが発覚します。

スカイラーちゃんは、幼い年齢ながらも計6度にも渡る手術・化学療法・放射線治療などを受けましたが、1995年8月にこの世を去ってしまいました。

 

ヴィンス・ニールさんは、スカイラーちゃんが亡き後、「スカイラー・ニール・メモリアル基金」を設立し、小児がんをはじめ、子供たちの様々な病気への支援金を集める活動を行ってきました。

また、モトリー・クルーの自叙伝映画『The Dirt(ザ・ダート)』でも、愛娘を失ったヴィンス・ニールさんの苦悩と葛藤が描かれています。

 

>>>モトリー・クルーのヴィンス・ニール、インスタで小児がんで亡くした娘想い<<<

芸能人・有名人たちが闘病した「小児がん」とは?

それでは、今回紹介した芸能人・有名人の方たちが闘病した小児がんとは、どのような病気なのでしょうか?

(1)小児がんとは?

「小児がん」とは、小児(0歳~14歳)がかかる様々ながんの総称です。

 

現在、日本では年間2,000~2,500人の子どもが小児がんと診断されています。

 

主な小児がんは、
●白血病
●脳腫瘍
●神経芽腫(しんけいがしゅ)
●リンパ腫
●腎腫瘍(腎芽腫(じんがしゅ)、ウィルムス腫瘍)
…など。

白血病・リンパ腫を除くと、どれも大人では希少な癌(がん)ばかりです。胃がんや肺がんといった癌は、子供にはみられないのも特徴です。

 

白血病血液のがんです。小児がんのうち約40%を占めます。
脳腫瘍頭蓋骨(ずがいこつ)の中にできた腫瘍です。白血病に次いで多く、小児がんの約20%を占めます。子どもに多い脳腫瘍はグリオーマ(神経膠腫(しんけいこうしゅ))、胚(はい)細胞腫瘍、髄芽腫(ずいがしゅ)などです。
神経芽腫交感神経のもとになる細胞から発生する腫瘍です。腎臓の上にある副腎や交感神経節(背骨のわき)などから発生します。
リンパ腫リンパ節、脾臓(ひぞう)、骨髄(こつずい)など、細菌やウイルスの排除などの免疫機能をつかさどるリンパ組織から発生するがんです。リンパ組織は全身に及んでいることから、全身のあらゆる部位に発生する可能性があります。
ウィルムス腫瘍(腎芽腫)子どもの腎臓にできる腫瘍です。胎児期にある程度大きくなり、ほとんどが乳幼児期に発症します。

 

(2)小児がんの治療

小児がんは発見が難しく、がんの増殖も速いとされています。

しかし、成人のがんに比べて化学療法や放射線療法に対する効果が極めて高いのも特徴です。

小児がんは、以前は『不治の病』とされてきましたが、ここ数十年の医療の進歩により、現在では70~80%が治るようになってきたとされています。

画像・引用元:国立がん研究センター がん情報サ―ビス

参考:AYA世代とは?若くして癌(がん)闘病を経験した芸能人・有名人まとめ

 

今回は、小児がん闘病の経験のある有名人・芸能人、また、そのご家族を紹介しました。

また、小児がんは、0歳~14歳がかかる癌(がん)ですが、芸能人・有名人の中には、15歳以上の若い年代でがん闘病を経験された方もいます。

記憶の新しいところでは、2019年2月、競泳女子日本代表の池江璃花子さんが白血病を公表し、世間に大きな衝撃を与えました。

 

一般的に15歳~39歳までのがん患者の方は、“AYA世代”と呼ばれています。

AYA世代は、思春期・若年成人を意味する「AYA」という言葉の通り、進学・就労・恋愛・結婚・出産などライフステージが大きく変化する年代です。

そのため、学校や職場に通いながら治療を行うことができるのか?今後の出産や子育てに影響が出ないか?…といった悩みや不安など、肉体的な負担だけでなく、精神的な苦労・ストレスを抱える要素が多くあることも特徴です。

 

以下のリンク先では、AYA世代の若くして癌(がん)闘病を経験した芸能人・有名人の方を紹介しています。

 

AYA世代とは?若くして癌(がん)闘病を経験した芸能人・有名人まとめ