膀胱がん闘病した芸能人・有名人たちまとめ
今回は、膀胱(ぼうこう)がんを経験した芸能人・有名人の方を紹介します。
膀胱がんは、男女とも60歳代から膀胱がんになるリスクが高くなり、特に男性は、女性の4倍にもなるとされています。
今回は、芸能人・有名人の方たちのがん闘病に関する情報をきっかけに、少しでも癌やその備えに関する興味を持っていただけたら幸いです。
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目次
膀胱がん闘病した芸能人・有名人たち
小倉智昭
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小倉智昭さんは、2016年、68歳のときに膀胱がんが発覚しました。
小倉さんと言えば、朝の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ)に出演し、朝の顔として活躍されているフリーアナウンサーです。
『とくダネ!』の番組内で自身のがん、そして一時休養をとることを発表し、話題にもなりました。
発見された癌は、初期段階の膀胱がんでしたが、その後、“転移しやすい”タイプのがんだったそうです。
医師からは、膀胱の全摘出を勧められたそうですが、小倉さんが出した答えとは…?
また、小倉さんの気になる現在は?
竹原慎二
元プロボクサーでタレントの竹原慎二さんは、2014年、42才のときに膀胱がんが発覚しました。
竹原さんと言えば、ボクサー時代、日本人で初めてミドル級世界王座を獲得。
引退後は、バラエティ番組『ガチンコ!』(TBS)のファイトクラブの企画に出演し、お茶の間の人気者になりました。
竹原さんは、後に『見落とされた癌』という衝撃的なタイトルの著書を発表していますが、がんという検査結果が出ていたのにも関わらず放置されてしまったといいます。
発見された時には、リンパ節への転移も見つかるほど悪化し、最も進行が進んだ”ステージ4″という診断を受けてしまいます。
がんが見落とされてしまった経緯とは?また、竹原さんの気になる現在は?
芸能人・有名人たちが闘病した「膀胱がん」とは?
それでは、芸能人・有名人たちが闘病した「膀胱がん」とは、どんな病気なのでしょうか?
以下は、がん研究の権威・国立がん研究センターホームページ(https://ganjoho.jp/)からの参考・引用です。
●そもそも「膀胱」って?
そもそも膀胱は、骨盤内にある臓器です。
腎臓でつくられた尿が腎盂(じんう)、尿管を経由して運ばれた後、一時的に貯留する役割を果たしています。
そして、尿が漏れ出ないよう一時的にためる働き(蓄尿機能)と、ある程度の尿がたまると尿意を感じ尿を排出する働き(排尿機能)があります。
●「膀胱がん」とは?
膀胱がんは、尿路上皮が、がん化することによって引き起こされます。
日本における膀胱がんの罹患率(膀胱がんにかかる割合)は、10万人あたり16.1人(2012年全国推計値)。
膀胱がんの罹患数は、推定で2万1,300人(男性:16,300人、女性:5,000人)と報告されています。(2015年)
男女とも60歳代から膀胱がんになるリスクが高くなり、特に男性は、女性の4倍にもなります。
膀胱がんは、(1)筋層非浸潤性がん、(2)筋層浸潤性がん、(3)転移性がんの3つのタイプに分類されます。
小倉智昭さんが患ったのは、(2)筋層浸潤性がんのタイプ。
このタイプの膀胱がんは、膀胱の筋層に浸潤し、膀胱壁を貫いて、壁外の組織へ浸潤したり、リンパ節や肺や骨に転移を来す危険性があります。
●「膀胱がん」の症状は?
膀胱がんの一般的な症状は、赤色や茶色の尿、つまり血尿が出ることです。
小倉さんも、まさに少量の血尿をきっかけに即検査を受け、膀胱がんを発見することができました。
他にも、頻尿、排尿時痛、下腹部の痛みなどがあることもあり、これらの症状は膀胱炎とも非常に似ています。
さらに、膀胱がんが広がり尿管口を閉塞するようになると、尿の流れが妨げられ尿管や腎盂が拡張し、背中の鈍痛(背部痛)を感じることもあります。
いずれにしても、症状があればすぐに医療機関で受診を行い、早期に治療する必要があります。
●「膀胱がん」の原因は?
膀胱がんになる原因は様々あるとされていますが、確立されたリスク要因の1つは、「喫煙」と言われています。
男性の50%以上、女性では約30%の膀胱がんが、喫煙のために発生すると報告されています。
他にも、危険物質にさらされる職業やフェナセチン含有鎮痛剤、シクロフォスファミド、骨盤内臓器に対する放射線治療の際の膀胱への被曝などが挙げられています。
参考・引用:国立がん研究センター情報サービス
参考:がんの治療費はどれくらい?
ところで、がんの治療費は、以下のような大きな金額がかかるとされています。
●乳がん:約55万円
●子宮がん:約60万円
●胃がん:約61万円
●肺がん:約65万円
●直腸がん:約71万円
●肝がん:約59万円
出典:厚生労働省 平成28年度 医療給付実態調査
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