小倉智昭さんの膀胱がん闘病…現在は?

小倉智昭さん(71)は、2016年、68歳のときに膀胱がんが発覚しました。

小倉さんと言えば、朝の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ)に出演し、朝の顔として活躍されているフリーアナウンサーです。

近年では、小倉さんの番組内での発言が注目され、たびたび話題になるなど、芸能界のご意見番としても注目を集めています。

今回は、そんな小倉智昭さんの膀胱がん闘病の経緯についてご紹介します。

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小倉智昭さんのプロフィール

 

小倉 智昭(おぐら ともあき)
●出身地:秋田県秋田市
●生年月日:1947年5月25日(71歳)
●血液型:B型
●学歴:獨協大学外国語学部フランス語学科卒
●所属事務所:オールラウンド

 

小倉さんのアナウンサーとしてのキャリアは、東京12チャンネル(現:テレビ東京)からスタートしました。

その後、競馬中継の実況アナウンサーとして大活躍したことをきっかけに、フリーアナウンサーとして大橋巨泉事務所(現:オーケープロダクション)に所属。

『小川宏ショー』のリポーター、『アイ・アイゲーム』(フジテレビ)や『世界まるごとHOWマッチ』(毎日放送)のナレーションを務めるなど、タレントアナウンサーとして活躍しました。

 

また、『小倉智昭の夕焼けアタックル』(文化放送)をはじめ、ラジオパーソナリティとしての才能も世間から支持を集めた、徐々にテレビ番組の司会者の仕事のオファーも増えていきます。

1993年からメイン司会者を務めていた代表的なワイドショー番組『どうーなってるの?!』(フジテレビ)で、小倉さんを知ったという方も多いのではないでしょうか。

そして、1999年には、現在も続く『とくダネ!』(フジテレビ)がスタートし、司会者としての地位を確固たるものとしました。

小倉智昭さんの膀胱がん闘病の経緯

●2015年
・年末頃、少量の血尿があったことをきっかけに検査を行い、膀胱がんが発覚。

●2016年
・5月13日、司会を務める『とくダネ!』で、初期の膀胱がんであることを自ら公表し、1週間の休養をとることを発表。
・5月17日、内視鏡による手術を行い、21日に退院。
・5月23日には、『とくダネ!』への復帰を果たす。
・10月16日、『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~』(BS朝日)でのインタビューで、点滴による遺伝子治療を受けていることを明かした。

●2017年
・『ごごナマ』( NHK)に出演した際、膀胱がんが転移しやすい浸潤がんだったことを明かし、現在も毎週病院に通い、毎月検査を受けていることを明かした。

小倉さんは、37歳時に糖尿病を患ったことを機に、体調の変化にはとても敏感になっていたそうです。
2015年末に、少量の血尿を見つけた時は、即病院に検査に行ったと言います。
そのため、幸いにして膀胱がんは初期段階で発見されることになりました。

しかし、膀胱がんは初期段階だったものの、“浸潤がん”と呼ばれる転移しやすいタイプの癌だったため、医師からは精巣から前立腺から膀胱の周りの臓器など幹部の全摘出を勧めらたそうです。

小倉さんは、全摘出による手術は拒否。内視鏡による手術を決断しました。

小倉智昭さんが闘病した「膀胱がん」とは?

では、小倉智昭さんが闘病した「膀胱がん」とは、どんな病気なのでしょうか?

1.そもそも「膀胱」って?

そもそも膀胱は、骨盤内にある臓器です。

腎臓でつくられた尿が腎盂(じんう)、尿管を経由して運ばれた後、一時的に貯留する役割を果たしています。

そして、尿が漏れ出ないよう一時的にためる働き(蓄尿機能)と、ある程度の尿がたまると尿意を感じ尿を排出する働き(排尿機能)があります。

2.「膀胱がん」とは?

膀胱がんは、尿路上皮が、がん化することによって引き起こされます。

日本における膀胱がんの罹患率(膀胱がんにかかる割合)は、10万人あたり16.1人(2012年全国推計値)。

膀胱がんの罹患数は、推定で2万1,300人(男性:16,300人、女性:5,000人)と報告されています。(2015年)

男女とも60歳代から膀胱がんになるリスクが高くなり、特に男性は、女性の4倍にもなります。

膀胱がんは、(1)筋層非浸潤性がん、(2)筋層浸潤性がん、(3)転移性がんの3つのタイプに分類されます。

小倉智昭さんが患ったのは、(2)筋層浸潤性がんのタイプ。

このタイプの膀胱がんは、膀胱の筋層に浸潤し、膀胱壁を貫いて、壁外の組織へ浸潤したり、リンパ節や肺や骨に転移を来す危険性があります。

3.「膀胱がん」の症状は?

膀胱がんの一般的な症状は、赤色や茶色の尿、つまり血尿が出ることです。小倉さんも、まさに少量の血尿をきっかけに即検査を受け、膀胱がんを発見することができました。

他にも、頻尿、排尿時痛、下腹部の痛みなどがあることもあり、これらの症状は膀胱炎とも非常に似ています。

さらに、膀胱がんが広がり尿管口を閉塞するようになると、尿の流れが妨げられ尿管や腎盂が拡張し、背中の鈍痛(背部痛)を感じることもあります。

いずれにしても、症状があればすぐに医療機関で受診を行い、早期に治療する必要があります。

4.「膀胱がん」の原因は?

膀胱がんになる原因は様々あるとされていますが、確立されたリスク要因の1つは、「喫煙」と言われています。

男性の50%以上、女性では約30%の膀胱がんが、喫煙のために発生すると報告されています。

他にも、危険物質にさらされる職業やフェナセチン含有鎮痛剤、シクロフォスファミド、骨盤内臓器に対する放射線治療の際の膀胱への被曝などが挙げられています。

引用:国立がん研究センター情報サービス

小倉智昭さんの膀胱がん、現在は?

小倉智昭さんは、2018年現在、71歳。

2016年に患った膀胱がんは、“転移しやすい”とも言われていたようですが、手術をして以来、現在に至るまで転移や再発はないそうです。

芸能活動もこれまでと大きな変化はなく、『とくダネ!』と『恋するクラシック』(BS日テレ)にレギュラー出演しています。

 

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