忌野清志郎さん、咽頭がん闘病の経緯

忌野清志郎さんは、2009年5月、58才のとき、咽頭がんによる”がん性リンパ管症”のためこの世を去りました。

忌野清志郎さんと言えば、バンド・RCサクセションやソロボーカリストとして日本の音楽シーンを牽引してきたロック界のカリスマでした。

そんな忌野清志郎さんを襲った癌(がん)は、皮肉にも、声帯にも大きく影響を与えかねない”咽頭がん”でした。

今回は、忌野清志郎さんの癌(がん)闘病の経緯、そして咽頭がんについて紹介します。

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咽頭がん闘病した忌野清志郎さんのプロフィール


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●生年月日:1951年4月2日
●出身地:東京都中野区

RCサクセション結成、そして時代の寵児へ…

忌野さんは、中学生時代、エレキギターブームの影響を受け、ベンチャーズのコピーバンドを結成し、音楽を始めます。その後、同級生の小林和生さん、破廉ケンチさんと共にRCサクセションの前身となるバンド・「ザ・クローバー」を結成。

そして、1968年、忌野さんが高校生の時に、バンド「R.C.サクセション」を結成。R.C.サクセションは、1969年、TBSテレビ「ヤング720」のオーディションに合格し、翌年、『宝くじは買わない』で東芝音工よりデビューを果たしました。1972年にリリースされた『ぼくの好きな先生』がヒットし知名度を獲得すると、レギュラー番組に出演するなど、活動の場を広げてきました。

しかし、その後は、CDが売れず、事務所やレコード会社の移籍、メンバー脱退を繰り返すなどの苦境を経験。

忌野さんがメディアで大きく活躍するきっかけとなったのは、1980年に発売されたシングル『雨あがりの夜空に』『トランジスタ・ラジオ』、アルバム『RHAPSODY』のヒット。
時代の寵児として取り上げられるようになりました。


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さらに、1982年には、YMOの坂本龍一さんとのコラボレーションによってリリースされた『い・け・な・いルージュマジック』が大ヒット。

以降、忌野さんは、RCサクセションとしての活動のかたわらで、数多くのユニットへの参加や楽曲提供などを行い、音楽的な地位を不動のものとしていきました。


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参考:地味変(公式ホームページ)より

忌野清志郎さん、咽頭がん闘病の経緯

忌野さんは、2006年7月、55才のときに喉頭がんの診断を受けます。
忌野さんは、治療に専念するため、音楽活動をすべて休止することを発表しました。

咽頭がんは、手術によって声帯に大きく影響を与える可能性がある…つまり、ボーカリストの命である声が出なくなってしまうことから、忌野さんは、摘出手術ではなく、放射線治療や抗がん剤による治療を選択。

入院から2週間が経過すると代替医療へと治療法を変更したとされています。

 

一通りの治療を終えた忌野さんは、2007年に復帰し、活動を徐々に再開。
2008年2月には、日本武道館にて『忌野清志郎 完全復活祭』を開催し、本格的な活動を再開させました。


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しかし、2008年7月、左腸骨にがんが転移していることが判明し、再びライブ活動を休止。ライブ活動の休止期間中は、治療に専念しながらも、楽曲提供、レコーディングへ参加、ライブへの飛び入り参加などの活動を続けていました。

そして、2009年5月1日に容態が急変。翌日5月2日、癌性リンパ管症のため、都内病院で亡くなりました。


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忌野清志郎さんが闘病した「咽頭がん」とは?

それでは、清志郎さんが闘病した「咽頭がん」とはどのような病気なのでしょうか?

また、忌野さんが亡くなる直接のきっかけとなった”がん性リンパ管症”とは、どのような病気なのでしょう?

咽頭がん

以下は、がん研究の権威・がん研有明病院のホームページ(https://www.jfcr.or.jp/)からの引用です。

咽頭がんとは?
咽頭とは鼻の奥から食道に至るまでの食物や空気の通り道です。咽頭は上・中・下の3つの部位に分けられ、各部位にがんができるとそれぞれ上咽頭(じょういんとう)がん、中咽頭(ちゅういんとう)がん、下咽頭(かいんとう)がんという診断となります。扁桃腺や舌根は中咽頭に含まれます。

症状
初期にはのどの違和感、軽い痛み程度で強い症状がないことも少なくありません。がんが大きくなれば食事の通りにくさや息苦しさが出現します。また頸部リンパ節への転移を首のしこりとして自覚して初めて分かる場合もあります。

上咽頭がんの場合耳と鼻をつなぐ管(耳管)が閉塞し片側の耳閉感(耳のつまった感じ)や鼻づまり、鼻血で見つかる場合もあります。
中咽頭がんの場合片側の扁桃腺が腫れていることで気がつくこともあります。
下咽頭がんの場合は声がかすれる症状が出ることもあります

画像・引用:がん研有明病院 がん研有明病院の咽頭がん診療の特徴

がん性リンパ管症

続いて、忌野さんが亡くなる直接のきっかけとなった”がん性リンパ管症”について。

以下は、がん研究の権威・国立がん研究センター がん情報サービス(https://ganjoho.jp/)からの引用です。

がん性リンパ管症(がんせいりんぱかんしょう)

がん細胞がリンパ管に入り込み、増殖したためリンパ管がふさがれてリンパの流れが妨げられている状態。
肺のがん性リンパ管症では呼吸困難感などの症状があらわれます。

引用:国立がん研究センター がん情報サービス

 

参考:咽頭癌(がん)になった芸能人・有名人まとめ

忌野さんが闘病した咽頭がんは、声帯に大きな影響を与えかねない病気として知られています。

しかし、皮肉にも、咽頭がんになる有名人の方の中には、忌野さんのように、声を武器とするミュージシャンやアーティストが多いことをご存知でしょうか?

これまで、ミュージシャンのつんく♂さん、坂本龍一さん、笑点の林家木久扇さん、俳優の村野武範さんなど、声を武器としてお仕事をされている方たちばかりなのです。

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