カンニング中島忠幸さん、白血病の闘病記が泣ける


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お笑いコンビ「カンニング」の中島忠幸さん(享年35歳)は、2006年12月20日、急性リンパ性白血病によりこの世を去りました。

カンニングと言えば、“キレ芸”で有名な竹山隆範さん(48)と、その竹山さんをなだめる相方・中島忠幸さんのコンビとして知られていました。

約2年間にわたる白血病との闘いを記録した中島忠幸さんの闘病記「家族のたからもの―夫・カンニング中島が遺した最期の日記」では、中島さんやそのご家族の想いが記されています。

今回は、カンニング中島忠幸さんの急性リンパ性白血病の経緯、そして、中島さんが闘病した「急性リンパ性白血病」についても紹介します。

闘病記が泣ける!カンニング中島忠幸さんのプロフィール


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●名前:中島忠幸(なかじま ただゆき)
●生年月日:1971年6月14日
●出身地:福岡県福岡市
●所属:サンミュージック

闘病記が泣ける!カンニング中島忠幸さんの経歴

カンニングの中島忠幸さんは、地元・福岡の高校中退後、上京。上京後、1992年、中島さんが21歳の頃、小学校・中学校時代の同級生だった竹山隆範さんからの誘いで、お笑いコンビ・カンニングを結成しました。

カンニングは、渡辺プロダクションを経て、サンミュージック企画など大手芸能プロダクションに所属しましたが、すぐにはブレイクしませんでした。

 

その後、2001年に出演した深夜のバラエティ番組『虎の門』(テレビ朝日)をきっかけに、『爆笑オンエアバトル』(NHK)、『めちゃ2イケてるッ!』(フジテレビ)などにも出演し、徐々にメディアへの出演機会を増やしていきました。

2004年には、すでに結成10年を超えて出られなかった「第4回M-1グランプリ」や『笑いの金メダル』(テレビ朝日系)に、覆面をして「とんこつなんこつ」のコンビ名で出場するなど、話題を呼び、一躍有名お笑いコンビとなりました。

 

また、中島さんは、2004年4月に奥様・真奈美さんと結婚し、さらに同年9月には、長男が誕生しました。

カンニング中島忠幸さん、白血病の闘病記


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カンニングのブレイク、プライベートでは結婚長男の誕生…と、カンニング中島さんにとって2004年は特別な1年となりました。

しかし、その矢先の2004年12月、中島忠幸さんは体調不良に見舞われます。

検査入院の結果、中島さんは「急性リンパ性白血病」の診断を受けました。

休業を余儀なくされた中島さんは、2005年1月に病気を公表し、休業期間に入りました。

 

『エンタの神様』(日本テレビ/2005年1月22日放送)(日本テレビ)では、相方のカンニング竹山さんが、番組収録中、一時退院していた中島さんへ突然電話をかけ、中島さんは声のみ出演。

この出演が、中島さん最後のテレビ出演となりました。

 

中島さんの闘病中、相方の竹山さんは一人で活動を行っていましたが、竹山さんは自身の出演料を2人分に分けて、中島さんの分を治療費の一部に充てていたことも後に明かされています。

2006年1月には臍帯血移植を受け、一時は復帰も望まれた中島さんでしたが、その後、風邪によりウイルス性肺炎を併発してしまいます。

そして、2006年12月20日、惜しくも中島さんはこの世を去りました。

カンニング中島忠幸さんが闘病した「急性リンパ性白血病」とは?

今回は、お笑いコンビ・カンニングの中島忠幸さんの急性リンパ性白血病の闘病の経緯を紹介しました。

ところで、中島さんが闘病した「急性リンパ性白血病」とはどのような病気なのでしょうか?

カンニング中島さんだけじゃない!「急性リンパ性白血病」闘病した芸能人

 

中島さんと同じく、この急性リンパ性白血病の闘病経験のある芸能人の方たちがいます。

記憶に新しいところでは、元フジテレビアナウンサーの大塚範一さん、タレントの友寄蓮さんなどがこの急性リンパ性白血病を経験されています。

友寄蓮さんは、闘病を経て、現在ではタレント活動を精力的に行っていますが、大塚アナウンサーは現在も闘病中とされています。

大塚範一さんさんの急性リンパ性白血病の闘病経緯を詳しく調べる

友寄蓮さんの急性リンパ性白血病の闘病経緯を詳しく調べる

カンニング中島さんが闘病した「急性リンパ性白血病」とは?

そもそも「白血病」とは、血液のがんのことです。

カンニング中島さんが闘病中に手紙で交流をしていたという歌手・本田美奈子さんも、この白血病により2005年11月にこの世を去りました。

※本田美奈子さんは、急性骨髄性白血病。
(☞本田美奈子さんの急性骨髄性白血病の闘病経緯を詳しく調べる


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カンニング中島さん・本田美奈子さんをはじめ、多くの有名人も闘病した、この「白血病」は、大別すると「急性」(がん化した細胞が急速に増殖する)と「慢性」(がん化した細胞がゆっくりと増殖する)があります。

一般的に、「急性」は週単位~月単位で速く進行し、「慢性」は年単位でゆっくり進行するとされています。

この急性白血病は、倦怠感・動悸・息切れといった貧血に伴う症状、肺炎・敗血症といった感染症に伴う発熱、また、血小板減少に伴う出血傾向などの症状があると言います。

 

また、その細胞が、骨髄性なのかリンパ性なのかによって『骨髄性白血病』『リンパ性白血病』とに分かれます。

骨髄中の白血病細胞の割合が25%以上であれば、カンニング中島さん・友寄連さん・大塚範一アナウンサーが闘病した『急性リンパ性白血病』と診断されます。

この『急性リンパ性白血病』は、主に6歳以下の小児に多く、また、成人の1年間の発症率は約10万人に1人程度と言われています。

引用元:国立がん研究センター 情報サービスより

カンニング中島忠幸さんの闘病の末…相方を失った竹山さんの現在は?


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中島忠幸さんが2006年末にこの世を去り、早くも13年が経過しました。

相方の竹山隆範さんは、中島さんとのコンビだったことの証を胸に、現在でも「カンニング竹山」という芸名で活動を続けています。

“キレ芸”で知られる竹山さんですが、メディアのインタビューなどでは今でも中島さんとのエピソードが披露されるなど、竹山さんの中島さんへの愛が伝わってきますね。