相島一之さん、希少がんGIST(消化管間質腫瘍)闘病の経緯…現在は?

俳優の相島一之さん(57)は、2008年、46才のときに希少がんの一種・GIST(ジスト/消化管間質腫瘍)を発症しました。

相島一之さんと言えば、1990年代の半ばから現在まで様々なドラマや映画に出演。

毎回少しクセのある役柄で登場し、現在も名バイプレイヤーぶりを発揮しています。

今回は、そんな相島一之さんの希少がん闘病の経緯、そして気になる現在について紹介します!

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希少がん闘病した相島一之さんのプロフィール


画像:所属事務所ホームページより

●名前:相島一之(あいじま かずゆき)
●生年月日:1961年11月30日
●出身地:埼玉県熊谷市
●特技:剣道二段
●最終学歴:立教大学法学部法学科卒業
●所属事務所:藤賀事務所
●主な出演作品:
・テレビドラマ
『ドク』(1996年)… 朴昌兼役
『竜馬におまかせ!』(1996年)…黒駒の勝蔵役
『ショムニ』シリーズ(1998年~2003年)三田村英二役
『新選組!』(2004年)…新見錦役
『JIN-仁-』(2009年、2011年)…多紀元琰役

・映画
『12人の優しい日本人』(1991年)…陪審員2号役
『ステキな金縛り』(2011年)…漆原森太郎役

相島一之さん、希少がん・GIST(消化管間質腫瘍)闘病の経緯

相島一之さん(57)は、2008年、46才のときに希少がんの一種であるGIST(ジスト/消化管間質腫瘍)を発症しました。

発見のきっかけは、腰痛や排便の異常から。なかなか便が出ないことや、便に血が混じっていることから医師の検査を受けたところ、直腸に直系10㎝ほどの大きさの腫瘍があることが判明しました。

詳しい診断の結果、2008年4月に発症事例の少ない希少がんの一種・消化管間質腫瘍(GIST)を患っていると診断を受けました。

 

GISTの治療方法は、まずグリベックという薬を服用することで腫瘍を小さくして、その上で腹腔鏡下手術で腫瘍を摘出するという方法。薬の副作用などはややあったものの、腫瘍はしだいに小さくなり、腰痛もおさまり、2008年8月には摘出手術を受けることとなりました。

そして、手術によって長さ20㎝ほどの直腸は全て切除。肛門の筋肉も約4分の1を切除し、S状結腸が直接肛門に繋がれました。

また、肛門は残せることができた相島さんでしたが、仮設の人工肛門を取り付ける必要があり、大掛かりな手術を受けることとなになったといいます。

 

以下は、手術から4年が経過した2012年に更新された相島一之さんのブログです。

あいじま ちょーブルーです。最悪骨盤内全摘出もあると言われました!!!

でもそこからが本当に運が良かった…

検査の結果 GIST であると判明、転移も浸潤もなし。グリペックという特効薬を試してみたら効いた!!!しかも抗がん剤の副作用で苦しむ患者さんが多い中、あいじまは薬を服用しながら日常生活が送れました!

そして、薬を4ヶ月服用し10cmを4cm(ピンポン球!)にして開腹手術ではなく腹腔鏡手術で腫瘍を摘出しました!!!

そしてそして、手術してくださった先生が本当に名医でした。そのおかげであいじま 人工肛門でなく自分の肛門でウンコできます!

今年の夏で手術からまる4年になります。

病気が病気だけに油断はできませんが、あいじま 本当に皆に感謝です。

 

(引用:あいじまの病気のこと

相島一之さんが闘病した「消化管間質腫瘍(GIST)」とは?

相島一之さんが闘病したGISTは、“希少がん“と呼ばれる発症事例の少ない癌の一種です。

では、GISTとは、どのような病気なのでしょうか?

以下は、がん研究の権威・国立がん研究センター ホームページ(https://www.ncc.go.jp/)からの引用です。

GIST(消化管間質腫瘍)について
GIST(ジスト:Gastrointestinal Stromal Tumor)は、胃や腸の消化管壁の粘膜下にある未熟な間葉系細胞に由来する「肉腫」の一種とされ、いわゆる「がん」とは異なります。
消化管粘膜下にできる腫瘍はGISTだけとは限らず、良性の平滑筋腫、神経鞘腫や悪性の平滑筋肉腫などもあります。

GISTの発症率は年間に10万人に対して1人から2人くらいとされ、まれな腫瘍です。
発症には男女差がなく、胃に最も多く見られ、序で小腸、その他の消化管になります。
殆どの年齢層に見られますが、中高年に好発(60歳代でピーク)します。

症状について
吐き気や腹痛、下血・吐血やそれに伴う貧血などが起こることがあります。
他の病気でもあらわれる症状ばかりで、GIST特有の自覚できる症状は特にありません。
腫瘍が大きくなってからでないと症状が出ないため、発見が遅れることがしばしばみられます。

引用:国立がん研究センター 希少がんセンターHPより

希少がん闘病した相島一之さん、現在は?再発はない?

2008年に腫瘍の摘出手術を行った相島一之さんですが、あれから10年以上が経過した現在の状況はどうでしょうか?

2019年10月現在、相島一之さんはなんと57才!

幸い、その後、がんの再発などはないようです。

 

そして、現在もドラマや映画に精力的に出演。

 

また、俳優としての活動のかたわら、バンドでの音楽活動も行っているようです。

 

相島一之さん、お元気そうで何よりです。

今後も相島さんの名バイプレイヤーとしての末永い活躍を期待したいですね!

参考:がんの治療費はどれくらい?

ところで、がんの治療費は、以下のような大きな金額がかかるとされています。

●乳がん:約55万円
●子宮がん:約60万円
●胃がん:約61万円
●肺がん:約65万円
●直腸がん:約71万円
●肝がん:約59万円
出典:厚生労働省 平成28年度 医療給付実態調査

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