阪神・横田慎太郎選手、脳腫瘍と闘いながらも引退…今後は?

プロ野球・阪神タイガースの横田慎太郎選手(24)が、2019年9月22日、記者会見を行い引退を発表しました。

横田慎太郎選手と言えば、鹿児島実業高校時代は4番でエースを務め、2013年にドラフト2位で阪神タイガースへ入団。

1年目のウエスタンリーグでは、1試合3本塁打を記録するなど活躍が大いに期待されていましたが、2017年、横田選手を突然の病魔が襲います。

今回は、横田慎太郎選手の脳腫瘍の闘病の経緯、そして気になる横田選手の今後について紹介します!
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引退を発表した阪神・横田慎太郎選手のプロフィール


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●名前:横田 慎太郎(よこた しんたろう)
●ポジション:外野手
●生年月日:1995年6月9日
●身長/体重:187cm、94kg
●出身地:鹿児島県日置市
●出身校:鹿児島実業高等学校
●プロ入り:2013年ドラフト2位
●通算成績(2016年のみ):
・出場試合数:38試合
・20安打
・0本塁打
・4打点
・4盗塁
・打率.190

横田慎太郎選手は、高校時代、名門の鹿児島実業高校で活躍。1年生の時から4番打者を務め、高校通算29本塁打を記録。3年生の時からは投手も務め、140km/hを超える速球を武器にエースとして活躍しました。

2013年、ドラフト2位で阪神タイガースへ入団すると、横田選手と同じ左打ちの外野手・桧山進次郎選手が使用していた背番号「24」を引き継ぎます。

大いに活躍が期待された横田選手は、期待通り、1年目のウエスタンリーグでは、1試合3本塁打を記録するなど大活躍を見せます。

そして、打撃が評価された横田選手は、2016年、ついに一軍の開幕戦からスタメン出場を果たしました。

阪神・横田慎太郎選手、脳腫瘍の闘病経緯


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2016年シーズンは、一軍の開幕戦からスタメン出場を果たしたものの、5月以降は不振にあえぎ2軍に降格。

2軍のウエスタンリーグでは、79試合に出場し、打率.261、5本塁打、35打点、15盗塁をマーク。

4番打者としても出場を果たしました。

 

しかし、一軍での活躍が期待された2017年のキャンプ中、横田選手は、原因不明の頭痛に襲われるようになり、止む無くチームから離脱することになりました。

検査の結果、「脳腫瘍」の診断を受けた横田選手は、半年間、闘病生活を余儀なくされました。

2017年9月に脳腫瘍からの復帰すると、11月には育成選手契約となり、背番号も「24」から「124」へと変更になりました。

 

ちなみに阪神タイガースの背番号「24」は、現在、使われていません。

チームは、横田選手のいつかやってくる復帰の日を願い、横田選手のために背番号「24」を空けておいたそうです。

なんともステキな話ですね!

阪神・横田慎太郎選手、脳腫瘍闘病の末、引退決意

2018年3月からはキャンプに参加し、1軍への復帰を目指していた横田慎太郎選手。

しかし、実戦への出場は叶わず、2019年9月22日、記者会見を行い引退を発表しました。

記者会見では、「自分で打った打球がまったく見えず、ピッチャーが投げた球も二重に見えたり、守備にもボールが二重で飛んできたり」と、復帰後も脳腫瘍の後遺症に苦しめられていたことを告白。

 

そして、「来シーズンも続けるのは、厳しいかと思いました」と決意をした横田選手。

「2年間半、すごく苦しかったですけど。自分が野球をやりたいと思ってした決断なので、全く後悔はありません」と思いを伝えました。

 

そもそも体調が悪くなくても、ちょっとした変化で結果に大きな影響を受けてしまうプロ野球の世界。

命をも落としかねない可能性のある脳腫瘍という病気と闘いながらプロ生活を続けることは、決して容易ではありません。

困難と闘い続けた横田慎太郎選手の強い想いと、熱い姿勢に、多くのプロ野球ファンが心を打たれたことでしょう。

脳腫瘍の阪神・横田慎太郎選手、今後は?


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現役引退を発表した横田慎太郎選手ですが、今後はどのような活動をされるのでしょうか?

記者会見では、「球団の方からも話をもらっています」とコメント。

阪神タイガースの球団に関わる仕事でオファーがあることを明かしました。

しかし、横田選手は、「しっかりと考えて、決断したいと思っています」ともコメント。

 

まだまだ24才という若さなので、その可能性はこれから。

横田選手がどのような道に進むにせよ、横田選手が与えてくれた感動や影響は、ファンにとって決して忘れられるものではありません。

 

 

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阪神・横田慎太郎選手を襲った「脳腫瘍」…過去にはあの選手も!

今回は、横田慎太郎選手の脳腫瘍の闘病の経緯について紹介しました。

ところで、横田選手を襲った「脳腫瘍」とはどのような病気なのでしょうか?

この「脳腫瘍」は、頭蓋骨の内側にある脳の部分にできる腫瘍のことで、その発生率は1万人に1人くらいの割合と言われています。

 

かつては、同じくプロ野球選手の故・津田恒美選手、故・盛田幸妃選手が、「悪性脳腫瘍」で亡くなっています。

また、関ジャニ∞の安田章大さんが脳腫瘍の一種「髄膜腫」という病気を患っていたことも話題になりました。

▶参考記事:「関ジャ二∞安田章大が闘病した「脳髄腫」とは?癌(がん)とは違う?」

▶参考記事:「広島カープ・津田恒美さん、悪性脳腫瘍の闘病経緯」

▶参考記事:「奇跡の復活を果たすも…プロ野球選手・盛田幸妃さんのがん闘病経緯」

 

さらに、病気による引退と言えば、先日9月7日には、胃がんを克服した広島カープ・赤松真人選手が記憶に新しいところです。

▶参考記事:「広島カープ赤松、胃がん克服も引退発表…同級生・倖田來未コメントは?」

 

参考:【特集】癌(がん)闘病したプロ野球選手まとめ

【特集】癌(がん)闘病したプロ野球選手まとめ