癌(がん)になる芸能人・有名人が増えている理由とは?

最近、がんを公表した芸能人・有名人たち

近年、芸能人や有名人の方が癌(がん)を公表したり、癌によって亡くなるというニュースが増えています。

昨年2018年は、女優の樹木希林さん、EXILEファミリーの中尾翔太さん、ET-KINGのいときんさんらががんによって亡くなりました。

スポーツ界では、星野仙一さん・衣笠祥雄さん・格闘家の山本KID徳郁さん、他にも、漫画家のさくらももこさんなど数多くの有名人の方ががんによって亡くなりました。

 

【2018年版】今年、癌(がん)で亡くなった芸能人・有名

 

今年2019年に入ってからも、元アイドルの堀ちえみさんや歌手の岡村孝子さん・河村隆一さんらががんを公表しました。

また、スポーツ界では、2020年の東京オリンピックの出場が期待される競泳アスリートの池江璃花子さんが17才という若さで白血病の診断を受けるというショッキングなニュースも話題となるなど、芸能人・有名人の方のがん闘病の話題は尽きません。

世間に衝撃を与えた、あの有名人のがん公表記者会見

今から、2、30年ほど前は、このように、がんを公表する芸能人・有名人の方は、これほどまで多くはありませんでした。
今では自らがんを公表するということが当たり前のようになっていますが、以前は違いました。
そう、時代は変わったのです。

芸能人のがん公表に関するニュースで、これまで最も話題になった人と言えば、アナウンサーの逸見政孝さんです。

1993年9月に行われた記者会見で、「私が今、侵されている病気の名前、病名は…がんです」という逸見さんの告白は、日本中のお茶の間に大きな衝撃を与えました。

なぜ、あの会見が世間に大きなインパクトを残したのでしょうか?

それは、当時、がんという病気が、現在よりも治療技術が進んでいなかったために、“不治の病”というイメージが世間にあったこと。
逸見さんの胃がんは進行していて、手遅れの状態であったことが発覚したこと。
そして、何より人気絶頂のテレビ司会者のがん告白に、世間は大きな衝撃を受けたのでした。

あれから約30年が経とうとしていますが、がんで亡くなる芸能人の方の数も、また、がんを公表する芸能人も増えている訳ですが、これには何か大きな理由があるのでしょうか?

逸見政孝さんのがん闘病経緯について調べる

がんになる芸能人・有名人が増えている理由とは?

悲しくも、今では当たり前になってしまった芸能人・有名人の方のがん公表の知らせ。

では、なぜがんになる芸能人・有名人の方が増えているのでしょうか?

今回は、その理由を、芸能事務所での勤務経験を持ち、保険業界でがん保険の販売も行っていた当記事のライターが解説します。
(※データ等は正確なものを用いていますが、あくまで個人的意見としてご覧ください)

 

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理由その①:がん患者の数が増えている

癌になる芸能人・有名人の方が増えている理由…その1つは、そもそも日本人におけるがん患者の数自体が増えているからです。

男女ともに、がんの罹患数(※)は1985年以降増加し続け、2012年のがん罹患数は1985年の約2.5倍。※りかんすう…がんになることを「罹患する」と言います。
そして、現在、がん患者の方の数は、100万人を超えています。

では、なぜがんの患者の方が増加しているのでしょうか?

この主な原因は、日本人の長寿化によるものです。
がんは、年齢が高くなればなるほど、その罹患率が高まります。
平均寿命の年齢まで生存していた場合、がんの罹患率は2分の1というデータもあります。

つまり、長寿国の日本だからこそ、がんに罹患する人の数が増え続けているのです。

 

参考:国立がん研究センター がん情報サービス 年次推移

 

理由その②:芸能人・有名人の数が増えている

前述の通り、がんになる芸能人・有名人が増えている根本的な理由は、高齢化に伴うがん罹患率の増加です。

しかし、理由は、それだけではありません。

それは、芸能人や有名人になる方の数の増加です。

俳優・女優・ミュージシャン・芸人さんだけでなく、多種多様な職業の有名人の方が増えていることも、少なからず”がんになる芸能人・有名人が多い”という印象に影響しています。

例えば、セクシーアイドルだった麻美ゆまさんは、境界悪性卵巣腫瘍という病気と闘い、現在もタレントとして活躍しています。
また、アフラックのCMに出演していた山下弘子さんは、もとは一般人です。壮絶な闘病生活を送りながらも、明るく前向きに病気と向き合う姿が話題となり、2016年、アフラックのCMにも出演されることになりました。

セクシーアイドルの麻美ゆまさん、一般人であった山下弘子さんは、時代の価値観が少しずつ変化・進化することで登場した有名人と言えるでしょう。

芸能人と呼ばれる一部の特定の職業以外の方でも、様々な分野で活躍する人が増え、メディアへの出演が増えれば、確率としてその中にがんに罹患する人が増えるのも容易に想像がつきます。

今後、ユーチューバーや地下アイドルといった、”普段は一般人”という方が有名になる機会が増えれば、自ずと有名人の方のがん公表のニュースが増えることが予想されます。

麻美ゆまさんの闘病の経緯を詳しく知る
山下弘子さんのがん闘病の経緯を詳しく知る

 

理由その③:SNS・webメディアの普及

 

ツイッターやブログなどが登場し、個人の言葉をリアルタイムに発信することができることも、芸能人のがん公表に大きく影響を与えています。

芸能人の多くは、所属事務所の公式発表だけでなく、自身のブログやツイッターで、自分の言葉でがんを公表することが一般的になっています。

そもそも所属事務所がマスコミに対して公式発表を出すのには、労力もたくさんかかります。

しかし、ツイッターやブログの登場により、より詳細な病状や心境をリアルタイムで世間に知らせることができるようになりました。

国民病とも呼ばれる”がん”は、世間の関心事でもありますので、彼らの病状を知らせるブログやツイートは、瞬く間に拡散されていくのです。

芸能人がテレビの前で記者会見を開き、癌を公表するという映像を目にしたことがあると思いますが、今後は、ツイッターやYouTubeの生配信で、個人の一般人が病気の公表をする…といったシーンを見かける日も来るかもしれません。

これからも増え続ける芸能人のがん公表

ということで、今回は、がんになる芸能人・有名人が増えている理由について解説しました。

少子高齢化、人口減少、SNS等の個人メディアの普及により、今後もますます芸能人・有名人のがん闘病のニュースは増えていくことは間違いありません。

そして、何よりもがんという病気が、芸能人やドラマの世界だけでなく、一般の方にとってもより身近な病気になっていくことも間違いありません。

本サイト『芸能人のがん闘病から学ぶがん保険の教科書』では、芸能人や有名人のがん闘病の経緯紹介と、がん保険の必要性について紹介しています。

芸能人のがん闘病という身近なニュースから、自分や家族の命・生活を守るための備えとして行動に移していく…そんな気持ちになっていただければ幸いです。

 

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