中村ゆりさん、直腸がん闘病の経緯/日本生命CM「笑顔が大好き篇」も再び話題に
女優の中村ゆりさんは、2026年9月1日、直腸がんのため44歳で亡くなりました。
所属事務所の発表によると、中村さんは約13年前にもがんを患っていましたが、その後は寛解。仕事を続けながら定期的に検査を受けていたといいます。
中村ゆりさんは、1990年代に音楽デュオ「YURIMARI」のメンバーとして芸能界に入り、その後は女優として数多くの映画やドラマに出演しました。
また、2019年に出演した日本生命のCM「笑顔が大好き篇」は、視聴者の涙を誘う作品として知られています。今回の訃報を受け、このCMにも改めて注目が集まりました。
この記事では、中村ゆりさんのプロフィールや芸能活動を振り返りながら、所属事務所が公表した情報をもとに、直腸がんの発覚から闘病、逝去までの経緯を時系列で紹介します。
目次
女優・中村ゆりさんは、どんな人物だった?
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プロフィール
中村ゆりさんは、大阪府出身の女優です。1990年代に音楽デュオ「YURIMARI」のメンバーとして芸能界に入り、その後、女優へと転身しました。
主なプロフィールは以下のとおりです。
- 名前:中村ゆり
- 生年月日:1982年3月15日
- 出身地:大阪府
- 所属事務所:アルファエージェンシー
YURIMARIとして芸能界デビュー
中村ゆりさんは、1990年代にテレビ東京系のオーディション番組「ASAYAN」で開催された歌手オーディションに合格。その後、伊澤真理さん(MARI)と音楽デュオ「YURIMARI」を結成し、1997年にデビューしました。YURIMARIは音楽活動だけでなく、テレビ番組などにも出演。1999年の解散まで、芸能界で活動しました。その後、中村さんは活動休止期間を経て、2003年から女優としての活動を本格化させます。
女優として数々の作品に出演
女優としての転機となった作品の一つが、2007年公開の映画『パッチギ!LOVE&PEACE』です。同作品でヒロインを演じた中村さんは、その演技が高く評価され、全国映連賞女優賞などを受賞しました。
その後も映画やテレビドラマなど幅広い作品に出演。2022年のドラマ『クロサギ』や、2025年のドラマ『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』などにも出演し、実力派女優として活躍を続けました。
長年にわたり、さまざまな役柄を演じてきた中村ゆりさん。その芸能活動の裏側では、長期間にわたる病との闘いが続いていたことが、逝去後の所属事務所の発表で明らかになりました。
中村ゆりさん、直腸がん闘病経緯
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中村ゆりさんの闘病経緯については、2026年9月14日に所属事務所のアルファエージェンシーが公表しました。ここでは、所属事務所の発表を中心に、闘病の経過を時系列で紹介します。
約13年前:初めてがんを患う
所属事務所の発表によると、中村ゆりさんは約13年前にもがんを患っていました。逝去の13年前、つまり30歳~
31歳の時からがん闘病をしていたことになります。当時、中村さんと事務所の社長は、仕事関係者に余計な心配をかけないよう、病名を公表しないことを決めたといいます。
その後、中村さんは寛解。芸能活動を続けながら、定期的に検査を受けていたことも明らかにされています。なお、このときのがんの発症時期や具体的な病名、治療内容については、所属事務所から詳しい公表はありません。
2025年1月:再びがんが見つかる
その後、2025年1月に再びがんが見つかりました。所属事務所によると、中村さんは手術を受け、手術自体は成功したとのことです。しかし、術後に転移が確認され、根治や寛解を目指すことは難しい状況となり、がんとうまく付き合いながら、できるだけ長く生き生きとした生活を送ることを目指す治療方針になったと説明されています。
所属事務所の発表では、中村さんは病気について熱心に勉強していたことも明かされています。また、主治医からも仕事を続けることを勧められていたといいます。中村さんは、仕事への復帰を目指しながら、治療を続けていました。
2026年7月:腸閉塞のためドラマを降板
2026年7月には、NHKのドラマ10『デンジャラス』を腸閉塞のため降板することが発表されました。同作品は2027年1月から放送予定のドラマでした。当時は腸閉塞による降板として報じられましたが、その後の所属事務所の発表によって、がんの治療を続けながら復帰を目指していたことが明らかになりました。
2026年8月:再び腸閉塞を起こし、余命告知
所属事務所の発表によると、2026年8月、中村さんは復帰に向けて回復に努めていた中、再び腸閉塞を起こしました。そして、余命わずかであることを告知されたといいます。所属事務所は当時の様子について、「彼女は落ち着き、美しく優しさにあふれた笑顔を絶やさず、ご家族や近しい方々と共に最後の時を大切に過ごすことができました。」と説明していました。
2026年9月1日:直腸がんのため44歳で逝去
2026年9月1日、中村ゆりさんは直腸がんのためこの世を去りました。44歳でした。所属事務所が訃報を公表したのは、同月14日ですした。発表では、近親者と所属事務所の俳優、スタッフで葬儀を済ませたことも報告されました。
まや、中村ゆりさんの訃報を受け、元YURIMARIの相方であるMARIさんも追悼の言葉を寄せました。自身のSNSに中村さんとの動画を投稿するなど、デュオの解散後も家族のような関係であったことが明かされました。
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中村ゆりさん出演の日本生命CM「笑顔が大好き篇」が再び話題に
中村ゆりさんの逝去を受け、改めて注目を集めたのが、2019年に放映された日本生命のCM「笑顔が大好き篇」です。
このCMで中村さんは、仕事と子育てに奮闘するシングルマザーを演じています。CM内の物語では、仕事や家事に追われながらも、息子の前では笑顔を絶やさない母親の姿が描かれていますが、ある日、母親は病気の再検査を受けることになり、入院を決断します。
そして、授業参観の日には、息子が作文を読み上げる中で、母親への思いを伝えます。
―「お母さんの笑顔は宇宙一だと思います。」
この言葉を聞いた母親役・中村さんが涙を浮かべるシーンは、多くの視聴者の心に残りました。さらに、CMの最後には、母親が「私には、前を向く理由がある」と語ります。家族の絆を描いたCM作品は、第58回JAA広告賞「消費者が選んだ広告コンクール」にも入賞しました。
そして、2026年9月14日に中村さんの訃報が公表されると、このCMにも再び注目が集まりました。
日本生命も9月15日に公式Xで追悼コメントを発表。撮影やイベントを通じて、中村さんの素敵な笑顔と温かい人柄に触れたことを振り返り、哀悼の意を表しました。
CMの中で病気と向き合う母親を演じていた中村さん自身も、長年にわたり病と向き合っていたことが明らかになった今回の訃報。CMを改めて見た視聴者からも、さまざまな反響が寄せられました。
なお、CMで演じた母親の病気と、中村さん自身の直腸がんは別のものです。CMのストーリーと実際の闘病経験を混同しないようにする必要があります。
●参照記事:日本生命(ニッセイ)CM女優・中村ゆりの意外な過去とは?
中村ゆりさんが闘病した直腸がんとは?
ここからは、中村ゆりさんの死因となった直腸がんについて、一般的な医学情報を紹介します。なお、中村さん自身のステージや詳しい病型、具体的な治療内容などは公表されていません。以下は、直腸がんを含む大腸がん全般についての解説です。
直腸がんとはどのような病気?
直腸がんは、大腸に発生するがんの一種です。大腸は、食べ物の消化・吸収を行う小腸の先にある臓器で、結腸と直腸に分けられます。このうち、肛門につながる最後の部分が直腸です。そして、直腸に発生したがんを直腸がんと呼びます。
大腸がんは、日本人に比較的多いがんの一つです。国立がん研究センターの最新がん統計によると、2023年に新たに診断されたがんのうち、大腸がんは部位別で男女計2位となっています。
直腸がんだけでなく、結腸がんも含めた数字ですが、日本人にとって身近ながんの一つといえるでしょう。
直腸がんの主な症状
大腸がんは、早期の段階では自覚症状がほとんどない場合があります。進行すると、次のような症状が現れることがあります。
- 血便や下血
- 便の表面に血液が付着する
- 便が細くなる
- 便秘や下痢を繰り返す
- 便が残っているような感覚がある
- お腹が張る
- 貧血によるめまいなど
さらに進行すると、腸が狭くなることで腸閉塞を引き起こす場合もあります。腸閉塞になると、便やガスが腸を通過しにくくなり、腹痛や嘔吐などの症状が現れることがあります。
中村さんも、逝去前の2026年8月に腸閉塞を起こしたことが所属事務所から公表されています。
直腸がんは何歳くらいで発症する?
大腸がんは、年齢を重ねるにつれて発症する人が増える傾向にあります。
ただし、若い世代で発症することもあるため、年齢だけで病気の可能性を判断することはできません。
中村ゆりさんは44歳で亡くなりましたが、所属事務所の発表によると、約13年前にもがんを患っていました。当時の病名や発症年齢の詳細は明らかにされていませんが、30代から病と向き合っていたことになります。
参照リンク:直腸がんの医学情報・制度
まとめ
今回は、女優・お中村ゆりさんの直腸がんの闘病について、約13年前のがん発症から寛解、2025年の再発見、その後の治療や逝去までの歩みを紹介しました。また、直腸がんという病気の基礎知識や治療費についても解説しました。
中村さんの歩みを通じて、病気について知り、健康や日々の暮らしについて考えるきっかけになれば幸いです。
そして、この記事が、何かを考える際の小さな手がかりとなればうれしく思います。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の判断や個別の保険選びを勧めるものではありません。



