YMO高橋幸宏さん、脳腫瘍闘病の経緯…現在は?
ミュージシャンの高橋幸宏さんは、2020年の夏頃、68歳のときに脳腫瘍を発症しました。
高橋幸宏さんと言えば、サディスティック・ミカ・バンド、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のドラマーとして活躍し、音楽業界を一世を風靡したミュージシャンとして知られています。
はたして、現在の高橋幸宏さんの容態は?そして、高橋幸宏さんが闘病した“脳腫瘍”とは?
今回は、高橋幸宏さんの脳腫瘍闘病の経緯について紹介します。
目次
脳腫瘍闘病したYMO高橋幸宏さんのプロフィール
●生年月日:1952年6月6日
●出身地:東京
●最終学歴:武蔵野美術大学 中退
小学生の頃からドラムを始め、高校在学中からスタジオミュージシャンとしての活動をしていた高橋幸宏さん。
1969年、17歳のときには、のちに『学生街の喫茶店』などのヒット曲を生み出した「ガロ」のサポートメンバーに加入。
その後、「ミカ・バンド」、「サディスティックス」を経て、1978年にYMOを結成。
高橋さんが作曲した『ライディーン』(1980年)は、同バンドの代表曲として時代を超えて多くの世代に知られる曲となりました。
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YMO散開後は、ソロ活動やプロデュース業を行っています。
YMO高橋幸宏さん、脳腫瘍闘病の経緯
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高橋幸宏さんは、2020年の初夏の頃から、断続的な頭痛に悩まされ、症状が改善されなかったことからMRI検査を受け、脳腫瘍が発覚しました。
自身のツイッターでも、詳しい病名などは明かさないまでも、その状況を報告していました。
今夜も夜中に頭痛で目が醒めた。ぼくのあたまのなかで、何か別の生き物が育っている感じがする,,,
コイツをやっつけないと、だめだね。。。— yukihirotakahashi (@room66plus) August 10, 2020
高橋さんは、8月13日、脳腫瘍の摘出手術を受け、手術は無事に成功。
手術後もしばらくは入院をしていましたが、後遺症はなく、経過は順調だったようです。
その後、8月31日に所属事務所が高橋さんの闘病の経緯が公表されました。
しかし、手術後も、頭痛は続き、副作用と思われるような症状があったようです。
重い身体、気持ち、(頭通に吐き気はまだまだ)
なんか、もうダメかもって、気持ちが頭をもたげる時が出てきた。これは絶対副作用だ!
そういうのを、弱音、つて言うんだよね。
でも弱虫じゃないから、踏ん張らねば、治してくれるところにいるんだ!
絶対に負けない!!!自分にね。言い聞かせてる!
— yukihirotakahashi (@room66plus) September 27, 2020
脳腫瘍闘病したYMO高橋幸宏さんの現在は?
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高橋幸宏さんは、2020年10月現在、脳腫瘍の治療をすべて終えているようです。
2020年10月20日、高橋さんは自身のツイッタ―を更新し、治療の全行程が終了したことを報告。
「今後も、また新たな治療も乗り越えて、新幸宏になって戻ると決意しました」と気持ちを新たにしました。
今日、一応予定していた治療全行程が、終了しました。明日以降検査は残っていますが、先ずは皆さんの心からの応援、祈りに。病院の全ての先生方、看護師の皆さんはじめ、全ての医療従事者の皆さんに心から感謝します。
今後も、また新たな治療も乗り越えて、新幸宏になって戻ると決意しました。— yukihirotakahashi (@room66plus) October 20, 2020
YMO高橋幸宏さんが闘病した「脳腫瘍」とは?癌(がん)とは違う?
今回は、高橋幸宏さんの脳腫瘍の闘病の経緯について紹介しました。
ところで、高橋さんが闘病した「脳腫瘍」とはどのような病気なのでしょうか?
実は、これまでも多くの芸能人・有名人の方がこの病気と闘ってきました。
☞「脳腫瘍の闘病経験を持つ芸能人・有名人まとめ」の記事を見る
この「脳腫瘍」は、頭蓋骨の内側にある脳の部分にできる腫瘍のことで、その発生率は1万人に1人くらいの割合と言われています。
また、脳腫瘍には、癌(がん)の一種である「悪性脳腫瘍」と、悪性ではない良性の脳腫瘍があります。
詳細な公表はされていませんが、「悪性」の場合、放射線や抗がん剤等の治療も必要となるため、高橋さんは良性の脳腫瘍だったということが推測されます。
以下は、がん研究の権威・国立がん研究センターホームページ(https://ganjoho.jp/)からの引用です。
1.脳腫瘍とは
脳腫瘍とは、頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称で、各部位からさまざまな種類の腫瘍が発生します。脳腫瘍は原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍の2つに分けられます。
1)原発性脳腫瘍
原発性脳腫瘍は、脳の細胞や脳を包む膜、脳神経などから発生した腫瘍です。組織学的検査や腫瘍組織の遺伝子検査によって150種類以上に分類され、脳腫瘍の性質や患者さん個々の状態に合わせて治療が行われます。
また、原発性脳腫瘍は、良性と悪性に分けられます。増殖速度が遅く、正常組織との境界が明瞭な腫瘍は比較的良性で、主に脳実質外の組織に生じます。
一方、増殖速度が速く、周辺の組織にしみ込んでいく(浸潤[しんじゅん])ように広がり、正常組織との境界がはっきりしない腫瘍は悪性で、主に脳実質に生じます(表2)。
●表2 良性腫瘍と悪性腫瘍
●主な原発性脳腫瘍として、以下があげられます。
・神経膠腫 (しんけいこうしゅ:グリオーマ)
・中枢神経系原発悪性リンパ腫
・髄膜腫(ずいまくしゅ)
・下垂体腺腫
・神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)
・頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)
2)転移性脳腫瘍
転移性脳腫瘍は、他の臓器で生じたがん(肺がんや乳がん、大腸がんなど)が、血液の流れによって脳に転移したものです。
●症状
脳腫瘍が脳に発生し、大きくなると、腫瘍の周りには脳浮腫(のうふしゅ)という脳のむくみが生じます。手や足を強くぶつけると、手足が腫れることと同じです。脳の機能は、腫瘍や脳浮腫によって影響を受けます。●統計
脳腫瘍と新たに診断される人数は、米国の統計によると、1年間に10万人あたり20人程度です1)。
原発性脳腫瘍の中では、髄膜腫(ずいまくしゅ)と神経膠腫(:グリオーマ)が最も多く、次いで、下垂体腺腫、神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)、中枢神経系悪性リンパ腫が多くなっています。●発生要因
脳腫瘍と診断されたときには、なぜ脳腫瘍になったのかと思いつめてしまう方もいます。
しかし、脳腫瘍の発生要因はほとんど明らかになっていません。環境やストレスなど特定のことが原因で脳腫瘍になるわけではありません。
なお、まれですが、白血病や脳腫瘍などに対して過去に行った放射線治療の影響で、髄膜腫や神経膠腫といった脳腫瘍を発生することがあります。
画像・引用:国立がん研究センターホームページ より抜粋
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