八千草薫さん死去…闘病した「すい臓がん」とは?

女優の八千草薫さんが、10月24日、すい臓がんのため88才でこの世を去りました。

八千草薫さんと言えば、宝塚歌劇団を経て、数多くのドラマや映画に出演し、日本を代表する名女優として活躍されました。

“理想のお母さん像”とも言われ、これまで温和なお母さん役や、優しくて上品なおばあちゃんの役柄を数多く演じることが多かった八千草さんでしたが、2017年末にすい臓がん発覚。

今年2019年2月には、休業を発表していました。

今回は、八千草薫さんの経歴からがん闘病の経緯、そして、八千草薫さんが闘病したすい臓がんについて紹介します。

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八千草薫さんのプロフィール・経歴


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●生年月日:1931年1月6日
●出身地:大阪府
●最終学歴 : 大阪私立プール女学院
●所属事務所:柊企画
●主な出演作品:
【テレビドラマ】
・『うちのホンカン』
・『岸辺のアルバム』
・『ちょっとマイウェイ』
・『茜さんのお弁当』
・『やんちゃくれ』
・『フードファイト』
・『白夜行』
・『最高の離婚』

【映画】
・『宮本武蔵』
・『男はつらいよ 寅次郎夢枕』
・『ディア・ドクター』
・『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
(参考:wikipediaより)

 

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八千草薫さんが女優となるきかっけとなったのは、幼い頃、祖母が持っていた宝塚の雑誌「歌劇」を見て”世の中にこんなきれいな人がいるんだ、こんな世界で生きていけたら”と思ったことといます。

そして、1947年の高校在学中、16才の時に憧れの宝塚歌劇団に入団すると、美貌・清純派の娘役として宝塚の人気女優となり、東宝映画などにも出演するようになります。

その後、1957年に宝塚を退団すると、テレビドラマや映画に数多く出演するようになり、数多くの賞を獲得。
日本を代表する女優となり、1997年には紫綬褒章、2003年には旭日小綬章も受賞しました。

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八千草薫さんのがん闘病の経緯

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八千草薫さんは、2017年春に乳がんが見つかり手術をしましたが、その年末にはすい臓がんが発覚。

翌月、2018年1月に手術を受けると経過は良好で、ドラマ収録や舞台『黄昏』の主演もこなしていました。

抗がん剤治療なども行っていましたが、今年2019年に入り、肝臓へがんが転移していることが判明。

医師との相談の結果、休業することを決断し、2月9日、4月放送開始のドラマ『やすらぎの刻~道』の主演を降板し、治療に専念することを発表しました。

その後、5月には八千草さんが理事を務める日本生態系協会のイベントに出席し公の場に登場するなど、仕事への復帰を目指していましたが、2019年10月24日午前7時45分、都内の病院で息を引き取りました。

八千草薫さんが闘病した「すい臓がん」とは?

それでは、八千草薫さんが闘病したすい臓がんとはどのような病気なのでしょうか?

以下は、がん研究の権威・国立がん研究センターホームページ(https://ganjoho.jp/)からの引用です。

膵臓がんとは
膵臓にできるがんのうち90%以上は、膵管の細胞にできます。
これを膵管がんといい、膵臓がんとは、通常この膵管がんのことを指します。
このほかに、神経内分泌腫瘍、膵管内乳頭粘液性腫瘍などがあります。

症状
膵臓は、胃の後ろの体の深部に位置していることから、がんが発生しても症状が出にくく、早期の発見は簡単ではありません(※図)。
※図:膵臓と胃の位置関係

膵臓がんの初期には症状は出にくく、進行してくると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感(すぐにお腹がいっぱいになる)、黄疸(おうだん)、腰や背中の痛みなどを発症します。その他、糖尿病を発症することもあります。
ただし、これらの症状は、膵臓がん以外の理由でも起こることがあり、膵臓がんであっても、症状が起こらないことがあります。

統計
膵臓がんと新たに診断される人数は、男性では1年間に10万人あたり約29.1人、女性では1年間に10万人あたり約25.5人と、やや男性に多い傾向があります。年齢別では、60歳ごろから増え、高齢になるほど多くなります1)。

発生要因
膵臓がんのリスク因子としては、慢性膵炎や糖尿病にかかっていること、血縁のある家族内に膵臓がんになった人がいること、肥満、喫煙などがあります。

画像・引用:国立がん研究センターホームページより抜粋

八千草薫さんが闘病した「すい臓がん」とは?


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今回は、八千草薫さんのがん闘病の経緯、そしてすい臓がんについて紹介しました。

その役柄から、おっとりして温厚なイメージのある八千草さんですが、実際の八千草さんがとても芯の強い方で、がんの宣告を受けた際も、動揺などはほとんど見せず冷静だったといいます。

また、自身の病状もしっかりと理解し、「いま私にできることを尽くし、より1日を丁寧に過ごしたい」という強い意志を示していたそうです。

可憐で美しい女優、そして、日本を代表するお母さん・おばあちゃん像を担ってきた名女優・八千草薫さんのご訃報に接し、心からのご冥福をお祈りします。

 

参考:がんの治療費はどれくらい?

ところで、がんの治療費は、以下のような大きな金額がかかるとされています。

●乳がん:約55万円
●子宮がん:約60万円
●胃がん:約61万円
●肺がん:約65万円
●直腸がん:約71万円
●肝がん:約59万円
出典:厚生労働省 平成28年度 医療給付実態調査

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