花やしき少女歌劇団・木村唯さん、小児がん闘病の経緯…「生きて、もっと歌いたい」

アイドルとして活動をしていた木村唯さんは、2015年10月14日、18才という若さでこの世を去りました。

木村唯さんは、浅草にある遊園地・浅草花やしきで公演を行うアイドル「花やしき少女歌劇団」のメンバーの一員として活躍。

小児がん闘病の影響で、片足を失っても笑顔でステージに立つ木村さんの姿は、多くの感動と勇気を与えました。

今回は、木村唯さんの小児がん闘病の経緯について紹介します。

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小児がん闘病した木村唯さん(花やしき少女歌劇団)


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●生年月日:1997年8月13日(享年18才)

 

木村唯さんは、浅草花やしきで公演を行うアイドル「花やしき少女歌劇団」のメンバーの一員でした。

「花やしき少女歌劇団」とは、エンターテイメントによる地域活性化を目的に2005年に結成されたグループで、2019年現在も、小・中学生の女の子たち約15名がメンバーとして活動しています。

木村さんは、2006年、9才のときに加入し、花やしき少女歌劇団に加入し、その後、センターを務めるなどグループの中心メンバーとして活動されていました。


画像:浅草はなやしきHPより

木村唯さん(花やしき少女歌劇団)、小児がんで右足切断も再びステージへ…

木村唯さんが、がんを発症したのは2012年。

木村さんが、ちょうど15才の誕生日を迎える中学生3年生の8月のことでした。

最初は、「右足が痛い」と訴えていた木村さんですが、検査の結果、筋肉などに悪性腫瘍ができる「横紋筋肉腫」(小児がんの一種)と判明しました。

 

木村さんは、抗がん剤の治療を開始。

脱毛、嘔吐、食欲不振など、抗がん剤の副作用にも苦しんだといいます。

さらに、がんが発症した翌年の2013年、木村さんは、がんの転移を防ぐため右足の切断手術を受けるか?抗がん剤治療を続けて少ない余命を送るか?…医師から決断を迫られることとなります。

年頃の女の子が片足を失うということが、どれだけ精神的なストレスになるのか…想像もつきません。

 

「生きて、もっと歌いたい 」…そう決断した、木村さんは、右足の切断手術を受けました。

 

そして、木村さんは、再び花やしきのステージに戻ってきます。

木村さんは、義足を付けイスに座った状態でステージに上がり、透明感のある歌声と腕を使ったのびやかなダンスを披露しました。

弱音を吐かず前向きに…多くの人に勇気を与えた木村唯さん

木村さんと一緒にユニットを組んでいた花やしき少女歌劇団のメンバーによると、木村さんは右足を切断した後も、決して病気のことで弱音を吐くところを見せることはなかったといいます。

がん発症前、“センターがとれなかったこと”や“パフォーマンスがうまくいかないこと”などで、悔し涙を見せることはあっても、病気のことで泣いている姿を見せることはなかったといいます。

木村さんを励ます立場のメンバーやファンたちも、その木村さんの力強い前向きな姿勢に、逆に勇気をもらったといいます。

 

しかし、手術から半年後、肺や気管支にがんが転移していることが判明します。

それでも、木村さんは、亡くなる3カ月半前までステージでパフォーマンスを続け、2015年10月14日、18才という若さでこの世を去りました。

若い世代のがん闘病…まずは、知ることから

今回は、小児がん闘病によって片足を失いながらも、前向きにアイドル活動を続けた木村唯さんについて紹介しました。

 

癌(がん)という病気は、年代によって発症しやすいがんの種類が異なります。

日本では、小児がん(0才~14才)や、15才~19才の年代では、白血病・リンパ腫・骨軟部腫瘍・脳腫瘍といった、いわゆる希少がん、治療の難しいがんが多いのが特徴です。

さらに、10代のうちのがん闘病は、学校に通いながら治療を行うことができるのか?恋愛、進路はどうなるのか?…といった大きな悩みや不安など、肉体的な負担だけでなく、精神的な苦労・ストレスを抱える要素が多くあることも特徴です。

 

若くして困難と闘う方たちの闘病エピソードは、多くの勇気を与えてもらうことができます。

また、惜しくも亡くなられた方たちからは、命の尊さ、命を失うことの悲しみ、そして人生を強く生きていくことの大切さを教えていただくことができます。

 

当サイトでは、今後も芸能人・有名人のがん闘病に関する情報を発信していきます。

参考・引用:国立がん研究センター

参考:がんの治療費はどれくらい?

ところで、がんの治療費は、以下のような大きな金額がかかるとされています。

●乳がん:約55万円
●子宮がん:約60万円
●胃がん:約61万円
●肺がん:約65万円
●直腸がん:約71万円
●肝がん:約59万円
出典:厚生労働省 平成28年度 医療給付実態調査

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