がん闘病した輪島大士さん命日…地元・七尾市では一周忌追悼イベント開催

大相撲力士として活躍した輪島大士(わじまひろし)さん(享年70才)は、昨年2018年10月8日、咽頭がん及び肺がんによる衰弱によりこの世を去りました。

輪島大士さんと言えば、第54代横綱として相撲界で名を馳せた後も、プロレスラーやタレントとして活躍し、国民的な人気を獲得した人物です。

本日10月8日は、輪島大士さんがこの世を去り初めての命日となりますが、来週10月14日(月)には、輪島さんの地元・七尾市の能登食祭市場モントレー広場で一周忌追悼トークショーの開催も決定しています。

今回は、一周忌を迎えながらも、現在も記憶に残る名力士として愛される輪島大士さんの経歴、そして、がん闘病の経緯を紹介します。

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一周忌を迎えた力士「輪島大士」さんのプロフィール


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●本名:輪島 博(わじま ひろし)
●生年月日:1948年1月11日
●出身地:石川県七尾市
●血液型:A型
●所属部屋:花籠部屋
●生涯戦歴:673勝234敗85休(68場所)
●最高位:第54代横綱
wikipediaより

超スピード出世で横綱に!「黄金の左」で輪湖時代を築くも…


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輪島大士さんは、日本大学時代から学生横綱として活躍。

日大卒業前の1970年、22才のときに花籠部屋に入門し、その年の1月場所に幕下付出(60枚目格)として初土俵を踏みました。

輪島さんは、“超スピード出世”と言われるほどの活躍ぶりで、大関となっていた1973年5月場所で全勝優勝を果たすと、初土俵からわずか3年半で横綱へと昇進。

横綱時代は、ライバル・北の湖(きたのうみ)との勝負が話題となり、2人の活躍ぶりは「輪湖時代」(りんこじだい)と呼ばれ、当時の相撲ファンを大いに盛り上げました。

金色の“廻し”がトレードマークだった輪島さんは、左の下手投げを得意としていたことから「黄金の左」と言われ一世を風靡しました。

その後、体力の衰えなどの理由から、1981年3月に力士を引退すると花籠部屋を継承した輪島さんでしたが、1985年、年寄名跡「花籠」を、実妹の経営する料亭の借金の担保にしていたことが表面化すると、日本相撲協会による臨時の理事会が開かれ、委員から平年寄への2段階降格処分と無期限謹慎という処分が下されました。

プロレスラーやタレントとして“番外”の活躍をした輪島大士さん


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大相撲界を離れることとなった輪島さんは、その後、1986年、プロレスラーに転身し、1988年まで活動。

プロレス引退後は、大相撲の解説やタレントとして活躍。

「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」などのバラエティ番組やドラマにも出演し、話題や人気を獲得しました。

2009年には、大相撲初場所8日目のNHKでの中継に出演。

不祥事によって大相撲界を去っていった人物が、公共放送の大相撲中継に出演するのは異例の出来事として話題になりました。

相撲界における輪島さんの存在の大きさを感じさせる一幕となりました。

一周忌を迎えた輪島大士さんのがん闘病経緯


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輪島大士さんは、2013年秋、64才のときに下咽頭がんが発覚します。

そして、2013年12月に切除手術を受けました。

手術は成功しましたが、その影響によって声を失ってしまったことが後に明らかにされています。

 

また、2015年11月、輪島さんともに「輪湖時代」を築いたライバル・北の湖(当時、理事長)が、直腸がんによる多臓器不全により62才で死去した際には、「俺はもう少し頑張る。よく頑張ったね、お疲れ様と言いたい」と書面でコメントを発表。

輪湖時代から40年以上が経過しても、「俺はもう少し頑張る」といったライバルとしての誇りと優しさ溢れるコメントに、胸を熱くした大相撲ファンも多かったことでしょう。

 

そして、輪島さんは、2018年10月8日、咽頭がん及び肺がんによる衰弱のため、東京都内の自宅でこの世を去りました。

享年・70才でした。

参考:がんの治療費はどれくらい?

ところで、がんの治療費は、以下のような大きな金額がかかるとされています。

●乳がん:約55万円
●子宮がん:約60万円
●胃がん:約61万円
●肺がん:約65万円
●直腸がん:約71万円
●肝がん:約59万円
出典:厚生労働省 平成28年度 医療給付実態調査

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