こまどり姉妹・妹の並木葉子さんのがん闘病…現在は?再発ない?
こまどり姉妹の妹・並木葉子さん(82)は、33歳のときに末期がんと診断されました。
こまどり姉妹と言えば、姉・並木栄子さんとの2人から成る“双子姉妹デュオ”の演歌歌手として1959年にデビューを果たし人気を獲得。
葉子さんが末期がんとの診断を受けてから、すでに50年近くが経過していますが、気になるその現在は…?
今回は、こまどり姉妹・妹の葉子さんの末期がん闘病の経緯について紹介します。
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目次
癌(がん)闘病したこまどり姉妹・妹の葉子さんのプロフィール
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●名前:並木葉子(なみき ようこ)
●本名:長内敏子
●生年月日:1938年2月16日
●出身地:北海道厚岸
癌(がん)闘病したこまどり姉妹・妹の葉子さんの経歴
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こまどり姉妹の妹・並木葉子さんは、姉の栄子さんと双子の姉妹として北海道厚岸に生まれました。
幼少期は、家族で樺太(サハリン)に渡ると、太平洋戦争が終了するまで過ごします。
戦後は、1951年に上京。浅草六区で姉妹で三味線の流しをしていましたが、スカウトを受け1959年にコロムビアから「浅草姉妹」としてデビューしました。
その後、「こまどり姉妹」として正式命名されると、“演歌版ザ・ピーナッツ”のキャッチフレーズで話題を呼び、人気を獲得しました。
1961年には『ソーラン渡り鳥』がヒットし、その年の「NHK紅白歌合戦」で初出場を果たし、その後、7年連続での紅白出場を果たしました。
人気絶頂のこまどり姉妹でしたが、1966年には鳥取での公演中、妹の葉子さんがファンの男性に腹部を刺され重傷を負う事件があり、その後も、両親の死・葉子さんのがん宣告、借金問題など、こまどり姉妹を様々な災難が襲いました。
こまどり姉妹・妹の葉子さんの癌(がん)闘病の経緯
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こまどり姉妹の妹・並木葉子さんは、1971年、33歳の頃に癌(がん)が発覚しました。
発覚した癌(がん)は、「絨毛がん」(※)という癌でした。
しかも、葉子さんの癌(がん)は肺にまで転移するなど進行した状態の「末期がん」で、“余命1か月”との診断を受けたそうです。
しかし、医師からドイツの新薬を試すことを提案された葉子さん。
それでも葉子さんは、新薬による治療を受け容れ、強い副作用なども乗り越えながら、奇跡的にがんは回復に向かっていきます。
また、新薬は保険が適用とならないことから、約1億円もの治療費がかかり莫大な借金を抱えることとなった葉子さんでしたが、姉妹でこつこつと返済を続け、苦難を乗り越えていったそうです。
※)こまどり姉妹・妹の葉子さんが闘病した「絨毛がん」とは?
葉子さんが闘病した「絨毛がん」とは、あまり聞きなれない癌(がん)ですが、どのような病気なのでしょうか?
絨毛がんとは?
絨毛がんとは、絨毛という組織に生じる女性特有の悪性疾患です。
絨毛(じゅうもう)とは妊娠に伴って発生する胎盤の組織で、胎児と母親との間で栄養素や老廃物の交換を可能にしています。
この絨毛に発生する病気は絨毛性疾患と呼ばれます。絨毛がんの30-50%は胞状奇胎という異常な妊娠に続発します。また絨毛がんは、転移しやすいがんの1つです。
絨毛がんの原因は?
絨毛がんの30-50%は、絨毛性疾患の大半を占める胞状奇胎という異常な妊娠から発生します。
胞状奇胎は絨毛の栄養膜細胞の異常増殖と絨毛間質の浮腫を特徴とする疾患で、胎児成分のない全胞状奇胎と胎児成分のある部分胞状奇胎とに分類されます。
全胞状奇胎は、女性側の卵子の不活化に伴い、その卵子に受精した精子の染色体のみで2倍体化することで発生します。
一方、部分胞状奇胎は通常3倍体で、正常卵子の染色体が保たれたまま、そこに精子が2個受精することにより発生します。
(引用:メディアカルノートより)
こまどり姉妹・妹の葉子さんの癌(がん)闘病…現在は?再発ない?
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こまどり姉妹は、1973年に一時活動を休止したものの、1984年に活動を再開し、現在も姉妹揃ってこまどり姉妹として活動をされています。
2019年には、芸能界デビュー60周年を迎えました。
また、現在でもテレビ番組に出演し、音楽番組では力強い歌唱を披露しています。
その様子からは、妹・葉子さんの癌(がん)の再発などはないことがうかがえます。
そして、葉子さんは、2020年4月現在、御年82歳(!)。
様々な困難を乗り越えてきたこまどり姉妹ですが、くれぐれも体調にはご留意いただき、いつまでも元気でいてほしいですね!