山本寛斎さん闘病中の「急性骨髄性白血病」とは?過去に闘病した有名人も
ファッションデザイナーの山本寛斎さん(76才)が、3月31日、自身のインスタグラムを更新し、急性骨髄性白血病と診断を受け、現在治療中であることを公表しました。
山本寛斎さんと言えば、世界的に活躍するファッションデザイナーとして知られる人物です。
今回は、山本寛斎さんの急性骨髄性白血病の闘病経緯、気になる現在、そして、山本寛斎さんが闘病している急性骨髄性白血病について紹介します。
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目次
急性骨髄性白血病を公表した山本寛斎さんのプロフィール
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●生年月日:1944年2月8日
●神奈川県横浜市生まれ
急性骨髄性白血病を公表した山本寛斎さんの活動経歴
山本寛斎さんは、下積み時代を経て、1971年にファッションデザイナーとして独立すると、ロンドンで日本人として初めてファッションショー 『Kansai in London』を開催。
1973年にはデビッド・ボウイのステージ衣装を手掛け、以降、エルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダーら世界的に活躍するアーティストと交流を持ち、流行に敏感な若者たちからの支持を得るようになりました。
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そして、1974年~1992年には、までパリ・ニューヨーク・東京コレクションに参加し、世界的に活躍するファッションデザイナーとしての地位を獲得しました。
近年では、「G8洞爺湖サミット」(2008年)のイベント会場プロデュースといった社交場のデザインから、成田新高速鉄道の特急「京成スカイライナー」の新型車両のデザインを手掛けては、グッドデザイン賞(2010年度)、ブルーリボン賞(2011年)を受賞するなど、ファッションデザイナーの域を越えたデザイナーとして、現在も活躍中です。
最近では、日本酒「獺祭」の特別デザインを手掛け話題となっています。
引用元:旭酒造ホームページより
山本寛斎さんの「急性骨髄性白血病」の闘病経緯…現在は?
山本寛斎さんは、3月31日、自身のインスタグラムを更新し、急性骨髄性白血病と診断を受け、現在治療中であることを公表。
診断の詳しい経緯などは語られていませんが、山本寛斎さんは、治療に専念するためにこれから入院すること明かしています。
インスタグラムでは明るい笑顔を見せ、復帰への意欲を見せてくれています。
これから本格的な治療が始まる段階ですので、今はただ、山本寛斎さんの順調な治療の経過を祈るばかりです。
以下は、山本寛斎さんのインスタグラムからの引用です。
こんにちは。寛斎です。
いつも応援ありがとうございます。
本日は皆さんにご報告があります。先月、急性骨髄性白血病との診断を受け、現在治療中です。
診断を受けた当初はとても驚きましたが、まずは入院生活を明るく楽しく過ごそうと思い、とびきりカラフルなパジャマを用意することから始めました。今まで様々なことにチャレンジし続けてまいりましたので、今回のことも新たな挑戦と捉え、前向きに治療に励んでおります。
病室での生活を余儀なくされた今、「元気」という言葉の意味を改めて考えています。
「元気」がいかに大事であるか、そして「元気」になるためには夢や希望、仲間との絆が不可欠であると日々実感しています。昨年、ロンドンとスコットランドのダンディーに出張してからというもの、英国圏の文化に夢中で、来年はスコットランドで何かワクワクすることをしよう!と密かに計画中です。
同時に、近いうちに新たなプロジェクトを発表するべく、病室からスタッフに指示を送りながら、チーム一丸となって準備を進めています。これからも世界中の人々に元気をお届けするため、『スーパー元気な山本寛斎』になって必ず戻ってきます!
皆さん楽しみに待っていて下さい!
山本寛斎さんが闘病している「急性骨髄性白血病」とは?
ところで、山本寛斎さんが闘病している「急性骨髄性白血病」とは、一体どのような病気なのでしょうか?
急性骨髄性白血病は、これまで山本寛斎さん以外にも、歌手の本田美奈子さん、女優の夏目雅子さん、元中日ドラゴンズの大豊選手、女優の吉井怜さんなどが闘病を経験した病気です。
急性骨髄性白血病闘病した芸能人・有名人たち
大豊選手は51才のとき、本田美奈子さんは38才、夏目雅子さんは27才という若さで、この急性骨髄性白血病によってこの世を去りました。
また、女優の吉井怜さんはまだ18歳のときに急性骨髄性白血病にかかりましたが、壮絶な闘病の末、現在は女優として復帰しています。
●元中日ドラゴンズの大豊選手の急性骨髄性白血病の闘病経緯を調べる
芸能人・有名人が闘病した「急性骨髄性白血病」とは?
それでは、あらためて、山本寛斎さんをはじめとした芸能人・有名人の方たちが闘病した「急性骨髄性白血病」とは、どのような病気なのでしょうか?
急性骨髄性白血病は、血液のがんである「白血病」の一種です。
以下は、がん研究の権威・国立がん研究センター がん情報サービス(https://ganjoho.jp/)からの引用です。
(1)急性骨髄性白血病とは?
血液中には赤血球、白血球、血小板などの血液細胞があり、骨の内部にある骨髄(こつずい)で血液細胞のもととなる造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)から増殖しながら分化(未熟な細胞が成熟した細胞になること)してつくられます。造血幹細胞は、骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分かれ、前者からは赤血球、血小板、白血球の一種である顆粒球(かりゅうきゅう)や単球に分化し、後者からはBリンパ球、Tリンパ球、NK細胞などのリンパ球に分化します(図1)。
急性骨髄性白血病(AML:Acute Myeloid Leukemia)は、このような血液をつくる過程の未熟な血液細胞である骨髄芽球に何らかの遺伝子異常が起こり、がん化した細胞(白血病細胞)が無制限に増殖することで発症します。
(図1)
(2)急性骨髄性白血病の症状は?
急性骨髄性白血病は、病状の進行が速いため、急に症状が出現する場合が多く、早期の診断と速やかな治療の開始が重要です。症状が起こる原因は大きく2つに分類され、骨髄で白血病細胞が増加することによって、造血機能が低下し、正常な血液細胞がつくれないために起こる症状と、白血病細胞が臓器に浸潤(しんじゅん)することで起こる症状があります。
(3)急性骨髄性白血病の原因は?
染色体や遺伝子の異常が原因の急性前骨髄球性白血病や、過去に化学療法(抗がん剤治療)や放射線治療を受けた後に発症する二次性白血病以外は、明らかな原因は不明です。放射線や化学物質などが要因になるといわれていますが、まだ十分に解明されていません。
発症頻度は10万人に2~3人で、発症率は年齢が高くなるにつれて増加します。
(引用元:国立がん研究センター がん情報サービス 急性骨髄性白血病 基礎知識)
参考:がんの治療費はどれくらい?
ところで、がんの治療費は、以下のような大きな金額がかかるとされています。
●直腸がん(大腸がん):約71万円
●乳がん:約55万円
●子宮がん:約60万円
●胃がん:約61万円
●肺がん:約65万円
●肝がん:約59万円
出典:厚生労働省 平成28年度 医療給付実態調査
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