文化放送アナウンサー松島茂さんが闘病した「肺腺がん」とは?過去にはあの芸能人も

文化放送アナウンサーの松島茂さん(47)が、2月23日、肺腺がんによりこの世を去りました。

松島茂さんと言えば、「文化放送ライオンズナイター」や「箱根駅伝」の実況中継アナウンサーとして活躍してきました。

文化放送では、松島茂さんが逝去された翌日24日に、松島さんの訃報を伝え、その際、初めて松島さんが癌(がん)闘病していたことが明かされました。

今回は、松島茂さんのがん闘病の経緯、そして、松島さんが闘病した“肺腺がん”についても解説いたします。

肺腺がん闘病した文化放送アナウンサー・松島茂さんのプロフィール

●出身地:埼玉県蕨市
●生年月日:1972年3月5日
●血液型:B型
●学歴:早稲田大学教育学部
●勤務局:文化放送(1994年入社)

文化放送アナウンサー・松島茂さん、肺腺がん闘病の経緯

松島茂さんは、昨年2019年の11月末まで、スポーツアナウンサーとして活動をされていました。

昨年、西武ライオンズがパ・リーグ2連覇を達成をした2019年9月24日も、「文化放送ライオンズナイター」で中継の実況担当として、その瞬間を伝えていました。

 

ところが、この頃、息苦しさを感じるなどの体調不良が続いたという松島さん。

10月の健康診断で異変が見つかり、12月以降は仕事を離れ、病院での療養に専念することとなりました。

このとき、すでに“肺腺がん”であることが発覚していたそうですが、松島さんは病名を公表しませんでした。

松島さんは“しっかり体のメンテナンスをして又放送マイクの前に戻ります”とツイッターでコメントしたのみでした。

 

 

その後も、ツイッター上では、変わらず文化放送の番組、長年仕事を通して応援してきたライオンズ、箱根駅伝に関する応援のメッセージをツイートしていました。

しかし、松島さんの肺腺がんの病状は次第に悪化していき、2020年2月23日、47歳という若さでこの世を去りました。

松島さんのツイッターでは、松島さんの奥様がその訃報を報告しました。

 

また、松島さんの逝去に伴い、松島さんが約27年以上務めた文化放送では、ロビーに記帳所を設置。

松島さんのアナウンサーとしての声やメッセージ、熱いリポートに多くの元気をもらってきた…という方たちが多く訪れているといいます。

 

今は、松島さんのご冥福をお祈りするばかりです。

文化放送アナウンサー松島茂さんが闘病した「肺腺がん」とは?

今回は、松島茂さんのがん闘病の経緯を紹介しました。

ところで47歳という若さの松島さんの命を奪った“肺腺がん”とはどのような病気なのでしょうか?

松島さんと同じく、これまで肺腺がん闘病をした芸能人の方たちもいます。

参考:肺腺がん闘病した芸能人・有名人

河村隆一(LUNA SEA)

東てる美(元 日活ロマンポルノ女優)

野際陽子

 

意外にも、あの有名人たちも、この肺腺がんの闘病経験があるんですね。

肺腺がんとは?

それでは、あらためて「肺腺がん」とはどのような病気なのでしょうか?

 

肺腺がんとは、肺がんの一種で、肺がんの中でも最も多い種類のがんとされています。

肺がんと肺腺がんについて、それぞれ確認をしましょう。

 

まずは「肺がん」から。

【肺がんとは】

肺がんとは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。

進行すると、がん細胞が周りの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れに乗って広がっていきます。

転移しやすい場所は、リンパ節、脳、肝臓、副腎、骨です。

 

【肺がんの症状】

肺がんは早期ではほぼ無症状です。病状の進行とともに、咳(せき)、痰(たん)、血痰、発熱、呼吸困難、胸痛などの呼吸器症状があらわれます。

しかし、これらは必ずしも肺がんに特有のものではないため、他の呼吸器疾患と区別がつかないこともあります。

複数の症状がみられたり、長引いたりして気になった場合は早めに医療機関を受診することが大切です。

その他には、腫瘍が特殊な物質を産生することによる、あるいは免疫反応による影響で起こる症状があります。

それらは「腫瘍随伴(ずいはん)症候群」と呼ばれ、他のがんと比べて肺がんでは比較的多く発症します。

症状としては、肥満、ムーンフェイス(顔が満月のように丸くなる)、食欲不振、神経症状、意識障害などがあります。また、進行の程度に関わらず症状がほとんどみられない場合もあり、検診などの胸部X線検査やCT検査によって発見されることもあります。

喫煙は肺がんとの関連が非常に大きいので、喫煙歴のある40歳以上の人は、症状がみられない場合でも特に注意が必要です。

引用:国立がん研究センターがん情報サービスホームページより

 

では、次に「肺腺がん」です。

【肺腺がんとは?】

“腺がん”とは、体の臓器にある分泌腺にできたがんのことです。

肺腺がんは、肺の分泌腺に出現したがんのことを指します。

 

【肺腺がんの特徴】

●男性よりも女性に多い。
●初期症状が出にくい。
●化学療法や放射線療法が効きにくい。
●喫煙との因果関係は弱い。

引用:MEDLEYより

 

「肺腺がん」は、初期症状が出にくい点は「肺がん」と同じですが、女性に多い点や、喫煙のとの因果関係が薄い点では肺がんと異なるようですね。

参考:がんの治療費はどれくらい?

ところで、がんの治療費は、以下のような大きな金額がかかるとされています。

●乳がん:約55万円
●子宮がん:約60万円
●胃がん:約61万円
●肺がん:約65万円
●直腸がん:約71万円
●肝がん:約59万円
出典:厚生労働省 平成28年度 医療給付実態調査

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