元広島カープ・山本浩二さん、がん闘病公表…現在・今後は?
広島カープ元監督の山本浩二さん(73)が、2月7日、昨年、がん闘病により4回も手術をしていたことを公表しました。
山本浩二さんと言えば、現役時代、広島東洋カープに在籍し、“ミスター赤ヘル”の愛称で親しまれ、プロ野球界を代表する名選手として活躍。
引退後は、カープの監督、日本代表・侍ジャパンの監督、そしてプロ野球解説者としても活躍されいましたが、この約10か月は公の場には登場していませんでした。
今回は、山本浩二さんのがん闘病の経緯、そして気になる山本浩二さんの現在について紹介します。
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目次
がん闘病を公表した元広島カープ・山本浩二さんのプロフィール
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●生年月日:1946年10月25日
●身長/体重:183cm/82kg
●出身地:広島県広島市佐伯区
●出身校:法政大学
●プロ入り:1968年 ドラフト1位
●通算:2339安打、536本塁打、打率.290
●選手歴:広島東洋カープ (1969~1986)
●監督歴:広島東洋カープ (1989~1993、2001~2005)、日本代表 (2012~2013)
●受賞:広島県民栄誉賞(1987年)、野球殿堂競技者表彰(2008年)等
がん闘病を公表した元広島カープ・山本浩二さんの経歴
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山本浩二さんは、法政大学卒業後、1968年のドラフト1位で地元・広島東洋カープに入団します。
1年目の1969年シーズンからレギュラーメンバーとして活躍し、シーズン後半には4番打者などのクリーンナップを任されるようになりました。
1975年には、打率.319、30本塁打、84打点、24盗塁という自己最高の成績を記録し、首位打者やMVPなどのタイトルも獲得する活躍をみせます。さらに、この年、チームは創設25年目にして初優勝を果たし、その貢献が称えられ、地元広島の人たちからは“ミスター赤ヘル”と呼ばれ愛されようになりました。
さらに1977年~1981年までは、毎年40本以上のホームランを記録し、現役時代通算536本塁打は、大学卒のプロ野球選手の日本最多記録となっています。
1987年、現役引退後は野球解説者となり、1989年からは広島カープの監督に就任し、1991年にはリーグ優勝も果たします。ちなみに監督時代は、前田智徳・緒方孝市・江藤智などを主力選手として育成しました。
1993年、監督引退後は、再びプロ野球解説者を務めましたが、2001年、再び広島カープの監督に就任。
この時期は、新井貴浩・嶋重宣・栗原健太を打線の主力として育成しましたが、在任中は、1度もAクラスになることもなく成績不振により、2005年に退任しました。
その後は、解説者や北京オリンピック野球代表チームの守備・走塁コーチなどを務めながら、2008年には、その野球界への貢献が認められ野球殿堂入りを果たしました。
2013年には、第3回ワールドベースボールクラシックの日本代表・侍ジャパンの監督も務めました。
元広島カープ・山本浩二さんのがん闘病の経緯
山本浩二さんは、2020年2月7日、広島カープのキャンプ地である宮崎県日南市から広島テレビの生放送番組に出演し、がん闘病を公表。
山本浩二さんは、昨年2019年2月に膀胱がんとの診断を受け、4月の上旬に手術を受けました。
しかし、その後の血糖検査では肺がんが見つかり、4月末に手術を受けたといいます。
膀胱がんと肺がんの手術は、計4回にも渡ったようです。
出演した番組では、「まさか自分がというのが最初でね。信じられないくらいの気持ちで…。」と当時の心境を明かしていました。
そして、がんを公表した翌日、2020年2月8日には、宮崎市で行われている巨人のキャンプ視察のために約10か月ぶりに公の場に姿を見せました。
山本浩二さんは、2019年4月までは解説者として仕事をしていましたので、そのときにはすでにがん闘病を開始していたことになります。
山本浩二さんは、メディアの取材に対して「何で自分がという気持ちで病院と家を行ったり来たりしていた。辛い気持ちはあった」と、振り返っていたそうです。
元広島カープ・山本浩二さんのがん闘病…現在は?転移はない?
山本浩二さんは、2020年2月現在の経過は、日常生活に支障がないような状況にまで回復し、現在はリハビリに励んでいるそうです。
膀胱がん、肺がんの転移も確認されていないようですね。
来月3月にはプロ野球の開幕シーズンとなりますが、今後は、解説者として仕事に復帰されるとのことです!
参考:癌(がん)闘病したプロ野球選手まとめ
山本浩二さんだけでなく、元プロ野球選手の中には、これまでがん闘病を経験された方が多くいらっしゃいます。
山本浩二さんと同じ広島カープの元選手だけでも、2020年1月に白血病を公表した北別府学さん、昨年2019年に現役引退した赤松真人さん、2018年に亡くなられた衣笠祥男さん、そして、“炎のストッパー”と呼ばれた津田恒美さん(享年32歳)、など、多くのがん闘病経験者がいます。
また、現在は解説者として有名な大島康徳さんは、最も進行した状態を表す“ステージ4”の宣告を受けながらも、積極的にブログを更新したり、プロ野球の解説も行うなど、がんと向き合い闘病生活を送っています。
以下は、癌(がん)闘病したプロ野球選手のまとめです。