ちびまるこ関口の声優・津久井教生さん、難病公表…「ALS」とは?

声優の津久井教生さん(58)が、10月1日、自身のブログを更新し、難病に指定されている「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を患っていることを公表しました。

アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ)のクラスメイト・関口役や、『ニャンちゅうワールド放送局』(NHK)のにゃんちゅう役の声などで知られるベテラン声優さんです。

今回は、津久井教生さんの現在、そして難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気についても紹介したいと思います。

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ALSを公表した声優・津久井教生さんのプロフィール


画像:事務所ホームページより

 

●名前:津久井教生(つくい きょうせい)
●生年月日:1961年3月27日
●出身地:東京都
●血液型:A型
●趣味、特技:ギター・作曲・柔道・水泳・タロットカード
●所属事務所:81プロデュース

 

声優・津久井教生さんは、1983年頃から声優活動を開始。

声優だけでなく、イベントの司会・ラジオパーソナリティ・ミュージシャンとしてマルチな才能で活躍するベテラン声優です。

ミュージシャンとしては、自身が声優を務めるキャラクター『ニャンちゅう』関連のほとんどの楽曲の作曲を手がけていることでも知られています。

 


画像:ちびまる子ちゃん・関口しんじ

ALSを公表した声優・津久井教生さん、これまでの出演作品


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以下は、津久井教生さんが声優を務めた主な作品・近年の出演作品です。

アニメから特撮・外画作品まで、何でもこなすベテラン声優として活躍されていますね!

でも、やっぱり“にゅんちゅう”のインパクトが強いですかね(笑)。

 

▶「ニャンちゅうワールド放送局」…ニャンちゅう役
▶「ダッシュ!四駆郎」(1989年)…地味貢二〈パンクロー〉役
▶「ちびまる子ちゃん(1990年~)…関口しんじ役、川田守役、山根の父役 他
▶「激走戦隊カーレンジャー」(1996年)…副長ゼルモダの声
▶「爆竜戦隊アバレンジャー」(2003年)…ヤツデンワニの声
▶「仮面ライダー電王」(2007年)…クラストイマジンの声)
▶「炎神戦隊ゴーオンジャー」(2008年)…キャリゲーターの声
▶「カーズ2」(2011年)…エーサー役
▶「忍たま乱太郎(2011年)…楽呂須太夫役
▶「HUNTER×HUNTER」(2013年)…フラッタ役、ビホーン役、バロ役
▶「宇宙戦隊キュウレンジャー」(2017年)…ゴネーシの声
▶「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(2018年)…サモーン・シャケキスタンチンの声

津久井教生さん、難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)を公表


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津久井教生さんは、2019年10月1日、自身のブログを更新し、「皆さまへ」と題した記事を投稿。

難病に指定されている「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を患っていることを公表しました。

 

ブログの内容によると、津久井さんは、検査と治療のために4週間にわたって入院をしていたとのことで、現在、自力で歩くことが難しい状況であることを告白しました。

現在は、ダブル杖と車椅子での移動をされているそうですが、「それ以外は結構元気です」とのこと。

 

症状も個人差が激しく、かなりきつい病気ですが・・・ なんと今のところ「声」だけは無事の状態でいます。

事務所と話を重ねて、家族の力も借りて「出来る限り前に進む」感じで歩き出すことにしました。

(省略)病名が見えてきて、さんざんSNS等で書いていた「名無しのごんべぇの病気」のストレスから解放されて、気持ちよく前に進もうと思っています!

引用元:きょうせいのブログより

 

津久井さんは、ここ数か月のブログでは、体調不良により病院で検査を受けていたことを報告をしていました。

しかし、病名はすぐに分からず「名無しのごんべぇの病気」と、ご自身の容態を説明していました。

津久井教生さんが闘病中の「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」とは?

それでは、津久井教生さんが公表した国が指定する難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)とはどのような病気なのでしょうか?

以下は、難病情報センター(http://www.nanbyou.or.jp/)のホームページからの引用です。

ご参考までに。

1. 筋萎縮性側索硬化症とは
筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。

しかし、筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけます。

その結果、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、力が弱くなり、筋肉がやせていきます。

その一方で、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。

2. この病気の患者さんはどのくらいいるのですか
1年間で新たにこの病気にかかる人は人口10万人当たり約1-2.5人です。

全国では、平成25年度の特定疾患医療受給者数によると約9,200人がこの病気を患っています。

3. この病気はどのような人に多いのですか
男女比は男性が女性に比べて1.2-1.3倍であり、男性に多く認めます。

この病気は中年以降いずれの年齢の人でもかかることがありますが、最もかかりやすい年齢層は60~70歳台です。

まれにもっと若い世代での発症もあります。特定の職業の人に多いということはありません。

引用元:難病情報センター

難病ALSを公表した津久井教生さん、今後の声優活動は?


画像:きょうせいのブログより

 

難病を患っていることを公表した津久井教生さんですが、気になる今後の声優活動はどうなってしまうのでしょうか?

津久井さんは、公表の2日後の10月3日、「皆さんに聞いてほしいこと♪ 」と題したブログ記事を投稿し、今後も声優活動を継続していけることを発表。

さらに先日には、さっそく「にゃんちゅう」の収録にも参加されたことを公表しました。

 

本当に歩くのに難がある以外は元気なのです♪

素敵な力が「声」を残して下さっている状態です♪

ALSは「日常生活をしっかりとしていく事が1番の治療法」という難病ではないかと思います。

ドクターの皆さんからも「しっかりとお仕事と生活をして下さい」とエールを送られています。

なかなか知られていないALSに関してもこれから勉強して、自分に起こっていることを皆さんに発信できればとも思っています♪

津久井教生は「ALSとつきあいながらしっかりとお仕事や生活をしていく」つもりです。

引用元:きょうせいのブログより

 

津久井さんの声を聞くことができなくなってしまうのか?と心配された方も多くいると思いますが、一安心ですね。

しかし、難病というだけあって、今後も病気と付き合いながら大変な生活が待ちうけていることでしょう。

これからも津久井教生さんの声、そしてにゃんちゅうの声がいつまでも聞けるよう、津久井さんの闘病・回復を祈り、応援するばかりです。