念願の石ノ森萬画館へ!マンガロードには、仮面ライダーBLACK(ブラック)も!

こんにちは、保険ブロガーのうっちー(twitter)です。

今回は、先日、観光で行った宮城県石巻市にある「石ノ森萬画館(いしのもりまんがかん)」へ行ってきた時のお話です。

「石ノ森萬画館」とは、『仮面ライダー』や『サイボーグ009』の原作者であるマンガ家・石ノ森章太郎さんのマンガミュージアムです。

ちなみに“萬画(まんが)”とは、石ノ森章太郎さんが提唱した「マンガ」の新たな呼称です。

私は、以前から石ノ森章太郎さん作品の大ファンなのですが、この石ノ森萬画館へ訪れたのは今回が初めてです。

と言うのも、私が前回訪れた6年前、この石ノ森萬画館は、2011年の東日本大震災の影響によって営業休止を余儀なくされていた時期でした。

そう、この石巻市は、東日本大震災の日、津波に襲われた町なのです。

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6年越し…念願の石ノ森萬画館へ

石ノ森萬画館のある石巻市は、東日本大震災による津波の影響で、死者・行方不明者数は4,000名近くに登っています。

被災した家屋も、5万棟以上。

徐々に復興は進んでいますが、震災から7年が経った現在も、仮設住宅で暮らしている方もいらっしゃいます。

 

そして、今回訪れた石ノ森萬画館も、例に漏れず、津波による被害を受け、一時休館していました。

営業を再開したのは、3.11から1年半以上も経過した2012年11月17日のことでした。

私が前回石巻を訪れたのは、2012年の9月なので、石ノ森萬画館は休館中の時期。

そもそも、2012年の石巻市には、震災から1年以上経過しても、津波被害の爪痕がまだまだ多く残っていました。

流されて使えなくなった車が何百台も山積みになっていたり、小学校や病院などの大きな建物も、まだ取り壊しなどされず半壊したまま放置されたようなひどい状況でした。

「ここに家があったのだ」…と分かるような家の基礎部分だけを残しながらも、草が伸び切った土地が一帯に広がっていた異様な光景を鮮明に覚えています。

石ノ森萬画館近くのマリーナの建物。写真左方に、津波が押し寄せてきた高さを記してあります。

当時、トヨタのテレビCM内の企画で、木村拓哉さんと北野武さんが石巻を車で訪れ、被災した石ノ森萬画館の様子が放送されていました。

CMの最後に、北野さん、そして木村さんが『バカヤロー』と海に向かって叫んでいたのが印象的でした。

石巻には漁港もあり、海とともに発展していった町だっただけに、津波がもたらした甚大な被害に対する石巻の方たちの気持ちは、何とも言えない複雑なものだったことでしょう。

そんなことを想像させるCMとして、とても印象に残っています。

石ノ森萬画館とは?

では、今回6年越しに私が訪れた「石ノ森萬画館」とは、そもそもどのような施設なのでしょうか?

「石ノ森萬画館」は、石ノ森作品の世界を立体的に再現したアトラクションや展示、オリジナルアニメの上映などを楽しむことができます。

 

また、マンガ・アニメ工房もあり、約6,000冊のマンガや300本の映像を無料で観ることができたり、期間限定の展示やイベントなども開催されています。

 

外観デザインは、まるで石ノ森のSF作品に出てきそうな飛行船。

山、川、海の雄大な大自然のど真ん中にあり、地元から愛される観光的名所の1つにもなっています。

 

石ノ森萬画館
●開館:9~18時 (12月~2月は、17時まで)
●住所:石巻市中瀬2-7
●アクセス:
・徒歩:JR石巻駅より徒歩12分
・車:三陸自動車道 石巻河南ICより約15分

石ノ森萬画館に向かってマンガロードを歩いてゆく!

仙台駅から快速で約1時間、JR石巻駅へ到着。

 

JR石巻駅に到着すると、さっそく仮面ライダーとサイボーグ009(島村ジョー)と003(フランソワーズ)が出迎えてくれます。

至るところに馴染みのキャラクターたちが!

駅前にも。

石巻駅前の様子

石巻市中心部の案内板

そして、石巻駅から石ノ森萬画館に向かう際に通る「マンガロード」でも、石ノ森作品に登場する有名なキャラクターたちが次々と。

009こと島村ジョー

001のイワンと、005ジェロニモ

004のアルベルト・ハインリッヒ

銀行の前にいる007・グレートブリテン。何か企んでるのかな?

006のチャンチャンコ。

そして、仮面ライダー1号

1号の少し先には、2018年10月に完成し設置されたばかりの「仮面ライダーBLACK」も。

ちなみに、この仮面ライダーBLACK像は、石巻市指定文化財「旧観慶丸商店」※(石巻市中央3-6-9)の近くに設置されています。※上部写真の奥の茶色い建物が、旧観慶丸商店。

前から。

後ろから

どアップ

佐武と市やん

津波は、市街地にまで到達してきたことが分かる碑も。

おや、あの白い丸い宇宙船は…

石ノ森萬画館の中の様子

さて、いよいよ石ノ森萬画館に到着しました!

入口には、『シージェッター海斗』や『サイボーグ009』に出てくる002(ジェット・リンク)の姿も。

 

さらに現在は、今をときめく俳優・竹内涼真くんが主演を務めた『仮面ライダードライブ』が乗るトライドロンも。

そう、当時、竹内涼真くんが演じていた仮面ライダードライブこと泊進ノ介は、仮面ライダーなのに、バイクじゃなくて車に乗る異色のライダーだったんですよね。ヒロインは、だーりおこと内田理央ちゃんで、ドラマ内で竹内涼真くんと結婚して、子供も生まれるんですよね♪

入ってゆく♪

 

館内入口1Fの全体像。
写真右下、受付にいるサイボーグ戦士コスプレをしたお姉さん…ナイス!

 

ヒーローたちがお出迎え。

東京豊島区にあったトキワ荘の模型も。

 

館内からは、先程入口から見えたシージェッター海斗、002(ジェット・リンク)を別角度から確認できます。002の足の裏…マニアには、たまりません。

 

サイボーグ009の世界へ

 

そして、いよいよ仮面ライダーの世界へ

『仮面ライダーBLACK』、『仮面ライダーBACK RX』の仮面。

主人公の南幸太郎(倉田てつお)は、平成ライダー作品にも時々出演するので、どストライク世代にとっての自分にはたまりません。

平成ライダーのマスクも。

ライダーなのに“破壊者”の『ディケイド』。
ちなみに最新の『ジオウ』は、ライダーなのに“魔王”。

個人的に好きなオーズ。最新作の『仮面ライダージオウ』にも、主人公・火野映司(渡部秀)、ヒロイン・泉比奈(高田里穂)が出てきて話題になりました。

最新作の『ビルド』『ジオウ』も、ちゃんとありました。

さらに、キカイダーの世界へ!

高嶋政伸さんが主人公だったテレビドラマ『HOTEL』も、石ノ森作品なんですよね。

 

シージェッター海斗。ちなみにシージェッター海斗は、石巻のヒーロー。場内では、シージェッター海斗のミニムービーも観ることができます。

 

子供と来たらさぁ大変!…な、お土産コーナー。
フィギアやベルトまで売っています。

 

運が良ければ、館外のカラクリ時計も見れるかも。

石ノ森萬画館と東日本大震災

館内には、被害を受けた直後の石ノ森萬画館の様子や石巻市の状況を伝えるパネルなども常設されています。

 

 

こんなに楽しい石ノ森萬画館ですが、震災後は、建物内部も大変な状況に。

 

館内から撮影した外の様子。まさに津波に飲まれている様子が分かります。

当時、スタッフの方たちは、最上階の3Fに避難し、なんとか津波から逃げることができたそうです。

日和山公園から石ノ森萬画館を望む

さて、石ノ森萬画館を満喫した後は、石巻のパワースポット・日和山公園(ひよりやまこうえん)へ。

日和山公園は、石巻市内や石巻湾を一望できる場所で、牡鹿半島や松島も一望できます。
かつての石巻城の跡で、桜やツツジの名所でもあります。

 

また、江戸時代には『奥の細道』で有名な松尾芭蕉が、弟子の曾良(そら)と訪れた場所とされています。
他にも、宮沢賢治、斎藤茂吉、石川啄木などの文豪たちも訪れた、知る人ぞ知る名所なのです。

 

最近では、『笑点』の“オレンジ色”でお馴染みの林家たい平さんがまだ学生時代に、自分自身を見つめる旅に石巻を訪れた際、この日和山に登り、落語家を目指す決意をしたというエピソードも残されています。

ちなみにそのエピソードは、園内にある「たい平さくら」の木に記されています。

 

日和山の頂上には、広大な太平洋を望む大きな鳥居が象徴的な「鹿島御児神社」が鎮座しています。

境内には、有名人、いや有名猫もいました。

 

公園内には、石巻が東日本大震災によって、大きな被害を受けた場所であることが分かるモニュメントが多数あります。

高台になっているため、あの震災の日は、大勢の市民の方が津波からこの日和山公園に避難をされました。

先程までいた石ノ森萬画館のある中瀬地域やその周辺もよく見渡すことができます。

公園の頂上にが、震災前の石ノ森萬画館周辺のパネル写真もありました。

そして、現在の石ノ森萬画館周辺の写真です。

 

石ノ森萬画館のある中瀬地域は、津波によって石ノ森萬画館を残してすべての家屋が倒壊してしまったということですが、7年が経過した今でも元の姿には戻っていません。

●住所:宮城県石巻市穀町14番1号

東日本大震災と保険

東日本大震災による地震保険金の支払いは、 1兆2,749億円(※1)

また、生命保険協会によると、東日本大震災における死亡保険金の支払い保険金の総額は、1,599億3,445万円、支払い件数は、21,027件(※2)にも及びました。

そもそも死亡保険金には、もともと「災害免責」というものがあり、地震等の災害がきっかけにより亡くなった場合は、保険金の支払い対象外というルールがあります。

しかし、東日本大震災時は、日本国内のすべての生命保険会社が、この「災害免責」を適用せず、特例として保険金を支払ったことが話題となりました。

また、保険会社は、被災者の方に対し、毎月の保険料の支払いについて猶予期間を設けたりするなどの措置も行いました。

先の震災により、保険がどれだけ世の中に貢献し、その役割を果たすことができたのか?もしくは、できなかったのか?

災害時における対応は、保険業界で働く人間として、保険会社の社会的な役割をあらためて自覚し、それを実行していく機会だと認識しています。

※1…出典:日本地震再保険株式会社調べ(2017年3月)
※2…出典:「東日本大震災に係る保険金のお支払件数・金額について(平成25年3月末時点)」/生命保険協会

 

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