勝手にしやがれ・武藤昭平、食道がんで活動休止…現在は?

歌手の武藤昭平さん(49才)が、食道がんのため一時活動を休止することを発表しました。

武藤さんは、ジャズパンクバンド「勝手にしやがれ」のヴォーカリスト兼ドラマーとして、また、ソロプロジェクトである「武藤昭平withウエノコウジ」としても、これまで精力的にライブ活動を行ってきました。

この度の武藤さんの食道がん発覚により、“皆さんの前で思いっきり演奏出来る日、思いっきり歌える日を楽しみに治療に励みます”と闘病と復帰への決意を表明。

出演が予定されていた「勝手にしやがれ」、「武藤昭平withウエノコウジ」のライブは、武藤さんの出演キャンセルや一部公演中止となることが明らかになりました。

今回は、武藤昭平さんの食道がん闘病の経緯と、食道がんにについてご紹介します。

スポンサードリンク



食道がん公表!勝手にしやがれ・武藤昭平さんのプロフィール

(武藤さん:左から3番目)

●生年月日:1968/12/28
●出身:福岡県
●血液型:B型
●お酒:焼酎
●煙草:ジタンとゴロワーズ
●Favorite:映画 ジャン・リュック・ゴダール『気狂いピエロ』等。
●絵画、神社仏閣、トム・ウェイツ、ジョー・ストラマー

画像・引用:勝手にしやがれ公式HPより

勝手にしやがれ・武藤昭平さんの食道がん闘病の経緯

【2018年】
●喉奥に違和感を感じたことを機に、3月、精密検査を受ける。
●精密検査の結果、食道がんであること判明。
●「早急に手術をすれば早く回復する」との医師からの説明を受け、治療に専念することを決意。

勝手にしやがれ・武藤昭平さんが闘病した「食道がん」とは?

皮肉にも歌手にとって最も大切な「喉」に繋がっている食道のがんと闘病することになった武藤さん。

食道がんは、過去にはサザンオールスターズの桑田佳祐さんも食道がんの手術を経験されています。

そして、武藤さんは49才での発覚、桑田さんは54才の時の発覚…お2人ともまだまだ現役世代でのがん闘病ということになります。

あらためて食道がんとはどのような病気なのでしょうか?

参考:食道がんとは?

食道がんは、食道の内面をおおっている粘膜の表面にある上皮から発生します。

食道の内面をおおっている粘膜から発生したがんは、大きくなると粘膜下層に広がり、さらにその下の筋層に入り込みます。もっと大きくなると、食道の壁を貫いて食道の外まで広がっていきます。

食道の周囲には、気管・気管支や肺、大動脈、心臓など重要な臓器が近接しているので、がんが大きくなるとこれらの臓器に広がります。

 

また、食道の壁の中と周囲には、リンパ管や血管がたくさんあります。そのため、がん細胞がリンパ液や血液の流れに入り込んで食道を離れ、食道とは別のところに流れ着いてそこで増え始め転移します。

リンパの流れに乗ったがん細胞が、リンパ節にたどり着いてかたまりを作ったり、食道の周りのリンパ節だけではなく腹部や首のリンパ節にも転移することがあります。

そして、血液の流れに入り込んだがん細胞は、肝臓、肺、骨などにも転移していくリスクもあるのです。

【食道の構造】

 

【食道の壁の構造】

食道がんにかかる率が高いのは?

一生涯の間に、食道がんになるリスクは、男性で2%、女性で0.4%。

死亡リスクは、男女ともにその半分で、男性は1%、女性0.2は%です。

食道がんになる確率、死亡率ともに男性のほうが高く、女性の5倍以上となっています。

また、男女ともに、40歳代後半以降に増加し始める傾向にあり、特に男性は女性に比べて急激にリスクが増加します。

食道がんの症状は?

食道がんは、初期の段階では自覚症状がないことが多く、健康診断や人間ドックのときに内視鏡検査などで発見されるケースが約20%と言われています。

無症状で発見された食道がんは、早期の段階であることが多く、治る確率も高くなります。
しかし、以下のような症状がある場合は、腫瘍が大きくなり進行している可能性もあります。

1.食道がしみるような感覚
2.食物がつかえるような感覚
3.体重減少
4.胸痛・背部痛
5.せき
6.声のかすれ

食道がんの原因は?

喫煙、飲酒、熱い飲み物や食べ物が、食道がんのリスクを高めるとされています。

特に、日本人に多い「扁平上皮がん」(へんぺいじょうひがん…体の表面や食道などの内部が空洞になっている臓器の内側の粘膜組織から発生するがん)は、喫煙と飲酒の関連が強く、お酒を飲みながらタバコを吸うと食道がんのリスクがさらに高まることも報告されています。

また、少ないお酒の量ですぐ顔が赤くなってしまう方は、徐々に飲酒に慣れてきてその量が増えると、食道がんになるリスクは、通常の人の何10倍にも高まるという報告もあります。

逆に喫煙や飲酒の習慣がない人が食道がんになることは、ほとんどありません。

喫煙者は禁煙、飲酒は適量、熱い食べ物・飲み物は覚ましてから口にする…という基本的な習慣が予防になります。

また、野菜(でんぷん質のもの除く)や果物、βカロテンやビタミンCを含む食品の積極的な摂取も予防に良いとされています。

参考・画像・引用:国立がん研究センター がん情報サービス 食道がん

勝手にしやがれ・武藤昭平さん、現在は?(2019年9月更新)

食道がん闘病した武藤昭平さんですが、武藤さんは、2018年9月23日に行われたライブイベントで復帰を果たしました。

そして、2019年9月現在も、精力的に音楽活動を継続しています。

 

\がんへの備えが不安な方へ/

※満足度95%!話題の保険相談サービス