宮迫博之さんが闘病したスキルス胃がん…「スキルス」の意味は?
(更新日:2020年10月28日)
お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之さんは、2012年、42歳のときにスキルス胃がんとの診断を受けました。
宮迫博之さんと言えば、2019年の”闇営業”報道を経て、現在は、人気ユーチューバーとしてのポジションを確固たるものとして芸能活動を継続されています。
騒動を経て、気になる宮迫さんの現在の胃がんの状況は?また、宮迫さんが闘病したスキルス胃がんの“スキルス”ってどういう意味?
今回は、宮迫博之さんのスキルス胃がん闘病の経緯、そして宮迫さんが闘病した「スキルス胃がん」についてもご紹介します。
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目次
スキルス胃がん闘病した宮迫博之さんのプロフィール
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●生年月日:1970年03月31日
●身長/体重:169cm /60kg
●血液型:B型
●出身地:大阪府 大阪市
●趣味:漫画/サッカー/ゴルフ/ダーツ
●特技:歌
●所属事務所:吉本興行株式会社を経て、現在はフリー。
宮迫博之さんは、1989年5月に、蛍原徹(ほとはらとおる) と雨上がり決死隊を結成。
「宮迫ですっ!」のギャグなどでブレイクを果たし、山口智充さんとともに共に「くず」を結成し、歌手としても活動をするなどマルチタレントとして活躍していました。
宮迫博之さん、スキルス胃がん闘病の経緯…現在は?再発はない?
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1.早期発見、手術、そして復帰
宮迫博之さんは、2012年11月、42歳のとき、人間ドッグにより異常が見つかり、その後、精密検査を行ったところ「スキルス胃がん」との診断を受けました。
がんの進行度を表すステージは「1A期」、つまり、早期の段階のがんでした。
宮迫さんは、その翌月12月に仕事の休養を発表すると、同月、腹腔鏡下幽門側切除の手術を受け、胃の3分の2を摘出しました。
手術は無事に終わり、12月22日に退院。
そして、12月29日には、テレビ番組に出演し、翌年2013年1月以降、本格的な復帰を果たしました。
2.“こいつのためにも治さなあかん”…宮迫さんの決意
幸い、宮迫さんのスキルス胃がんは、早期発見によって、仕事にもすぐに復帰することが出来たようです。
しかし、その過程には、様々な苦悩があったことを、後にメディアでのインタビューで明かしています。
宮迫さんは、当日小学6年生だった息子さんの少しでもショックを和らげようと、直接がんであることを打ち明けたと言います。
お子さんに泣かれることを覚悟していたそうですが、返ってきた言葉は意外なもの。
「大丈夫。パパは絶対に大丈夫な人やから。すごい人やから大丈夫。」
この時、宮迫さんは、「こいつのためにも治さなあかん」と固い決意をしたそうです。
参考記事:マイナビニュース(2014/08/10)宮迫博之、胃がん克服と息子がもたらした人生の変化「俺が守らなあかん」
3.宮迫博之さんのスキルス胃がん、現在は?再発はない?
2020年10月現在、宮迫博之さんは、50歳。
がんの手術から8年が経過しようとしていますが、再発などはないようです。
2013年の復帰後は、保険会社のアフラックのCMに出演し、自らの闘病体験やその想いについて語り、がんという病気や、がん保険というものを、より身近に感じさせてくれるタレントとしても一躍買っていた宮迫さん。
2019年の闇営業報道などで民放メディアへの出演することは無くなってしまいましたが、当時は、宮迫さんの闘病経験の発信によって、多くの人が癌(がん)への備えの大切さや、保険の加入を検討したのではないでしょうか。
宮迫さんが闘病した「スキルス胃がん」って?
(画像:不健康な胃…いらすとやより)
さて、今回は、宮迫博之さんのスキルス胃がん闘病について紹介しました。
ところで、宮迫さんが闘病した“スキルス胃がん”とは、どのようなタイプのがんなのでしょう?普通の「胃がん」とは異なるのでしょうか?
確認してみましょう。
スキルス胃がんは胃がんの10%前後を占めており、女性や若年者の胃がんにもみられます。
がんの進行に伴い吐き気や上腹部痛、上腹部膨満感など、さまざまな症状が出現しますが、スキルス胃がんに特有の症状はありません。
また、スキルス胃がんは、胃の壁の中をしみこむように浸潤し、粘膜の表面にはあまりあらわれないため、内視鏡検査でも診断が難しいことがあります。
また、腹膜播種(ふくまくはしゅ)やリンパ節転移の頻度が高いため、治癒切除が困難なことが多く、予後が悪い傾向にあり、治療が難しい胃がんの種類の1つです。
近年、抗がん剤による治療効果の向上が期待されています。
つまり、症状がなく、見た目にも発見が難しく、発見した時にはがんが進行し治療が難しい…厄介ながんということですね。
ちなみに“スキルス”とは「硬い」という意味に由来する言葉で、その名の通り、胃の壁全体が硬くなってしまうのが特徴だそうです。
早期発見により“余命半年”を回避…アミノインデックスって?
宮迫さんが、がんの診断を受けた際、その進行度を表すステージは「1A期」。
胃がんの1A期とは、“10年生存率95.1%”…つまり、手術をすればほぼ命を脅かすことはない最も早期の段階だったのです。
とは言うものの、医師からは「放置すれば余命半年」と言われた宮迫さん。早期発見ができて、本当に良かったですね!
ちなみに、宮迫さんの早期段階でのがん発見に貢献したと言われているのが、「アミノインデックス」(AICS)という検査方法です。
胃がんの検査というと胃X線検査(バリウム検査)や胃カメラが一般的だそうですが、「アミノインデックス」(AICS)は、血液を採取し含まれるアミノ酸の濃度バランスでガンの可能性を調べる方法。1回の採決で、複数のがんを同時に検査することが可能だそうです。
男性の場合は、以下の5種類、女性の場合は、以下の6種類のがんリスクの検査をすることが可能です
【男性】
●胃がん
●肺がん
●大腸がん
●膵臓がん
●前立腺がん
【女性】
●胃がん
●肺がん
●大腸がん
●膵臓がん
●乳がん
●子宮がん
●卵巣がん
尚、検診にかかる費用は、健康保険の適用にならないため、自己負担額として2~3万円程度かかる、やや高額な検査方法です。
参考:がんの治療費はどれくらい?
ところで、がんの治療費は、以下のような大きな金額がかかるとされています。
●乳がん:約55万円
●子宮がん:約60万円
●胃がん:約61万円
●肺がん:約65万円
●直腸がん:約71万円
●肝がん:約59万円
出典:厚生労働省 平成28年度 医療給付実態調査
さて、がんへの経済的な備えは十分でしょうか?
さらに、がん保険は、がんになってからでは加入することができません。
また、がん保険は、がん治療の進歩とともに少しずつ変化しています。
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