元劇団四季代表・浅利慶太氏、死去…悪性リンパ腫とは?

元劇団四季代表で演出家の浅利慶太さん(85)が、7月13日、悪性リンパ腫により亡くなりました。

浅利さんは、今から65年前の1953年7月、
浅利さん自身が在籍していた慶應義塾大学や東京大学の学生を中心に演劇チームである劇団四季を結成します。

当初はフランス演劇を主とした劇団としてスタートした劇団四季でしたが、
1970年代から海外ミュージカルの翻訳上演を始め、1983年に初公演が行われた『キャッツ』は興業として大成功を収めます。

また、劇場運営の中で中曽根康弘氏や石原慎太郎氏などの大物政治家との繋がりを強めたことで、劇団はさらに躍進。
各都市に専用劇場を持ち、『ライオンキング』『美女と野獣』などディズニー作品の上映、
『アイーダ』・『マンマ・ミーア!』・『ウィキッド』など最新の海外ミュージカル作品を輸入上演。

浅利さんは2014年の引退まで、劇団四季の代表取締役社長・会長・芸術総監督を務めてきました。

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浅利慶太さんのプロフィール

●生年月日:1933年3月16日
●出身地:東京都
●学歴:慶應義塾大学文学部仏文学専攻(中退)

浅利慶太さんのがん闘病の経緯

浅利さんは、奇しくも劇団創立65周年の記念日前日、7月13日に悪性リンパ腫により都内病院で亡くなりました。

ちょうど1年前の2017年夏頃に体調を崩し、
9月、84歳の時に悪性リンパ腫との診断を受けます。

その後、入退院を繰り替えながらも2018年4月には『ミュージカル 李香蘭』の演出を手掛け、
9月には、『アンドロマック』の作品の演出を手掛ける予定でしたが、先月6月頃から再び入院。

病床からも演出の指示をするなど、演出家として最期まで魂を燃やした浅利さんでした。

浅利慶太さんが闘病した「悪性リンパ腫」って何?

「悪性リンパ腫」は、血液細胞に由来するがんの1つで、白血球の一種であるリンパ球が がん化した病気です。

現在、悪性リンパ腫にかかる方の割合は、年間10万人あたりのうち約10人と言われています。

一言で「悪性リンパ腫」と言ってもそのタイプは約30種類以上ありますが、腫瘍細胞の形や性質から大きく分けて“ホジキンリンパ腫”と“非ホジキンリンパ腫”の2種類に分類されます。

ホジキンリンパ腫

ホジキンリンパ腫は日本では少なく、悪性リンパ腫のうちの約10%です。
ホジキンリンパ腫は非ホジキンリンパ腫に比べ、治癒する可能性の高い(約65~80%)病気です。
ホジキンリンパ腫は、さらに古典的ホジキンリンパ腫、および結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫に分けられます。
現在は抗がん剤治療や造血幹細胞移植などの進歩により、悪性度の高いリンパ腫でも治癒が期待できます。

非ホジキンリンパ腫

日本では、悪性リンパ腫のうち約90%を非ホジキンリンパ腫が占めています。
ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫とも全身に広がる可能性がありますが、非ホジキンリンパ腫のほうがその可能性が高くなっています。
非ホジキンリンパ腫は、リンパ球の種類から、B細胞性、T細胞性、NK細胞性などに分類(病理学的分類)されるほか、診断された病気を放置しておいた場合に予測される進行速度によっても分類されます(臨床分類)。
悪性度と病理組織学的分類を組み合わせることでそれぞれの患者さんに適した治療法が決まります。

(参考・一部引用:がん治療.com)

悪性リンパ腫になった有名人たち

過去に、有名人では『サイボーグ009』『仮面ライダー』シリーズを手掛けた石ノ森章太郎さんや、
人気ロックバンド・SOPHIA(ソフィア)のキーボーディスト・都啓一(みやこけいいち)さんが、同じく悪性リンパ腫闘病をしています。

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