オナニーマシン・イノマーさん死去…口腔底がん闘病の経緯

日本のパンクバンド・オナニーマシーンのヴォーカル兼ベース担当のイノマーさん(53)が、2019年12月19日、口腔底がんによってこの世を去りました。

イノマーさんこと猪股昌也さんは、昨年2018年7月に、ステージ4の口腔底がんを患い、余命3年と宣告されていたことを公表していました。

イノマーさんのがん闘病の経緯とは?また、イノマーさんが闘病した「口腔低がん」とは?

今回は、オナニーマシーン・イノマーさんの経歴も含めてご紹介します。

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オナニーマシン・イノマーさんのプロフィール


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●生年月日:1966年11月27日
●出身地:東京北区
●出身大学:駒澤大学法学部卒業

オナニーマシン・イノマーさんの経歴


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イノマーさんは、大学卒業後、オリコンに入社すると、『オリコン・ウィーク The Ichiban』の編集長に就任。雑誌編集者としてインディーズバントシーンに明るく、ガガガSP・氣志團・サンボマスター・峯田和伸(当時GOING STEADY)など、その後輝かしい活躍を果たすバンドを多く紹介しました。

また、下ネタやエロネタなど独特な紙面作りで人気を獲得しましたが、その後、裸体を晒したことなどを理由に副編集長に降格した…というユニークなエピソードを持つ人物。

名物的な音楽雑誌編集者として活躍しましたが、その後、2001年に独立。その後は、編集者やライター、バンドマンとして活動していました。

イノマーさんが在籍するバンド「オナニーマシン」とは?


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オナニーマシンこと“オナマシ”は、イノマーさんがオリコン在籍中に結成したバンドで、20年前のクリスマスイブ・1999年12月24日に、ギターのオノチン、ドラムのガンガンと結成した3人組のパンクバンドです。

歌詞の世界観は、下ネタなど思春期の男子の性欲をストレートに表現したもので、そのジャンルは“青春パンク”ならぬ“性春パンク”と呼ばれ、独自のスタイルを築き上げていました。ライブでは、全裸になったりと過激なパフォーマンスも話題になりました。

2003年にはソニー・ミュージックエンタテインメントからメジャーデビューを果たします。

これまでに2枚のシングルと11枚のアルバムをリリースし、THE BLUE HEARTSやJUN SKY WALKER(S)などのトリビュートアルバムにも参加するなど、知る人ぞ知る人気パンクバンドとして活躍しました。

オナニーマシン・イノマーさん、がん闘病の経緯


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イノマーさんは、2018年7月、52歳のときにステージ4の口腔底がん、そして余命3年との診断を受けました。

手術は無事に成功したものの、イノマーさんは舌を全摘出することになり、発声や活舌に大きな影響を与えました。

その後、奇跡的に再びステージでパフォーマンスを行うまでに回復したイノマーさんでしたが、今年2019年7月、口腔底がんが再発したことを公表。

抗がん剤などによる治療を行い、10月22日には満身創痍でバンドの20周年ライブも行いましたが、12月19日、この世を去りました。

オナニーマシン・イノマーさんが闘病した「口腔底がん」闘病したは?


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それでは、オナニーマシン・イノマーさんを襲った「口腔底がん」とはどのような病気なのでしょうか?

有名人では、昭和の名大関「貴ノ花」として人気を誇った二子山親方も、この「口腔底がん」によってこの世を去りました。

「口腔底がん」とは?

口腔底がんは、口腔がんの一種です。

口腔がんは、がん全体の1~2%。口の粘膜に発生するがんを総称して「口腔がん」と呼ばれています。酒とたばこが好きな人に多いがんと言われ、年齢的には50代以上の方に多いとされています。

口腔がんの一種である「口腔底がん」は、「口腔底」と呼ばれる舌の裏側に接する部分に発生する腫瘍で、口腔がんの中でも、比較的発生頻度が高い腫瘍とされています。

通常、目に見える範囲であるため、早期発見は容易とされていますが、自覚症状がない場合、放置され、腫瘍が進行してから医療機関を受診することもある。

この部分には、舌下腺や顎下腺の開口部があって、その下には舌下神経や舌神経があるため手術で大きく取ることができにくい場所とされています。

引用・参照:兵庫県医師会