阪神・横田慎太郎選手、引退試合の奇跡!幻の背番号「24」復活

阪神タイガースの横田慎太郎選手が、9月26日、ウエスタン・リーグ「阪神」対「ソフトバンクホークス」戦(阪神鳴尾浜球場)に出場し、現役生活の引退を飾りました。

横田選手と言えば、先日9月22日、脳腫瘍の後遺症による引退を発表し、この日は、現役最終試合として試合に臨みました。

横田選手の引退試合に起きた奇跡とは?

そして、今回は、横田選手のこれまでの脳腫瘍の闘病経緯についても紹介します!

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阪神・横田慎太郎選手、引退試合で魅せた!奇跡のバックホーム

 

2019年9月26日、実に1,000日を超える久々の公式戦出場となった横田選手は、8回から慣れ親しんだポジション・センターで途中からの試合出場。

横田選出の出場がアナウンスされると、球場からは大きな拍手が送られました。

 

そして、横田選手が守備位置につくなり、バッターのソフトバンク5番・市川がいきなり横田選手が待ち構えるセンター方向へのタイムリーヒット。

横田選手は、懸命にボールを追いかけ、打球を処理します。

 

さらに続く、ソフトバンク6番・塚田が打ったライナー制の打球は、またもやセンター方向へ。

横田選手は、センター前でバウンドした球をキャッチすると、すかさずホーム目がけて走るランナーを阻止しようと、キャッチャーへバックホーム送球。

キャッチャーにノーバウンドで届いたその球は、ソフトバンクの勝ち越しのランナーをタッチアウト。

 

SNSでは、「病気なんて嘘みたい!」「まだまだ現役でやれる!」といった投稿も飛び交っていました。

横田選手は、最後に見事とも言える素晴らしい活躍の場をファンに見せてくれたのです。

阪神・横田慎太郎選手、引退試合で幻の背番号「24」復活

試合後は、引退セレモニーが開催され、横田選手は、幻の背番号「24」を着てグラウンドに登場。

横田選手の現在の背番号は「124」ですが、この背番号「24」は、かつて横田選手自身が、入団時に付けていた背番号です。

チームは、横田選手のいつかやってくる1軍復帰の日を願い、横田選手のために背番号「24」を空けておいたのです。

横田選手は、これまで支えてくれたファン、チームメイト、ご両親への感謝を涙ながらに伝え、最後は胴上げでチームメイトたちから見送られました。

引退試合で奇跡を起こした阪神・横田慎太郎選手の軌跡


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名前:横田 慎太郎(よこた しんたろう)
ポジション:外野手
生年月日:1995年6月9日
身長/体重:187cm、94kg
出身地:鹿児島県日置市
出身校:鹿児島実業高等学校
プロ入り:2013年ドラフト2位
通算成績(2016年のみ):
・出場試合数:38試合
・20安打
・0本塁打
・4打点
・4盗塁
・打率.190

横田慎太郎選手は、高校時代、名門の鹿児島実業高校で活躍。1年生の時から4番打者を務め、高校通算29本塁打を記録。3年生の時からは投手も務め、140km/hを超える速球を武器にエースとして活躍しました。

2013年、ドラフト2位で阪神タイガースへ入団すると、横田選手と同じ左打ちの外野手・桧山進次郎選手が使用していた背番号「24」を引き継ぎます。

大いに活躍が期待された横田選手は、期待通り、1年目のウエスタンリーグでは、1試合3本塁打を記録するなど大活躍を見せます。

そして、打撃が評価された横田選手は、2016年、ついに一軍の開幕戦からスタメン出場を果たしました。

阪神・横田慎太郎選手、脳腫瘍の闘病経緯


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2016年シーズンは、一軍の開幕戦からスタメン出場を果たしたものの、5月以降は不振にあえぎ2軍に降格。

2軍のウエスタンリーグでは、79試合に出場し、打率.261、5本塁打、35打点、15盗塁をマーク。4番打者としても出場を果たしました。

 

しかし、一軍での活躍が期待された2017年のキャンプ中、横田選手は、原因不明の頭痛に襲われるようになり、止む無くチームから離脱することになりました。

検査の結果、「脳腫瘍」の診断を受けた横田選手は、半年間、闘病生活を余儀なくされました。

2017年9月に脳腫瘍からの復帰すると、11月には育成選手契約となり、背番号も「24」から「124」へと変更になりました。

 

2018年3月からはキャンプに参加し、1軍への復帰を目指していた横田慎太郎選手。

しかし、実戦への出場は叶わず、2019年9月22日、記者会見を行い引退を発表しました。

記者会見では、「自分で打った打球がまったく見えず、ピッチャーが投げた球も二重に見えたり、守備にもボールが二重で飛んできたり」と、復帰後も脳腫瘍の後遺症に苦しめられていたことを告白しました。

 

ちょっとした変化で結果に大きな影響を受けてしまうプロ野球の世界。

命をも落としかねない可能性のある脳腫瘍という病気と闘いながらプロ生活を続けることは、決して容易ではありません。

困難と闘い続けた横田慎太郎選手の強い想いと、熱い姿勢に、多くのプロ野球ファンが心を打たれたことでしょう。

阪神・横田慎太郎選手、引退試合を経て…今後は?


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現役引退を発表した横田慎太郎選手ですが、今後はどのような活動をされるのでしょうか?

記者会見では、「球団の方からも話をもらっています」とコメント。

阪神タイガースの球団に関わる仕事でオファーがあることを明かしました。

 

しかし、横田選手は、「しっかりと考えて、決断したいと思っています」ともコメント。

まだまだ24才という若さなので、その可能性はこれから。

横田選手がどのような道に進むにせよ、横田選手が与えてくれた感動や影響は、ファンにとって決して忘れられるものではありません。

 

 

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