癌(がん)から退院…快気祝いのお返しはどうする?マナーや相場は?
がん闘病のために入院をしている最中は、親戚や友人、職場の同僚などがお見舞いに来て、お見舞金や気持ちの品を受け取る機会もあるでしょう。
そこで退院後に考えるのが、お見舞いに来てくれた方へのお礼です。
がんという病気は”完治する”という考え方がなく、また、退院後も通院による治療が始まる…という場合も多くあります。
そのため「”快気祝い”とは言えないし、お返しはどうすべきだろう?タイミングは?」と、考えてしまう人もいるようです。
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癌(がん)から退院…快気祝い(お返し)はどうする?
手術や抗がん剤治療など、がんの治療が一区切りついて退院をした場合、仮にがんが完全に治っていなくても、退院後にお礼の品物を渡したり贈ることが一般的です。
そのマナーは、「快気祝い」の考え方と同様です。
一般的な快気祝いのマナーは、お見舞いでもらった金額の半分~1/3を目安に、退院後、なるべく早めに相手に届くようにするのが良いとされています。
“なるべく早め”とは、できれば10日以内、遅くとも1か月以内という考え方が一般的とされています。
お返しは無理して自身で手渡しをする必要はなく、体調などを考慮しながら、家族を頼ったり、郵送で送るなどの対応でも問題ありません。
また、お見舞金の相場は、5千円~1万円程度ですので、お返しの金額予算は、2、3千円~5千円程度というところでしょうか。
お見舞金や気持ちの品を渡してくれた親戚・同僚・友人の方たちは、「がんの治療費は高いから、ほんの少しでも足しにしてもらえれば…」という想いでお金を包んだり、品物を購入してくれたことと思います。
きっと「お返しなんて必要ないのよ」と言ってくださるかもしれませんが、その優しい想いに応えて、できる範囲でのマナーを尽くすのが良いでしょう。
癌(がん)から退院…快気祝いでは何を送る?
お返しに贈る品物は、”消えてなくなるもの”や”洗い流せるもの”が、縁起をかつぐ上で良いとされています。
そのため、消えてなくなるものでは、「お菓子」。
病気を洗い流すという意味を込めた「石けん」や「洗剤」などが良いとされています。
快気祝いの「のし」はどうするか?
がんという病気は、退院をしても、これから通院による治療が始まるケースも多くあります。
そのため、寛解状態でない場合、お見舞いに対するお礼の品物に付ける”のし”に記載する文字は「御見舞御礼」などが良いとされています。
のしは、紅白の”結び切り”の水引がついたものを使います。
“結び切り”は、一度結んでしまうとほどくことができません。
退院自体はおめでたいことですが、癌によって再び入院することは起きて欲しくないことです。
繰り返すことがないようという縁起から、”結び切り”を使用するのがマナーとなっています。
品物を配送する場合は、品物にのし紙をかけてから包装する”内のし”にして、お礼状を添えて贈ります。
画像:松坂屋ホームページ
参考:がんの治療費はどれくらい?
ところで、がんの治療費は、以下のような大きな金額がかかるとされています。
●乳がん:約55万円
●子宮がん:約60万円
●胃がん:約61万円
●肺がん:約65万円
●直腸がん:約71万円
●肝がん:約59万円
出典:厚生労働省 平成28年度 医療給付実態調査
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