渡辺謙さん、白血病・C型肝炎・胃がん闘病を乗り越え…現在は?
俳優の渡辺謙さん(58)は、2016年、56歳の時に胃がんが発覚します。
幸い渡辺謙さんの胃がんは、早期発見によって現在は克服しています。
早期発見に至ったエピソードとは?
また、渡辺謙さんは、30歳を迎える1989年に急性骨髄性白血病を発症していましたが、大病を乗り越え日本を代表する俳優への階段を駆け上がってきました。
血液のがんである白血病、そして胃がん…今回は幾度もの大病を乗り越えてきた渡辺謙さんの闘病の経緯をご紹介します。
目次
渡辺謙さんのプロフィール
渡辺 謙(わたなべ けん)
●生年月日:1959年10月21日
●出身地:新潟県北魚沼郡広神村(現:魚沼市)
●身長:184 cm
●血液型:A型
●特技:スキー・トランペット・野球・ゴルフ
●免許:普通自動車・大型自動車・普通自動二輪・フォークリフト
●所属事務所:ケイダッシュ
大河ドラマの主演を務め、史上最高の平均視聴率39.7%を獲得!
渡辺 謙さんは、劇団員としての活動を経て、『未知なる反乱』(1982年)でテレビデビュー、『瀬戸内少年野球団』(1984年)で映画デビューを果たします。
1987年放送のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』では、主役・伊達政宗を演じ、39.7%という大河ドラマ史上最高の平均視聴率を獲得。
一躍国民的な人気役者となりました。
世界進出のきっかけとなった『ラストサムライ』
そして、日本の武士道を描いたアメリカ映画の『ラストサムライ』(2003年公開)に出演した渡辺さんは、第76回アカデミー賞助演男優賞や第61回ゴールデングローブ賞 助演男優賞にノミネートされ、俳優として世界的な評価を得ることになります。
これを機に、『SAYURI』(2005年)、『硫黄島からの手紙』(2006年)、『GODZILLA ゴジラ』(2014年)など日本国外の映画にも多数出演するようになりました。
芸能一家としても有名!
プライベートでは、2005年に女優の南果歩さんと再婚(2018年5月離婚)。
息子の渡辺大さんは俳優として、娘・杏さんは女優として活躍する芸能一家としても話題になりました。
人気絶頂の渡辺謙さんを襲った白血病
NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』で一気に人気役者になった渡辺謙さんは、巨額の製作費が投じられた大作映画『天と地と』(1990年)の主演俳優として抜擢されます。
しかし、当時30歳だった渡辺さんを突然の病魔が襲います。
1989年末、『天と地と』の撮影ロケで訪れていたカナダで、体調不良となった際に行った血液検査で白血球の異常が発見され、「急性骨髄性白血病」との診断を受けます。
渡辺謙さんが闘病した「急性骨髄性白血病」とは?
白血病とは、血液のがんのことです。
渡辺さんが患った「急性骨髄性白血病」は、病状の進行が速いため、急に症状が出現する場合が多く、早期診断と速やかな治療開始が必要とされる病気です。
有名人では、過去に、女優の夏目雅子さん、グラビアタレントだった吉井怜さん、中日ドラゴンズなどで活躍したプロ野球選手の大豊泰昭さんなどが同じ病気を患っています。
『天と地と』無念の降板…そして、過酷な闘病生活へ
命を落とす危険もある大病に、無念にも『天と地と』の降板を決めた渡辺さんは、帰国し即入院。
化学療法による治療を約1年間に渡って行いました。
化学療法の副作用は強く、また、同時に抗がん剤の治療なども受けていたそうです。
一時退院が許された期間に行われた記者会見では、『闘病生活の余りのしんどさに自殺まで考えた。』と過酷な心境を告白していました。
大河ドラマ主演で完全復帰も、再発…
渡辺さんの経過は良好に見え、治療が終了した1993年、NHK大河ドラマ『炎立つ』で再び主演を務め、完全復活をアピールしました。
しかし、その翌年1994年、白血病が再発してしまいます。
さらに運悪くこの治療のための輸血の際に、C型肝炎ウイルスに感染してしまったため、その後の治療はより困難を極めることとなったのです。
再治療を行った渡辺さんは、再び仕事に復帰します。
大病に負けない不屈の魂が、渡辺さんを世界進出を果たす俳優へと押し上げていったのでしょう。
元妻・南果歩さんの勧めで胃がん早期発見!
大病を乗り越え、世界的に活躍する俳優にまで昇りつめた渡辺謙さんでしたが、またも病魔が渡辺さんを襲います。
2016年、渡辺さんが56歳の時、当時の奥さんだった南果歩さんに人間ドッグを勧められ、検査を受けた結果、早期の胃がんが発覚します。
そして、2016年2月上旬、内視鏡手術によって、渡辺さんは胃がんを克服。
渡辺さんは2016年2月に自身のツイッターを更新し、「この段階での発見は奇跡、点検は大事ですわ」「妻、そして人間ドッグを紹介してくれた娘にも感謝です」とコメント。
南果歩さんの助言による早期発見が、渡辺さんを胃がんから救ったことを明かしました。
いやぁ驚きました。妻が行ってと勧めた人間ドッグで癌発見。かなり早期なので早々に手術しました。二月は療養に切り替えて少し遅れてNYに入ることになりそうです。ご心配かけますが、お待ち下さい。この段階での発見は奇跡、点検は大事ですわ。妻、そして人間ドッグを紹介してくれた娘にも感謝です。
— 渡辺謙 (@harryken311) 2016年2月9日
一方、渡辺謙さんに人間ドッグを勧めた南果歩さんは、渡辺さんの入院中に人間ドッグを受けます。
その結果、ショッキングにも、南さん自身も乳がんを患っていたことが発覚してしまうのです。
参考)南果歩さんの乳がん闘病の経緯
渡辺 謙さんの現在は?
急性骨髄性白血病、C型肝炎、胃がんなど1つでも経験すれば大変な病気を経験されてきた渡辺謙さん。
現在、それぞれ病気の再発などはないようです。
そして、2018年、渡辺謙さんは、NHK大河ドラマ『西郷どん』(NHK)に出演し、主人公に大きなきっかけを与える重要な役柄を演じるなど、引き続き日本を代表する役者として活躍中です。
プライベートでは、5月に南果歩さんとの離婚が発表されました。
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