乳がん闘病した元おニャンコ・生稲晃子さんの現在は?

女優の生稲晃子(いくいな あきこ)さんは、2011年4月、43歳の時に乳がんと診断されました。

生稲さんと言えば、伝説のアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバー。

アイドルとして「うしろ髪ひかれ隊」やソロ歌手としても活躍しました。

また、1999年から放送が開始したお昼のドラマ『キッズ・ウォー』では、女優・井上真央さん演じる茜のお母さん役を演じ、より若い世代の方にも知られることとなります。

今回は、そんな生稲晃子さんのがん闘病の経緯についてご紹介します。

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生稲晃子さんのプロフィール

●生年月日:1968年4月28日
●出身地:東京都小金井市
●血液型:B型
●身長:158 cm
●所属事務所:プロダクション尾木

生稲晃子さんの乳がん闘病の経緯

●2011年
・4月28日、自身の誕生日に乳がんが発覚。
・5月、乳房温存手術を受け、その後は、放射線照射と薬による治療を続ける。

●2012年
・夏、乳がんが再発。がんができた部分の切除手術を受ける。

●2013年
・10月、3度目の切除手術を受ける。
・12月、右胸の全摘出手術を受ける。

●2015年
・10月、右胸の再建手術を受ける。

はじめは温存治療、しかし…

生稲さんが最初に行った乳がん治療は、“乳房温存手術”でした。

乳房温存手術は、温存治療とも呼ばれます。

では、この乳房温存手術とはどのような治療方法でしょうか?

“乳房温存手術”とは?

乳がんの治療方法は、主に「手術」「放射線治療」「薬物療法」があります。

そして、「手術」には、乳房を全摘出する手術と、乳房の一部を切除する手術があります。

温存とは身体機能を温存するという意味で、後者の乳房の一部を切除する手術(乳房温存手術)と温存乳房への手術後の放射線療法を組み合わせた治療のことを言います。

乳房温存手術とは、乳がんの再発リスクを高めることなく、乳房も残すことができる治療法として知られています。

しかし、生稲さんの乳がんは再発。

2013年には、4度目の手術の際、右胸の全摘出手術を受けることになります。

乳がん治療にはいくらかかるの?

乳がんの温存治療にかかる治療費は、1年目で約53万円です。

がん治療費.com

 

「治療費の自己負担額が53万円程度なら、貯蓄でもまかなえなくはないかな?」
と思う方もいるかもしれません。

しかし、この53万円という金額は、あくまで1年目にかかる一般的な治療費。

その後の通院や検診でもお金はかかります。上記のデータでも、4、5年治療を続ければ、治療費だけでも100万円近くのお金がかかることが分かります。

 

また、生稲さんは、乳房を全摘出する手術を受けた後、それを再建するための乳房再建手術を受けています。

乳房再建手術は、以前は片側だけで100万円などの金額がかかりましたが、現在では、健康保険の適用が拡大し、患者さんの負担する金額は少なくなっています。

しかし、全ての手術方法、全ての施設で健康保険が適用される訳ではないので、乳房の再建をするためにはやはり数十万円から100万円以上の金額がかかることもあるのです。

乳がん闘病を経て…生稲晃子さんの現在は?

最初の乳がん発覚から4年もの間に5度の手術を受けた生稲さんですが、現在はタレント活動に完全復帰しています。

2018年現在、情報番組の「スイッチ!」(東海テレビ)や、「直撃LIVE!グッディ」(フジテレビ系)にレギュラー出演したり、バラエティ番組などにも出演しています。

また、その傍らで、乳がん経験者として講演会などにも積極的に登壇されています。

2016年9月には、首相官邸で開かれた「働き方改革実現会議」の民間議員に選出され、乳がん治療と仕事の両立を図るための発言も求められるなど、同じくがんと闘う患者さんやそのご家族のために自らの闘病経験を伝える活動をされています。

 

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