高畑勲氏の死因は肺がん…日テレ異例の『火垂るの墓』追悼放送を決定
映画監督の高畑勲さん(82)が、4/5(木)に肺がんによって亡くなりました。
高畑さんの訃報を受け、4/6(金)、日本テレビは、急遽4/13(金)の金曜ロードSHOW!(21時~)で『火垂るの墓』を放送することを発表しました。
番組の同枠では、当初『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の放送を予定していましたが、高畑監督への追悼と感謝の意を表し、急遽ラインナップの変更が決定しました。
『火垂るの墓』は、戦時中、 14歳の兄・清太と4歳の妹・節子が懸命に生きようとした「命」をテーマとした作品で、そのショッキングなエンディング展開に涙を流した方も多いことでしょう。
作品の放送決定を受け、さっそくインターネット上では「予告編見ただけでもうダメ」「いつもの2倍泣ける」といった声も挙がり話題となっています。
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高畑勲さんが闘病した肺がんとは?
高畑監督の死因は、肺がんでした。
有名人では、これまで俳優の渥美清さん、今年に入ってからはET-KINGのいときんさんなどがこの病気によって亡くなっています。
では、この肺がんとはどのような病気なのでしょうか?
肺がんとは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したもので、進行すると、がん細胞が周りの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れに乗って広がっていきます。
症状としては、早期ではほぼ無症状で、病状の進行とともに、咳(せき)、痰(たん)、血痰、発熱、呼吸困難、胸痛などの呼吸器症状があらわれます。
しかし、これらは必ずしも肺がんに特有のものではないため、他の呼吸器疾患と区別がつかないこともあります。
発見が手遅れにならないよう、複数の症状がみられたり、長引いたりして気になった場合は早めに医療機関を受診することが大切と言われています。
また、肺がんにかかるリスクは、1年間に10万人あたり88.7人です。
年齢別では、40歳代後半から増加し始め、高齢になるほど肺がんになる確率は高くなり、特に、男性は女性の2倍以上そのリスクが高い傾向にあります。
さらに、喫煙は肺がんとの関連が非常に大きいので、喫煙歴のある40歳以上の人は、症状がみられない場合でも特に注意が必要な病気とされています。
参考:国立がん研究センター
高畑勲さんのプロフィール
●生年月日:1935年10月29日
●出身地:三重県宇治山田市(現・伊勢市)
●大学卒業後、東映動画に入社。『わんぱく王子の大蛇退治』で演出助手を務め、アニメ『狼少年ケン』で演出デビューを果たす。その後、演出として、宮崎駿らと共に『ルパン三世』、『アルプスの少女ハイジ』、『母をたずねて三千里』、『赤毛のアン』などを手掛ける。1984年、宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』でプロデュ―サーを担当し、以後、『火垂るの墓』(1988年)、『おもひでぽろぽろ』(1991年)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999年)、『かぐや姫の物語』(2013年)でスタジオジブリ作品の脚本・監督を務める。
関係者の話によると、82歳だった高畑監督は、病気と闘いながらも次の作品の制作にも意欲的だったとのことです。
数々の名作を生んだ日本が誇る映画監督・高畑勲さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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