芸能人の皆さん!タトゥーや刺青があると保険に入れないのをご存知ですか?
こんにちは、本サイトの管理人です。
芸能人の皆さんの中には、ファッションでタトゥーを入れている方が多くいらっしゃいますよね。
海外のアーティストの影響を大きく受けている方が多くいるためか、特に日本のミュージシャンの方にタトゥーをしている方が多いようです。
ヴォーカリスト、バンドマン、ダンサー…
彼らが熱気溢れるライブステージでパフォーマンスをしている時に、
チラッと腕や背中などにタトゥーが見えたりすると、たしかにカッコ良く見えるものです。
しかし、この「タトゥー」や「刺青」…気軽に1度入れてしまうと、一生涯後悔する可能性もあるので注意が必要です。
それが、タトゥーや刺青がある方は、保険加入ができなくなってしまう!?というお話です。
今回は、後悔しないために知っておきたい“タトゥー・刺青と保険”の関係について解説します!
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目次
タトゥーや刺青があると、保険に入れないって本当?
結論から言うと、タトゥーがあっても保険に入れます。
しかし、保険会社によっては断られてしまう可能性があります。
また、加入できたとしても、保険料が上がったり、特定の身体の部位だけ保障しない(例えば、肝臓や皮膚に関する病気は保障しない等)…という扱いになる場合もあり、少なくとも良いことは一切ありません。
では、タトゥーや刺青を入れていると、なぜ保険加入を断られてしまう可能性があるのでしょうか?
タトゥーや刺青…何で保険加入を断られる可能性があるの?
タトゥーや刺青をしていると、なぜ保険加入を断られたり、条件付きの契約になってしまうのでしょうか?
理由は、大きく2つあります。
(1)コンプライアンスの問題で断られる
保険会社は、法律上、反社会的勢力と取引をしてはいけないという決まりになっています。
反社会勢力とは、つまり、暴力団やヤクザの方たちのことですね。
一般の善良な市民の皆さんから集めた大切なお金を、保険金としてお支払いすることで彼らに資金を提供してしまうことを防ぐため、保険会社では、反社会的勢力の方たちとのお付き合いをしたり、契約関係を結んではいけないことになっているのです。
また、暴力団の構成員の方などは、一般の方よりも死亡するリスクが高いと考えられています。
仮に保険会社が死亡リスクの高い人ばかり引き受けしていたら、その方が早く亡くなるたびに高額な保険金が支払われ、緻密な計算でお金の運用をしている保険会社の運営も立ち行かなくなります。
これではいずれ、善良な市民みんなの保険金をお支払いできなくなってしまい、健全な保険会社の運営ができなくなってしまいますよね。
そのため、保険の営業マンは、反社会勢力の方が保険の契約をすることを未然に防がなくてはいけません。
そうは言っても保険の営業マンも、お客様様が反社会勢力の方か?なんてことは、一目では分かりません。
ですから、その可能性を探るための1つに「刺青やタトゥーをしていなかったか?」という確認項目があり、営業マンは、契約手続をする際は、必ずそのことを会社に報告しなければいけないのです。
“いや、タトゥーは、ただのファッションだから!”と思う方も多いと思います。しかし、日本では、古くから刺青は暴力団の方たちの象徴なので、仮にファッションのタトゥーであったとしても扱いは同じ…というのが現状です。
(2)健康上の問題で加入できない
保険加入を断られる可能性があるもう1つの大きな理由は、タトゥーや刺青を入れると「肝炎」になるリスクが高くなるからです。
特に、肝がんや肝硬変に進行する可能性がある「C型肝炎ウイルス」は、タトゥーや覚せい剤などに使用される注射器の使い回しによって感染する方が多くいます。
その他、C型肝炎ウイルス以外にも、B型肝炎、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)などに感染するリスクが高まると言われているため、健康的なリスクの面から保険加入を断られる可能性が高いのです。
病気になった時のための保険じゃないか!”と思う方もいるかもしれませんが、病気のリスクの高い人が、病気のリスクの低い人と同じ保険料を払ったり、もしくは同じ条件で保険対象になる…というのは明らかに不平等ですよね。
タトゥーしててもバレなきゃいいじゃん!…ではダメ?
インターネットに書き込みされている情報や人伝いの噂などで、“私、タトゥーしてるけど、普通に保険に入れたよ~” っていう話を聞いたことがあるかもしれません。
この手の話、おそらく事実だとは思いますが、後から「だまされた!」と後悔する可能性があるので、そのまま鵜呑みにしないように注意しましょう。
(1)バレなければ、保険加入することはできる!
背中や腕など、普通に生活していれば分からない場所にタトゥー入れていれば、保険会社にそのことを知られることはありません。
保険加入する際に記載をする「告知書」(健康状態や病歴を申告する書類)にも、「あなたは、タトゥーや刺青をしていますか?」という質問はありません。
そのため、仮にタトゥーを入れていたとしても、そのまま何事もなく審査は通ってしまいます。
加入する人自身が、タトゥーが入っていることを申告しなくても、保険の営業マンが加入者の知り合いや友人だった場合は、タトゥーが入っていることを保険会社に報告されてしまうケースもあります。
(2)でも、いざ保険金を請求する時に支払ってもらえるかは分からない
前述の通り、保険に加入する際に必ず記載をする「告知書」に、「タトゥーや刺青をしていますか?」という質問項目はありません。
しかし、もしタトゥーをしていた場合には、必ず自ら報告&確認をしておく必要があります。
それは、いざ大きな病気をしてしまい保険金の請求をする際に、支払われない可能性があるからです。
保険会社に請求する場合は、必ず診断書のような書類を提出を求められます。
その際、少なからずタトゥーや刺青による影響が疑われる場合は、加入時にどのような申告があったかを確認・審査されてしまう場合があります。
そして、最終的に、支払いが適当でないと判断されてしまった場合もあるのです。
そのため、もしすでにタトゥーや刺青を入れているという方は、自ら申告し、どのような対応になるのか保険加入時に確認しておく必要があるのです。
保険で大切なことは、「保険に加入できること」ではありません。
言うまでもなく、「万が一の時、保険金が支払われる」という出口の部分が大切なのです!肝心なことを黙って保険に加入しても、いざという時に対象外となってしまい、今まで払ってきた保険料が全てパーになるかもしれません。
(3)じゃあ、保険に加入してからタトゥーを入れればいいの?
この辺りもグレーです。
間違いなく言えるのは、「それなら大丈夫ですよ!」と言う保険会社は、まずないということです。
これも、いざ請求をした時に、タトゥーや刺青による影響が疑われるような場合は、厳しい審査が入ってしまう可能性があります。
なぜ必要もなく自分からリスクを負うようなことをしたのか?と問われ、最終的に支払いがされない可能性もあります。
もし、保険の営業マンに「保険に加入した後から入れれば、大丈夫ですよ~」と言われても鵜呑みにしてはいけません。
そもそも立場上、営業マンに契約を締結する権限はありません。あくまで、保険の営業マンは、保険会社とお客さんとの契約を取り持つだけの関係なのです。
対象外と判断された後で「だって営業マンが加入前に、大丈夫だって言ってたんだぞ!」といくら主張しても、裁判では負けてしまうでしょうね。
タトゥーを入れるかどうか迷ったら…
ちなみに、本サイトの管理人である筆者が保険営業マンをしていた時代、音楽業界関係者に保険営業のアポイントを入れた際、会うなり、その人の顔面にワンポイントのタトゥーが入っていて驚いた経験があります。
私は、“あ、こりゃダメだ”…と思い、その方とは保険の話はほとんどせず、サラッと世間話で済ませて面談を終えてしまった記憶があります。
それくらいに、タトゥーをしている方は、保険会社にとって“残念な人”として扱われてしまうのが現状です。
もちろん“オレはロックな生き方してるから、保険なんて関係ねぇぞ!”っていう方は、それはそれで良いと思います。
芸能人の方たちが感動や夢を与えられるのは、そういう高いリスクを背負って生きているから…という一面もありますからね。
しかし、タトゥーを入れることを検討している人は、今回のお話をぜひ思い出していただければ幸いです。
また、すでにタトゥーを入れている方で、保険に加入している人、もしくは保険を検討している方は、必ず事前に保険会社にどのような対応になるのかを確認をしておきましょう。
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