ホントに保険は必要ないのか?堀江貴文、ちきりん、イケハヤ…インフルエンサーの発言から考える保険加入の必要性

「保険」という存在は、近年、雑誌やインターネット記事でよく槍玉に挙げられます。

2005年に発覚した明治安田生命の保険金不払いを発端として業界全体で大量発覚した保険金不払い問題
少子高齢化や年収減による若者の保険離れ
超低金利時代による貯蓄性商品の魅力低下

…これら様々な要因によって、保険業界や保険加入を勧める営業マンも批判の対象になりがちなのが昨今の「保険」の立ち位置です。

そして、そんな“アンチ保険”の時代をさらに盛り上げるのに一躍を買っているのが、「インフルエンサー」の存在です。

念のため補足をしておきますと、インフルエンサーとは、世の中に大きな影響力を与える人たちのことです。
彼らは、政治・社会問題・事件・エンターテイメント・スポーツ…様々なニュースに対して切れ味のするどい発言をして、その度に話題を呼びます。その発言は、称賛されながら、炎上しながら、若い人たちにどんどんSNSで拡散されていきます。

“保険は必要ない”というフレーズも、インフルエンサーによって若者たちの間で拡散されてきた1つです。

その代表的なインフルエンサーとは、ホリエモンこと堀江貴文さん、ちきりんさん、イケダハヤトさん。
彼らは、主にtwitterやブログでメッセージを発信し、SNS世代の20代・30代の若者に大きく影響を与えています。

今回は、あらためて彼らインフルエンサーの保険に関する発言から、本当に保険は必要ないのか?という点について考えてみたいと思います!

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なぜ保険は必要ないの?インフルエンサーの発言まとめ

インフルエンサーは、なぜ“保険は必要ない”と考えているのか、その発言をまとめてみました。

元保険会社の本サイト管理人による解説もあわせてご確認ください。

① 堀江貴文さんの保険に関する発言

まずは、誰もがご存知、ホリエモンこと堀江貴文さんの発言から見ていきしょう。

 

そもそも、私は生命保険、特に死亡保険というもの自体、世の中に必要とは思っていません。
死んだら、その後のことは知ったことではありませんからね。同じように思っている人も多いのではないでしょうか。

しかも、加入者の支払った保険料のなかから、保険会社は営業マンや営業レディの人件費を支払ったり、CMなど宣伝費などを支払っているわけで、加入者にすればうれしくない話すよね。

また、保険への加入が目的でなく、資産運用が目的であれば、投資信託でも買ったほうがよっぽどマシです。がん保険や入院保険なども結局は同様です。そんな保険を買うのにお金を使うくらいなら、そもそも病気にならないような予防にお金を使うべきでしょう。

「ホリエモン的常識」より

 

☞”保険料の中から人件費や宣伝費などを払っている”という部分は事実です。

特に、保険会社で働く人たちは一般の企業に比べて高給取りの人が多く、30代で年収1千万という話も決して珍しくはありません。営業マンの中でも特に優秀な方たちは、年収2、3千万、さらにそれ以上という方もいます。
「わたしたちが毎月払っている高い保険料を、保険会社の社員の給料や大々的な広告費のために支払っている」と考えると馬鹿らしくなる!…と、よく批判の対象に上がる部分でもあります。

また、生命保険商品の中には、貯蓄や投資的な要素のある商品があり、元々の保険という機能以外を売りにして販売している商品も多くあります。

しかし、現在は超低金利の時代なので、保険で貯蓄や投資をする意味はないと主張しているのです。この主張は、以下に紹介するちきりんさんをはじめ、多くのフィナンシャルプランナーも同様の考えを持っており、現在の生命保険選びの主流の考え方と言っても過言ではありません。

さらに、堀江さんは、自身の「死」や「病気」などのネガティブなことにお金を使うくらいなら、健康や病気の予防にお金を使った方が良い!と主張しています。

そして、堀江さんの何よりすごいところは、それを実際に行動に移していることです。堀江さんは、社団法人予防医療普及研究会を立ち上げ、予防医療への投資活動や、大腸がん予防の啓発活動を行っています。
さすが「多動力」の堀江さんですね!


しかし、そんな”アンチ生命保険”の堀江さんも、実は、決して全ての保険種類を否定している訳ではありません。

損害保険は入ってますよ。自動車保険とか。実際、自分も事故った事あるんで。
ある程度の確立で、かなり事故るんで(笑)あと火災保険とかにも入る時は入ったり損保はあるんですけど、生保に関して言うと…… 。

HORIEMON.COMより引用

☞例えば、事故を起こしてしまった時は、事故相手の修理費や治療費を払ったり、事故の責任割合を交渉したり…と様々な責任や義務が発生してきます。堀江さんくらいのお金持ちになれば、金銭的なリスクは大したことはないかもしれません。(もちろん事故相手が無くなってしまえば、数千万、億などの規模の賠償金が発生しますが…)

しかし、自動車保険に加入していれば、相手との交渉や修理工場や病院との連絡、相手保険会社との交渉などの手間を全て省く事ができます。さらに火災保険も、火災トラブル、水漏れトラブル等を始め、自身だけではどうして良いか分からないことが起きた時、その手間を保険会社にアウトソーシングする事ができます。
そういったメリットを感じて、自動車保険や火災保険には加入しているということですね。

 

次に、ちきりんさんの発言まとめです。

②ちきりんさんの保険に関する発言

ちきりんさんは、社会派ブロガー。本名や素顔は公表されていませんが、超一流コンサルティング会社出身の経営コンサルタントでは?との噂もある人物です。

『未来の働き方を考えよう』『自分のアタマで考えよう 知識にだまされない思考の技術』等のベストセラー著者としても有名です。

 

ご本人のブログに「大半の保険は不要」というタイトルで、分かりやすくまとめられています。

保険に対するちきりんさん主張が以下の2つです。

(1)単身者、ディンクス夫婦、引退後で勤労収入がない人、子供は保険に入る必要はありません。
(2)必要な保険は、「定期保険」だけです。

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20080522

 

☞保険に入る必要があるのは、社会保障制度が公務員やサラリーマンほど手厚くない「自営業」や「中小企業」に勤めている扶養家族がいる方。また、子供の育児や家族の介護を主として暮らしている方が、民間の保険に加入する必要があると言います。
つまり、たいていの20代、30代の方は、保険は必要ないということになります。(逆に、20代、30代の結婚しているフリーランスの方は、保険が必要ということになりますね)

そして入るとしても、「定期保険」という事ですが、そもそも「定期保険」とはどのようなものでしょうか?

「定期保険」とは、貯蓄性のない”掛け捨て”の生命保険のことです。
1年単位などで定期的に保険料が上がる点や払った保険料がムダになるというデメリットもありますが、月々の保険料も安く、万が一の際の大きな保障が得られるというメリットもあります。

保険の営業マンは、彼らの受け取る手数料(=お給料)の高さから、「定期保険」ではない、貯蓄性のある保険商品をまずオススメすることがセオリーとなっています。
「貯蓄もできます」「保険を使わなければ払った以上にお金が戻ってきます」というセールストークで貯蓄性のある商品を勧める訳ですが、超低金利の時代に保険で貯蓄をする必要はないというのがちきりんさんの考え。これは、先程の堀江さんと同じ考え方ですね。

また、ちきりんさんは同ブログ内で「医療保険」「がん保険」「傷害保険」については、”バカげた商品”と説明しています。

☞これらの商品は、それぞれ対象とならない病気やケガもあるのは事実ですし、そもそも大きな病気やケガをしないことも考えると、保険料を無駄に払う可能性は高いと言えるでしょう。
それなら、いざという時にどんな目的でも使える貯蓄の方が万能だ!という考えがちきりんさんの主張ですが、これは一理あると思います(いや、一理どころではないかもしれません)。
実際、保険を販売している人の中にも「医療保険はいらない」と主張している人も多くいます。

また、サラリーマンやOLの方が加入する健康保険があれば、「傷病手当金」と言って、病気やケガで4日以上働けなくなって収入が無くなった場合は、給料の2/3を保障してくれるという社会保障制度もあります。最近ではアフラックのCMで、渡辺直美さんと西島秀俊さん夫婦が出演し、”働けなくなった時のリスクに備えましょう”と訴えていますが、社会保障制度の中にこのような仕組みがあることも忘れてはいけません。

一方、上記の考え方は、あくまで個人で加入する生命保険に関する話で、自動車保険と火災保険、事業保険(企業が入る保険)の話とは別であることも説明しています。

つまり、ちきりんさんが”大変の保険は不要”と考えているのは、あくまで生命保険や医療保険についての話ということですね。

このブログ記事は、2008年5月に書かれたものですでに10年が経とうとしていますが、日本経済や保険業界を取り巻く環境に大きな変化はありません(悪い意味でね)。

最後に、イケダハヤトさんです。

③イケダハヤトさんの保険に関する発言

イケダハヤトさんは、86年生まれ、31才のプロブロガーです。

早稲田大学を卒業し、大手半導体メーカーやITベンチャー企業で働いた後に、24才でフリーランスになります。
ブログを中心に活動する中で、時にタブーに触れたり煽るような発言でしばし「炎上」することも多いのですが、若者のオピニオンリーダーとして活躍されています。

国民年金はなんだかんだでメリットが多い制度です。少なくとも民間の保険よりは格段に条件がいいですよ。(一部省略)~それもあって、民間の保険には入らない主義です。
こどもが巣立つまでは「ライフネット生命」のお世話になりますが、これもあと20年くらいですかね〜。
民間の保険は損なので、そこにお金を掛けるならもっと他の使い方をしたいです。

www.ikedahayato.com/20170422/70254365.html

☞イケダハヤトさんは、現在、奥さんと2人のお子さんの4人家族です。

ちなみにイケダさんは、以前は自身を「貧乏」と表現していましたが、現在ではたくさんお金を稼いでいます。
損してしまうから民間の保険は入らないと分かっていながらも、家族のために保険に加入しているという点に、保険の本質的な価値を見出すヒントがありそうです。

で、本当に「保険は必要ない」のか?

今回は、インフルエンサーの保険に対する発言や主張をまとめ、その解説をしました。

では、インフルエンサーの方の発言や主張から、本当に「保険は必要ない」と判断してよいでしょうか?

皆さんも感じているかもしれませんが、答えは「No」でしょう。

たしかに、インフルエンサーの方たちが主張していることは、保険会社で働く人にとって耳が痛いほどの正論です。

しかし、3人の発言を細かく見ていくと、決して”全ての保険に入るべきではない”と主張している訳ではありません。

例えば、イケダハヤトさんは、ちきりんさんが保険に入る必要があると主張する”自営業で扶養者がいる人”に当てはまり、実際に、保険料の安いライフネット生命の「定期保険」に加入しています。

ましてや“自動車保険や火災保険は必須”という事は、保険に詳しくない方もでも、堀江さんの発言からも理解できることと思います。

つまり、「保険は必要ない」のインフルエンサーの方たちの言葉を要約するなら、

●自動車保険、火災保険は必須!
●医療保険やがん保険は必要ない!
●家族がいるなら生命保険(死亡保障)は定期保険を検討すべし!

という事になるでしょうか。

さらに踏み込んで要約するならば、「保険は必要!でも加入は慎重に!」という意味にも解釈できそうですね。

このように「保険は必要ない!」というインフルエンサーの方の発言を深く掘り下げていくと、実は「保険は必要!」という全く逆の意味になるのです。

ところで、イケダハヤトも加入してるライフネット生命って何?

イケダハヤトさんも加入しているという「ライフネット生命」は、日本で初めてのモバイルサイトで生命保険を販売したベンチャー企業です。

創業者である出口治明会長はちきりんさんと、岩瀬大輔社長は堀江貴文さんと対談をして、保険加入の是非について話しているインターネット記事もあります。

そう、ライフネット生命は、インフルエンサーの方たちととっても相性が良い保険会社なのです。

ライフネット生命が提供している価値をまとめると、以下の点が大きな魅力に挙げられます。

●シンプルで分かりやすい商品。
●安い保険料。
●若い人たちのためにスマホの使いやすさを追求。
●古臭い保険業界から脱却するため、画期的なサービスの開発。

もちろん、ライフネット生命が販売しているのは「定期保険」です。

保険は必要ない!と思っていた方、社会保障制度が手厚くないフリーランスの方奥さんやお子さんがいる方にとって、ライフネット生命は、検討必須の保険なのです。