元巨人軍の角盈男さんが闘病した前立腺がんって?1回300万円の最先端治療法を●●で解決!
角盈男さんは、抑えのエース投手として活躍し、常勝巨人軍を支えてきた選手の1人です。
サイドスローを武器に、1981年には、8勝20セーブという好成績をおさめ最優秀救援投手のタイトルも獲得し、巨人軍の優勝に大きく貢献。
王貞治監督時代には、勝利の方程式“角-鹿取-サンチェ”と呼ばれ、当時の流行語にもなりました。
また、現役引退後は、野球解説者やタレントとして多くのテレビ番組にも出演し、現在もマルチに活躍されています。
そんな角さんが2014年、47才の時に、前立腺がんが発覚します。
今回は、角さんの前立腺がん闘病の経緯や、角さんが選択した最先端のがん治療法“重粒子線治療”についてもご紹介します。
【プロフィール】
●角 盈男(すみ みつお)
●生年月日:1956年6月26日
●出身地:鳥取県米子市出身
●元プロ野球選手・プロ野球指導者、野球解説者、タレント。
●左投げ、左打ち
●選手歴:鳥取県立米子工業高等学校、三菱重工三原、読売ジャイアンツ (1978 – 1989)、日本ハムファイターズ (1989 – 1991)、ヤクルトスワローズ (1992)
●タイトル等:最優秀救援投手:1回 (1981年)、新人王 (1978年)、ファイアマン賞:1回 (1981年)
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目次
角盈男さん、前立腺がん闘病の経緯
●2014年2月 知り合いに誘われ東京医療センターで検診を受けた際、PSA(※)の数値が悪く、その後、精密検査を受けて前立腺がんが発覚。
●2014年5月 ホルモン治療を開始。
●2014年6月 テレビ番組で、前立腺がんと診断されたことを公表。
●2014年10月 千葉(重粒子医学センター)で重粒子線治療を開始。
(※)PSA…前立腺の上皮細胞から分泌されるタンパクを示す数値。数値が高いほど、前立腺がんや前立腺肥大症、前立腺炎等の病気の可能性が高まる。
角さんは、長い間、健康診断を受けていなかったそうです。
検診がもう少し遅れていたら、全身に転移してもおかしくない状態であったことを明かしています。
角さんの知り合いの後援者に誘われて検診にいったところ、自覚症状はなかったものの、PSAの数値が高かったそうです。
角盈男さんが選択した「重粒子線治療」とは?1回300万円⁉
手術、ホルモン療法、放射線治療…治療法にいくつか選択肢があった中で、角さんは様々な情報を調べ、はじめはホルモン療法を選択します。
そして、角さんは、その後さらに情報を収集し、最終的には重粒子線治療を選択しました。
この重粒子線治療は、最先端の治療法と呼ばれる治療法です。
それでは、どのような治療法なのか確認しましょう。
重粒子線治療は、がん細胞を破壊するビームが、がん細胞にぶつかったところで最大エネルギーを放出し止まるので、がん病巣をピンポイントで攻撃できる治療です。
従来の放射線治療の場合、がん病巣の周りの“正常な細胞にも放射線が照射されて障害を受けてしまう”というリスクもあります。
そのため、がん病巣にピンポイントで照射することができる重粒子線治療は、身体への負担が少ないのです。
また、重粒子線は、がん細胞の破壊力が放射線の約3倍にも達し、より効果が高い治療法として注目を受けています。
最先端の治療である「重粒子線治療」、ぜひ覚えておきたいところです。
その一方で、この重粒子線治療は、希望すれば誰でも受けられるというものではありません。
●重粒子線治療は「先進医療」の1つですが、先進医療は健康保険が効かないので全額自己負担。1回の治療でも300万円ほどかかる。
●日本でこの治療を受けられるのは、現在、日本で5箇所のみ。
(群馬大学医学部附属病院 重粒子線医学研究センター、千葉 重粒子医学センター、神奈川県立がんセンター重粒子線治療施設、兵庫県立粒子線医療センター、九州国際重粒子線がん治療センター)
●先進医療による治療を行うべきかどうかは、がんの部位やがんの進行度等を考え、医師が総合的に判断を行う。
上記のような理由から、重粒子線治療は、受けたくても受けられないという可能性が高いのです。
とは言うものの、自分自身、そして大切な家族が重大な病気にかかってしまった時、日本を代表するような名医や病院に出会うことができ、この重粒子線治療のような最先端の医療を受けられるチャンスがあったら、ぜひ受けたいものです。
1回約300万円もする重粒子線治療…角さんは、●●で解決!
1回の治療で自己負担額が約300万円もかかる重粒子線治療ですが、角さんの場合、保険に加入していたこともあり、経済的な負担なくこの治療を受けることができたそうです。
この保険とは、がん保険や医療保険にオプションで付けることができる「先進医療特約」というもの。
先進医療特約の特徴にも触れておきます。
【先進医療特約とは?】
①先進医療が最大2000万円まで保障される。
⇒先進医療特約は、たいていどの保険会社も、給付金額は2000万円までを限度にしています。
②保険料は月々たったの100円~200円。
⇒保障される金額は2000万円まで保障してくれるのに、支払う保険料は、基本保険料+月々100円~200円程度で済んでしまいます。
上記のように、少ないオプション保険料で大きな金額が保障されるため、がん保険や医療保険に、この先進医療特約のオプションを付けている方が多くいるのです。
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参考)がん闘病したプロ野球選手まとめ
角さんだけでなく、プロ野球選手には、これまでがん闘病を経験された方が多くいらっしゃいます。
今年2018年に亡くなられた星野仙一さん、衣笠祥男さんも、その1人です。
また、現在は解説者として有名な大島康徳さんは、最も進行した状態を表す“ステージ4”の宣告を受けながらも、積極的にブログを更新したりプロ野球の解説も行うなど、がんと向き合い闘病生活を送っています。