東京海上の自動車保険(車両保険)は、台風被害も対象になる?

 

9月8日(日)夜から9日(月)の早朝にかけて、台風15号が関東地方・東海地方を通過しました。

台風15号は、”記録的な暴風”とも言われていたため、朝、目覚めると、「大切な自動車が被害を受けていた!」…という方もいるのではないでしょうか。

「大切な自動車に傷が付いてる!」
「車のガラスにヒビが入っている!」
「車が水に浸かっている!」

…いや!でも、自分は東京海上日動の自動車保険に加入しているから大丈夫!

このように、自動車保険に加入しているため、まずは一安心している…という方もいるでしょう。

しかし、その一方で、台風被害における自動車保険の請求について、少なからず疑問や不安を抱く方も多いのではないでしょうか。

「台風被害で付いてしまった自動車の傷は、自分が加入している東京海上の保険は対象になる?」
「車が水没しちゃったんだけど、東京海上の保険で何ができるの?レッカーもできる?」
「隣の家の屋根瓦が飛んできて、車のガラスが割れてるんだけど、隣の家に賠償してもらえるよね!?」

…このような疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。

今回は、本記事ライターが、台風被害における東京海上日動の自動車保険の基本的な知識について、説明していきたいと思います。

【この記事のライター】

●名前:うっちー(webライター)
●東京都在住の35才。
●経歴:国内大手保険会社で、これまで生命保険営業・損害保険金支払・自動車事故対応を担当。現在も、現役で保険業界で働くwebライターとして、保険の不安や悩みを解決するための執筆活動をしています。

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東京海上の自動車保険(車両保険)は、台風被害も対象になる?

 

現在、販売されている一般個人向けの東京海上日動の自動車保険は、「トータルアシスト(T/A)」という商品になります。

この東京海上日動の自動車保険は、「車両保険」が付いていれば台風被害も保険の対象となります。

「車両保険」が付いていない場合は、台風被害による修理費用は対象とはなりません。

もちろん、この車両保険が付いていなければ、それ以外の事故の場合も、自分の車の修理費は対象となりません。

東京海上の車両保険は2タイプ…台風被害はどっちも対象?

東京海上日動の「車両保険」には、2つのタイプがあります。

1つは、「一般条件」というオールリスクタイプ。

もう1つが「エコノミータイプ(車VS車+A)」で、こちらは、補償対象となる事故を限定することで、保険料を安くするタイプの車両保険です。

 

さて、あなたが加入している車両保険のタイプは、どちらでしょうか?

台風被害の場合、「一般条件」と「エコノミータイプ(車VS車+A)」で、対象可否が変わるのでしょうか?

 

結論から言うと、台風被害の場合、「一般条件」でも「エコノミータイプ(車VS車+A)」でも、いずれも対象になります。

つまり、東京海上日動の自動車保険(トータルアシスト(T/A))に加入し、車両保険に加入してれば、台風被害の修理は可能なのです。

東京海上の自動車保険、台風被害で対象にならないケース

 

東京海上日動の自動車保険(トータルアシスト(T/A))に加入し、車両保険に加入してれば、台風被害の修理は可能。

よし!これで一安心!…と思いきや、車両保険に加入しているからといって、東京海上日動が何でも対応してくれるのか?と言えば、そうではありません。

基本的には、車に損傷が発生してれば、「事故」という扱いになり、車両保険は対象になります。

しかし、“台風が原因で発生した自動車のトラブルすべてが、自動車保険で対応できる訳ではない”ので、その点の注意が必要です。

例えば、下記のようなケースでは、東京海上日動に限らず、どの自動車保険会社でも対象とはなりません。

①タイヤのみのパンク・損傷だけで、ホイール損傷もない場合

台風被害によって、タイヤのみパンク被害を受けたり、タイヤのみ損傷しているだけでは、車両保険の対象とはなりません。

そもそも台風被害に限らず、事故や故障によるタイヤパンクやタイヤの損傷のみの被害であれば、車両保険は対象になりません。

つまり、このようなケースでは、タイヤの買い替え費用は保険金として支払われることはないのです。

ただし、タイヤの損傷だけでなく、ホイールにも同時に損傷があれば(同一の事故によって)、一般的には対象となります。

また、パンクして自走ができない状況であれば、ロードサービスの利用は可能です。

②修理金額には限度がある!

車両保険で請求できる金額には、限度があります。

そもそも物理的に修理が不可能な場合や、現在の自動車の価値が修理費を上回る場合は、「全損」(ぜんそん)という扱いになります。

この場合、修理費や買い替えのための費用は、車両保険に加入していたとしても、全額支払ってもらえません。

③他人の家の屋根瓦や、お店の看板が台風で飛ばされ、車を傷つけられた!相手への請求

台風による強風の影響で、他人の家の屋根瓦や、お店の看板が台風で飛んできて、自宅に置いてあった自分の自動車に傷が付いた場合はどうでしょうか?

結論から言うと、自身が加入している車両保険での修理は可能です。

しかし、この金額を相手側に請求することはできません。

え!?と思うかもしれません。

しかし、台風などによる自然災害の場合、「不可抗力」となり、屋根瓦や看板の持ち主や管理者に法律上の賠償責任は生じません。

つまり、相手側に法律上の責任はないので、よほど相手側の管理に問題があったということが認められない限り、相手側に賠償請求することができない…という考え方が一般的です。

東京海上の自動車保険、台風の場合のロードサービスは?

ロードサービスの特約が付いていれば、レッカーサービスや応急サービスの対応が可能です。

ただし、実際にレッカー等の対応を行うのは、浸水している場合、水がひいてからとなります。

当然ながら、台風で水没している自動車を引き上げるのは物理的に困難ですよね。

また、地域によっては、冠水によってレッカー車が出動できないというケースもあります。

その場合も、水がひいて、レッカー車が出動できるようになった後のレッカー対応ということになります。

台風被害…東京海上の自動車保険、等級・保険料への影響は?

台風被害で車両保険を請求した場合、等級への影響は、「1等級ダウン」となります。

等級がダウンすると、その分、割引率が下がるので、次回の保険更新の際に、支払うべき保険料が上がってしまいます。

具体的に保険料がいくら下がるのか?は、人によって現在の等級・保険料が異なりますので、一概には言えません。

車両保険を請求した場合の等級・保険料への影響を調べるには、保険会社や保険代理店に連絡をすることで確認が可能です。

台風被害…自動車保険は請求しないという選択肢もある

 

当然ながら、保険を使用すれば、次回の等級や保険料に影響があります。

そのため、最終的に保険請求をせず、実費で修理をする…という選択肢があることも覚えておきましょう。

車両保険を請求した場合としなかった場合で、損をするケースと損をしないケースがあるので、まずは保険会社へ問い合わせをしましょう。

ちなみに、ロードサービスやレンタカー特約を利用しただけでは、等級・保険料には影響がありません。

ロードサービスやレンタカー特約を付けいる場合で、レッカーやレンタカーが必要な場合は、迷わず依頼をしましょう。

台風被害…東京海上の自動車保険の「請求方法」は?

 

大切な自動車が台風被害を受けてしまい、東京海上日動の車両保険を請求する場合、どのような手続きが必要でしょうか?

請求のための最初のステップを紹介しましょう。

あくまで”最初の連絡窓口”となりますので、その後は、その窓口を通して、保険金支払い担当者へ引き継がれるのが一般的です。

“最初の連絡窓口”は、一般的には、下記の3通りとなります。

①自動車保険を加入している保険代理店の担当者に連絡する

ご自身が自動車保険を加入した会社や担当者へ連絡をしましょう。
「保険代理店」とは、例えば、ディーラーだったり、保険ショップだったり、自動車保険の加入手続きを行った窓口のことを言います。

②東京海上日動の事故受付センターに電話する

東京海上日動の全国の事故受付センターに電話連絡を行うことで、事故の受付が可能です。

事故受付センターでの受付完了後、保険金支払い担当者もしくは、保険代理店から連絡があり、具体的な打ち合わせに進んでいきます。

▶電話番号:0120-119-110(24時間)

③東京海上日動のホームページから情報入力する

①自動車保険の保険代理店と連絡がとれなかったり、②東京海上日動の事故受付センターが混雑している場合は、東京海上日動のホームページからも事故受付が可能です。

②と同様に、ホームページに被害情報を入力し、受付が完了した後、保険金支払い担当者もしくは、保険代理店から連絡があり、具体的な打ち合わせに進んでいきます。

東京海上日動 自動車の保険:ご連絡画面

結論!東京海上の自動車保険(車両保険)は、台風被害も対象になる!

今回は、台風被害における東京海上日動の自動車保険の基本的な知識について説明しました。

結論から言うと、台風被害に遭われた場合、東京海上日動の自動車保険(トータルアシスト)は、「車両保険」が付いていれば台風被害も保険の対象となります。

レッカーの対応について、レンタカーの対応について、車両保険を請求した場合の等級・保険料への影響について…

保険の請求については、様々な疑問もあるかと思いますが、まずは加入の保険代理店、もしくは東京海上日動の受付センターに連絡をしてみましょう!

 

【この記事のライター】

●名前:うっちー(webライター)
●東京都在住の35才。
●経歴:国内大手保険会社で、これまで生命保険営業・損害保険金支払・自動車事故対応を担当。現在も、現役で保険業界で働くwebライターとして、保険の不安や悩みを解決するための執筆活動をしています。