保険会社の“テクノロジーの進化”が残念すぎる件
こんにちは、保険ブロガーのうっちー(@uchi3333)です…
先日、久しぶりに私個人の生命保険の見直しをしました。
その契約手続きでは、ここ数年普及しつつあるタブレット端末をポンポンとタッチをしていくことで、かなりスムーズに手続きすることができました。
まさに保険会社の“テクノロジーの進化”を実感したのですが、その数日後、あまりにも残念過ぎるその実態を体験させられたのです。
保険会社の“テクノロジーの進化”は、あまりにも残念過ぎるものだったのです。
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そもそもの保険契約手続きの面倒さとは?
従来、保険契約は、顧客目線で言うと、とっても面倒なものでした。
というのも、保険会社は、金融庁が監督する厳しい目のもとで事業を行っているので、保険を販売する際は、様々な説明や書面を交わすことが義務付けられています。
そのため、必然的に、その手続きもかなり面倒なものでした。
保険加入者は、営業マンからどんどん差し出される書類について、
●1枚1枚の説明を受けたり
●何枚もの書類に名前をサインをしたり
●印鑑を押したり
…といった手続きが必要になるのですが、本当にこれが退屈で面倒です。
保険加入するお客さん目線に立っても、営業マンにとっても本当に面倒くさいものでした。
そして、面倒なのは、手続きだけではありません。
手続き後、保険を加入したお客さんは、
●契約した保険商品のパンフレット
●保険プランが書いた設計書
●さっきサインをした書類の控え
●保険商品の細かい規約などが書いた約款
…等も受け取らなければなりません。
これらの書類を保険加入者に渡すことで営業マンの荷物は減りますが、その分、保険加入者は分厚い紙が入った封筒を手渡されるなど荷物が増えてしまいます。
保険営業における「タブレット端末の導入」の革新
ところが、近年、テクノロジーの進化の波は保険業界にもやってきました。
そう、その1つが営業現場での「タブレット端末の導入」です。
保険契約手続きを、タブレット1台で済ませることができるので、何枚もの書類を発行することが簡略化されたり、サインなどもタブレット画面で行うことができます。
結果、紙書類が減って、資源の削減になることも期待されていました。
私自身も、今回、自らが顧客の立場となって保険契約手続きを実際に体験したことで、これまで顧客が感じていたであろうストレスを感じることなく手続きが完了しました。
また、タブレットでの手続きは、パスワードのかかったオンライン上で行うので、万が一タブレット端末を紛失しても、個人情報が漏洩するリスクなどが少ないというメリットなどもあります。
企業のリスク管理という観点でも、タブレットの導入はとても革新的なものだったのです。
しかし…
保険会社の“テクノロジーの進化”が残念すぎる
テクノロジーの進化は、ますます保険業界を進化させているなぁ…と実感していた私。
しかし、その数日後、その期待は見事に打ち砕かれました。
ある日、自宅に帰ると、ポストに同じ保険会社から2、3通もの封筒が同時に投函されていました。
そして、封筒をすべて取り出すと…
書類、書類、書類…
(画像は2通分。さらにもう1通同時に届いていましたwww)
そう、タブレットで省略されたかと思っていた書類たちは、このタイミングでやってきたのです!
しかも、1通ではなく、計3通。
「一緒に同封しろよ、郵送代のムダやで!」…って感じですよね。
これは、大企業かつ超強力なセクショナリズムを持つ保険会社ならでは体制に原因はあるのですが…
まぁ、本当にセンスがないですよね。
保険業界は、まだまだ進化の途中だと感じた出来事でした。
余談ですが、保険会社は、昔からCSR活動として紙使用量削減などのエコ活動をすることが大好きです。
個人的には、罪滅ぼしのエコ活動だと勝手に解釈しています。