加入前に必ずチェック!がん保険3つの落とし穴
「がん保険に入ろうかなぁ」
と思っている方に、事前に覚えておいて欲しい3つの注意事項があります。
いざ保険ショップにいって契約しようと説明を受けた際に、とんでもない期待外れの説明を受けてしまった!
…という事態にならないよう、事前に把握をしておきましょう。
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加入前に必ずチェック!がん保険3つの落とし穴
(1)がん保険の加入には、審査がある!
「世の中で1番がん保険に入りたい人は、誰だと思う?」
この質問は、本サイトの管理人が、保険営業をしていた時期、実際に上司に言われた言葉です。
がん保険に1番入りたいと思っている人…
それは、実際にがんになって経済的に困っているがん患者さんですが、
一般的ながん保険は、がん闘病している方は、加入することができません。
そのため、がん保険の加入には必ず事前の審査があります。
契約する際の書類の中で、
□ 今までに、がんと診断された事がある。 □ ~年以内の検診で、~と指摘された事がある。 □ 治療中の病気がある。 |
…というような内容の質問に答え、後日その審査結果が保険会社から伝えられます。
今までがんになった事がない健康な方は審査に通過しますが、例えば、過去の健康診断で乳腺異常などが確認された場合、“2年間は、乳房のがんだけは保障しない”というような条件がつく場合もあります。
また、“保障金額を減額する(ex.診断保障金100万円から50万円に減額)“といった条件で審査に通る場合もあったりします。
この審査では、自己申告制ですが、健康診断証の提出を求められる場合もありますし、仮に嘘の申告をして審査が通った場合も、がん保険の請求の際にはお医者さんからの診断書が必要になるので、嘘の報告をしていたことはいずれバレてしまいます。
質問に対してウソの報告をしてしまった場合は、「告知義務違反」という事になり、いざがんになったとしても保険金は一切支払われないので、かならず正確に答えなくてはけません。
商品によっては、がんになったことがある人でも入れるがん保険もあります。
ただし、そのようながん保険は、保険料がとても高くなりますし、保険金の支払には様々な条件が発生してしまいます。
そのため、がん保険の加入を検討している場合は、健康なうちに加入するのがベストです。
また健康に不安があっとしても、条件付きで加入することはよくあるケースなので、恐れずまずは正直に申告してみましょう。
(2)加入から90日の間にがんになっても保障されない!
がん保険には、契約してから90日間経過しなければ、がんの保障が開始しません。
この90日間≒約3か月の期間を「待機期間」と呼び、待機期間の間に発症したがんについては、保険金が支払われないのです。
待機期間は、保険会社や商品問わず、全てのがん保険に適用される共通ルールとなっています。
(最近、この待期期間がないがん保険も発売されたようですが、保障内容が十分ではありません)
これは既にがんになっている人や、がんになっている可能性のある人ががん保険に入って保険金を受け取ることは、
健康な状態でがん保険に加入し毎月保険料を払っていた人と比べると明らかに公平ではなくなってしまいますよね。
このような状況を防ぐために、保険業界では、がん保険にこのルールを定めているのです。
ちなみに、この待期期間の約3か月も保険料は毎月支払わなければいけません。
え~!?何で!?と思うかもしれませんが、この点については「すみません、我慢してください」ということしか言えません。
(3)対象外の商品が多い “上皮内がん”
一言で“がん”と言っても、がんにも様々な種類があります。
がん保険に加入していれば、どんながんでも保障されるかというと、必ずしてもそうではない場合がある…ということを覚えておきましょう。
その代表的な例が、上皮内がんです。
「上皮内がんは対象外」というがん保険は多くありますし、「上皮内がんは、診断保障金の半分のみ支払」(ex.100万円の診断給付が基本契約なら、上皮内がんの場合のみ50万円)というがん保険もよくあるパターンです。
あのアフラックのがん保険も、上皮内がんは保険金支払いの対象としてません。
しかし、そんなのダメな保険じゃないか!…とすぐに判断する必要はありません。
では、上皮内がんとはどのようながんのことでしょうか?
上皮内がんは、“悪性ではない初期段階のがん”の事です。
上皮内とは、「胃」や「膵臓」のように体の部位を指す言葉ではなく、段階のことを指しています。
この段階のがんは、しっかりと治療をすれば転移の可能性も低く、手術で完治するという考え方が一般的です。
つまり、治療にそこまで大きなお金がかからないということも意味します。
そのため保障の対象外にしている商品が多くあるのです。
ということで、今回は、がん保険の加入前に必ず押さえておきたい注意点を紹介しました。
いざがん保険の説明を受けた際、また加入した後に「え!?そうなの!?」となってしまわぬよう、事前に把握しておきましょう。
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