エイベックス、堀江貴文氏らも医療業界に!インフルエンサーの力で癌(がん)と闘う

先月27日、レコード会社のエイベックスが、
生物によるがん検査装置の研究や開発を行っている会社・HIROTSUバイオサイエンスとともに、
「AVEX & HIROTSU BIO EMPOWER」を設立しました。

同社は、ライヴイベントなどのエンタテイメントを通じ、
がん検診率の向上・がん早期発見に貢献していく活動を行っていくことを発表しました。

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なぜエイベックスが医療業界に?

(画像:南青山にあるエイベックス社屋)

エイベックスと言えば、
TRF、浜崎あゆみ、倖田來未、EXILE、3代目J Soul Brothersなど、
若い世代から多くの支持を得るアーティストを擁するレコード会社の最王手企業。

そのエイベックスがなぜ、今、医療業界に?…と思った方も多いかもしれません。

「AVEX & HIROTSU BIO EMPOWER」設立のきっかけは、
代表を務める保屋松靖人氏と、株式会社HIROTSUバイオサイエンスの代表・広津崇氏との出会いから。

保屋松氏は、1998年にエイベックスに入社。
DJ KOO率いるTRFや、AAAなど20年に渡って様々なビッグアーティストのマネジメントやプロデュースに携わってきたエンタテイメント業界のプロフェッショナル。プライベートでは、過去に実子が小児がん闘病し、親としての辛さを体験した経緯もあったそうです。

一方、広津氏は、線虫研究の第一人者で、「N-NOSE」という世界初の生物診断システムの生みの親。
「N-NOSE」は、線虫という1mmほどの生き物の嗅覚を使った新しいがん検査方法で、尿1滴でがん患者か見分けることができます。
痛みや副作用なく、低コストで検査ができるため、認知度が高まりさらに普及すれば、がんの早期発見に繋げることができる画期的な検診方法です。

この二人が出会い、
多くの若い人たちから支持を得ているアーティストのパワーを活用し、
「N-NOSE」の普及や小児がんの現状を伝えながら、がん検診率の向上やがんの早期発見に貢献するために「AVEX & HIROTSU BIO EMPOWER」が設立され、また、同時に小児がん基金のための一般社団法人設立「Empower Children」の設立も発表されました。

小児がんの現状

現在、日本では、小児がんによって年間約2,000~2,500人の子供たちが亡くなっています。

小児がんは、白血病、脳腫瘍、リンパ腫などの病気がその代表例として挙げられ、その中でも白血病が40%を占めています。

インフルエンサーの力でがんと闘う!

エイベックス と がん予防 … どこかミスマッチなイメージもあるかもしれません。

しかし、近年では、エンタテイメント活動やインフルエンサーによる がん闘病 や がん予防の活動が活発化していることをご存知でしょうか?

(1)樋口宗孝がん研究基金

「AVEX & HIROTSU BIO EMPOWER」のコンセプトと同じく、
小児がんや若い世代のがん患者を支援する団体に「樋口宗孝がん研究基金」があります。

「樋口宗孝がん研究基金」は、
小児がんや、AYA 世代(15 歳~29 歳)と呼ばれる若くしてがんと闘う若い人たちを、
音楽を通して勇気づけ支援することを目的に2012年に設立され、ライブ活動等を通じたチャリティ活動が現在も継続的に行われています。

樋口宗孝氏は、日本が誇る世界的なロックバンド、LOUDNESS(ラウドネス)のドラマ―で、
あのX JAPANのYOSHIKIのドラムプレイにも影響を与えたとも言われているレジェンド。
2008年に肝細胞がんにより惜しくもこの世を去ってしまいましたが、彼を支持する人たちの意思により同団体が設立されました。

☞ 「樋口宗孝がん研究基金」を、もう少し詳しく知る

(2)堀江貴文 著「ピロリ菌、やばい」

また、あのホリエモンこと堀江貴文氏が「ピロリ菌、やばい」という書籍を発売。
この本は、胃がんの99%の原因と言われるピロリ菌の検査キット付きブックという斬新な形態。
ピロリ菌に感染していたら、早期に除菌し、未然に胃がんを予防しようという趣旨のものです。

堀江氏は、近年“予防医療”に着目し、自らが発起人となって「予防医療普及委員会」を設立しました。

現在の日本は、病気になって治療費や薬代などの医療費を払って治しては、また病気になる…といった繰り返し。
病気になった時のために莫大な費用がかかっているなら、病気にならないための投資をした方がずっと個人にとっても国にとっても負担が少ない…というのがこの予防医療普及委員会の考え方です。

☞ 「ピロリ菌、やばい」 を、もう少し詳しく知る

 

このように、インフルエンサーと呼ばれる人たちの存在は、今や全く異なる業界にも力が及んでいます。
若者世代に多くの支持を集めるエイベックスが、医療業界に進出するのも自然な流れなのかもしれません。

若い世代のがん闘病という点においては、
先日もEXILEの弟分ユニット「FANTSTICS」のメンバー・中尾翔太さんが胃がんによって22歳という若さでこの世を去る
という悲しいニュースが飛び込んできました。

小さな子供たちや夢や希望に溢れる若い人たちが病気で亡くなる…という悲しみを少しでも減らすために、インフルエンサーやエンタテイメントの力に大いに期待が高まっています。