SOPHIA・都啓一さんのガン闘病…濾胞性(ろほうせい)リンパ腫って何?

都 啓一(みやこ けいいち)さんは、現在も活動中のロックバンド・Rayflowerのキーボーティストです。そして、ロックバンド・SOPHIA(ソフィア)のキーボーティストでもあります。

SOPHIAと言えば、1995年にメジャーデビューし、1997年にリリースされた『街』が大ヒット。デビュー3年目で武道館ライブを成功させるなど、当時流行していたビジュアル系バンドの中でも中心的なポジションに位置しているカリスマ的なバンドでした。その後も西武ドームでライブを行うなど、音楽業界での地位を不動のものとします。

しかし、2010年、デビュー15周年を迎え順風満帆な活動をしていたSOPHIAに、ショッキングな出来事が起きます。

SOPHIAの独特なバンドサウンドを支えてきたキーボーティストの都さんが、がんの一種である「濾胞性(ろほうせい)リンパ腫」を患っていたことが発覚。しかも、がんの進行具合は、末期と言われる「ステージ4」だったのです。

都さんは、ご自身の病気、そして療養に伴う活動休止を公表し、ファンに大きな衝撃を与えることとなります。

この「濾胞性(ろほうせい)リンパ腫」という病気は、どのようながんだったのでしょうか?
都さんは、どのような闘病生活を経て復帰したのでしょうか?

今回は、都啓一さんのがん闘病についてご紹介します。

【プロフィール】
●都 啓一(みやこ・けいいち)
●1971年10月6日、兵庫県生まれ。
●1995年、SOPHIAのキーボーディストとしてメジャーデビュー。
●バンド活動の傍ら、数多くのアーティストのプロデュース、楽曲提供、アレンジ等を手掛け、映画、舞台、ドラマ、ニュース番組等へ劇中音楽の楽曲提供も多数行う。
●2009年、ロックバンド「Rayflower」を結成。
●2010年、デビュー15周年を記念したSOPHIAの全国ツアー直前に「ろ胞性リンパ腫」が発覚。ツアー終了後、SOPHIAは活動休止となる。
●闘病生活の末、2011年、寛解との診断を受ける。
●2011年8月には日本武道館にてSOPHIAとして復活ライブを成功させた。 その後も精力的に活動を行っている。

公式HPより

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SOPHIA/Rayflower・都啓一さんのがん闘病の経緯

●2010年2月 健康診断で異変を感じたため、医師に相談。濾胞性リンパ腫と告知される。その3年頃前から足の付け根にしこりができていたとのことだが痛みはなく、告知を受けた時は、首・腹部・脊髄などにもがん細胞が転移し、末期の状態だったとのこと。
●2010年3月 濾胞性リンパ腫を公表。4月10日の中野サンプラザ公演を最後に、治療に専念するためにSOPHIAのライブ活動を休止することを発表。
●2010年4月 抗がん剤による治療を開始。抗がん剤投与を1週間、2週間休んで、再び抗がん剤投与…というサイクルを6回ほど繰り返す。
●2010年11月 1日、PET検査にてがんの兆候や症状が減少または消滅したことを確認。がんを克服したたことを発表。
●免疫力や体力の向上回復のためリハビリに専念。
●2011年8月 日本武道館で復活ライブを行う。

抗がん剤の治療は、髪の毛の脱毛や手足のしびれ味覚障害など、副作用との闘いだったそうです。

しかし、闘病中は、奥さんである歌手の久宝留理子の支えもありながら、また、学生時代からの親友であるバンドのボーカル、松岡充さんソロ曲の作曲活動なども行います。

そして、2011年の武道館での復活ライブでは、約1万人のファンが会場中をヒマワリで埋め尽くし、都さんの帰りを迎えました。

その後、都さんは、闘病の記録を記した著書『ガンでもくじけない -誰かのために生きること-』を発売します。

都啓一さんが闘病した「濾胞性(ろほうせい)リンパ腫」って何?

末期を意味する「ステージ4」を宣告されながらも、奇跡的な復活を遂げた都さんです。
都さんが闘病した「濾胞性リンパ腫」とは、どのような病気なのでしょうか?

【濾胞性リンパ腫とは?】
濾胞性リンパ腫は、悪性リンパ腫の1種です。
そもそも悪性リンパ腫とは、血液細胞に由来するがんの1つで、白血球の1種であるリンパ球ががん化した病気のこと。年間で、10万人あたり10人程度の発生と報告されています。

濾胞性リンパ腫は、悪性リンパ腫の中でも、リンパ球の中のB細胞から発生する「非ホジキンリンパ腫」に分類され、リンパ節やリンパ組織(扁桃、脾臓など)にできものを作る病気です。
年単位でゆっくりとした経過をたどることが多い「低悪性度」に分類されるようです。

【症状】
リンパ節の痛みを伴わない腫れ、発熱、大量の寝汗、疲労感、感染症、出血など。

【濾胞性リンパ腫の特徴】
●悪性リンパ腫の約15~20%を占めており、近年増加。高齢者に多く60歳代で増加傾向にあります。
●病期が進んでいても無症状であることが少なくない。また、症状がある場合も、病変の大きさに比べて症状が軽度であるのが特徴です。
●治療は、化学療法や放射線治療が中心。
●化学療法や放射線治療によってリンパ節が小さくなり、多くの場合は病変がほとんど消失した状態になるが、再発の率が高く完全に治すことが難しい。

参考・一部引用:国立がん研究センターがん情報サービス 濾胞性リンパ腫(ろほうせいりんぱしゅ)

 

完治が難しいと言われている病気のため、うまく付き合っていくことが大切と言われている「濾胞性リンパ腫」。

2013年、SOPHIAは活動を休止してしまいますが、
都啓一さんは、ロックバンド・Rayflowerの中心メンバーとして、現在も活躍中です。