がんの治療費は何でまかなう?貯蓄?がん保険?実際の割合は…

よくTVCMで、

「保険に入っていて良かった!」 「保険に助けられた!」

というシーンを見たことがあると思いますが、あれって実際どうなの?って思うことありませんか?

 

今回は、実際にがん闘病を経験した方が、闘病にかかった費用と、その費用をどのように負担したのか?

そのデータをご紹介します!

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がんにかかる治療費は?

まずは、がん闘病にかかる費用について解説します。

がんの治療にかかる金額は、おおよそ50万円~100万円と言われています。
中には、300万円以上もかかった(!)という方もいらっしゃいます。

下記のデータは、がんの経験のある方にアンケートを行い、実際にがん治療にかかった費用をまとめたものです。

 

Q.がん治療全般に関わる費用(入院、食事、交通費等を含む)は総額いくらくらいでしたか?

アフラック アンケート調査(2011年4月)

 

1番多いのは、50万円程度。

次いで100万円程度、200万円程度という順番です。

この数字を見ると「50万円か、意外にかからないんだなぁ」…と思う方が多いようです。

しかし、がんという病気は、発見した時の進行具合によっても緊急性が変わってくるため、費用を自分で考えながらコントロールできる程、カンタンに付き合える病気ではありません。

どうして費用に大きな違いが出てくるの?

闘病にかかった費用が人によって大きな幅があるのは、治療にかかった期間や治療法によって大きく変わってくるためです。

 

治療の期間は、1回の手術で治療が終わる方もいれば、再発転移などで長い期間に渡って闘病をする方もいます。

治療法には、手術、抗がん剤、放射線治療などが一般的ですが、治療法の中には、健康保険が効かないもの、つまり3割負担ではなく全額実費がかかってしまう治療法などもあります。

「陽子線治療」と言われる治療方法は、なんと1回で300万円ほどかかりますが、決して珍しい治療法ではありません。

 

そして、がん闘病にかかる費用は、治療費だけではありません。

通院のための交通費食事代、さらに、それ以外にかかる費用もあります。

例えば、抗がん剤の副作用による脱毛をカバーするためのカツラ代は、10~数十万円かかるものも多くあります。

また、乳がんになった方が治療のために乳房を全摘出した後、その乳房の再建手術にかかる費用は100万円程かかる場合もあるのです。

高額な治療費…みんなはどうやって払ったの?

では、がんにかかる高額な治療を、患者のみなさんは一体どのようにまかなったのでしょうか?

下記のデータは、がん患者の方に、治療を何でまかなったか?というアンケートです。

Q.治療費は、主に何でまかないましたか?

アフラック アンケート調査(2011年4月)

 

最も多いのは「保険」です。

実に50%近くの方が、がん保険や医療保険、がん特約等で、この高額な治療費をまかなっていたということになります。

そして、「保険」とほぼ同じくらいに多いのが、「貯蓄」です。

たしかに50万円くらいであれば、貯蓄でまかなえなくもありません。(とは言えすぐに払えと言われてポンと出せるお金ではないですが)

「保険」でも「貯蓄」でも支払えない場合は、親を頼ったり、「借金」をするという選択肢を選ばざるを得ません。

保険に入っていればすべてOK!…ではない!

ちなみに上記に掲載したデータは、がん保険の雄・アフラック社が、全国で展開したがんに関するセミナーや展示会等に参加した方にとったアンケートです。

保険会社が公開しているデータなので、「みんなも入ってたんだから、がん保険に入った方がいいですよ」というメッセージを意図しているのは間違いありません。

 

しかし、保険に入っていれば全部OK!なのかというと、必ずしもそうではありません。

というのも、例えば、がんになった時に、がん保険に入っていたとしても、保障内容によっては対象にならないケースがあります。

さらに、保険に入っていても、保障内容が十分でなければ大した足しにならず、貯蓄を切り崩さなければいけないというケースもあるのです。

大切なのは、しっかりと保障内容を理解した上で保険に加入することなのです。

 

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