間寛平さんの前立腺がん闘病

間寛平さんは、人気お笑い芸人を輩出している吉本新喜劇の芸人さん。
「かい~の」等のギャグで有名なお笑い界の大御所で、明石家さんまさんも、「兄さん」と慕うほどです。

 

マラソン好きで知られている間さんは、なんと日本テレビの24時間TVチャリティーマラソンの1番最初のランナーでもあるんです!ブルゾンちえみさん、DAIGO、TOKIOの城島リーダーや達也さん、北斗晶さん等…その年の話題の人が走るあの伝統的な企画は、この方からスタートしたんですね!
ちなみに24時間TVで走った距離も過去最長!600Kmを1週間で完走しました。

 

そんなアスリート並みとも言われているほどのマラソンスキルを持った間寛平さんは、2008年、世界一周「アースマラソン」へのチャレンジをスタートさせます。しかし、チャレンジの真っ最中の2010年、前立腺がんを発症していることが判明します。それでも治療をしながらアースマラソンへの挑戦を継続していく意思表明をした姿は、世間の人たちに勇気を与えてくれました。

 

【プロフィール】

●性別:男性
●生年月日:1949年07月20日
●身長/体重:164cm /60kg
●血液型:AB型
●出身地:高知県
●趣味:マラソン/ゴルフ/競馬/野球(ソフトバンクファン)/木のぼり

 

 

吉本興業 公式HPより

 

間寛平さん、がん闘病の経緯

●2010年1月 2008年にスタートした地球一周のアースマラソンでトルコに寄った際、前立腺がんを発症していること判明。公表。ホルモン治療を行いながらマラソンを続けていたが体調が思わしくなく、治療に専念。
●2010年4月 サンフランシスコで放射線治療を受けた。
●2010年6月 マラソンを再スタートし、2011年1月にアースマラソン完走を果たす。

 

前立腺がんとは?

間寛平さんが患ったがんは「前立腺がん」。

前立腺と聞いても、なかなかピンと来ない方も多いと思います。

何かいやらしい響き(?)もしてしまうこのがんですが、どのようながんなのでしょうか?

 

その特徴を紹介しましょう。

 

【前立腺がんとは】
前立腺がんは、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生します。
早期に発見すれば治癒することが可能です。
また、多くの場合比較的ゆっくり進行します。
近くのリンパ節や骨に転移することが多いですが、肺、肝臓などに転移することもあります。
前立腺がんの中には、進行がゆっくりで、寿命に影響しないと考えられるがんもあります。
がんではない、ほかの原因で死亡した男性を調べた結果、前立腺がんであったことが確認されることがあります。

【症状】
早期の前立腺がんは、多くの場合自覚症状がありません。
しかし、尿が出にくい、排尿の回数が多いなどの症状が出ることもあります。
進行すると、上記のような排尿の症状に加えて、血尿や、腰痛などの骨への転移による痛みがみられることがあります。

【統計】
前立腺がんと新たに診断される人数は1年間に10万人あたり117.9人です。
年齢別にみた罹患率(りかんりつ)は、60歳ごろから高齢になるにつれて顕著に高くなります。
男性では胃がん、大腸がん、肺がんに次いで4番目に罹患率が高いがんです。
※罹患(りかん)…がんになることを「がんに罹患する」と言います。

【発生要因】
前立腺がんのリスクを高める要因として、前立腺がんの家族歴、高年齢が明らかにされています。
その他にも肥満、食品(カルシウムの過剰摂取など)、喫煙などについて多くの研究が行われていますが、まだ明らかではありません。

【予防と検診】
日本人を対象とした研究結果から定められた、科学的根拠に基づいた「日本人のためのがん予防法」では、
禁煙、節度のある飲酒、バランスのよい食事、身体活動、適正な体形、感染予防ががんの予防に効果的といわれています。

国立がん研究センターHPより引用

このように、前立腺がんは、男性特有のがんです。
間寛平さんが、治療後も、そして現在もマラソンを続けることができているように、進行も遅く早期発見ができれば生存率・治癒率は高いがんです。
当ページ管理人である私の親も65歳くらいで前立腺がんになりましたが、幸いにも1回の手術と約2週間の入院で直すことができました。

 

前立腺がんの治療費はいくら?

治療法、入院・通院の期間によって変わるので一概には言えませんが、約50万円前後が一般的です。

保険会社のパンフレット等を見ると、前立腺がんの治療費の一例として「治療費400万円」とか書いてあるものがよくあります(…もう、本当によくあるんです!)。

 

しかし、これはメジャーなパターンではありません。

なぜなら、健康保険に加入している方であれば、医療費は3割負担で済みます。

さらに健康保険にある「高額療養費制度」を活用すれば月の医療費は9万円程度が上限です。

治療費が300万円など高額になるのは、「重粒子線治療」などの健康保険対象とならない治療法を選択した場合。「重粒子線治療」は治療費も高額になり、そもそも治療を受けられる病院も限られるためメジャーな治療方法ではないのです。

 

それなのに保険会社は、保険を売るためにあえて「重粒子線治療」の例を出し、高額な治療費を明示することで消費者の保険加入を煽っているのです。私自身が保険会社で働いていた身でありながら、本当に悪質だなと思います。素人や新人のフィナンシャルプランナーは、それをそのままお客さんに説明したりもしています。

 

つまり、治療費はよほどのケースを除き数百万円もかからないということです。

 

がん保険にできること

前述の「高額療養費制度」は、必ず覚えておかなければいけない制度です。

 

「高額療養費制度」について簡単に説明すると、
健康保険に加入している方であれば月の医療費は9万円程度が上限となる制度です。
仮に、月に100万円の医療費がかかったとしても健康保険が適用になる医療費であれば9万円しか支払わなくて良いということです。

 

9万円しかかからないなら、民間のがん保険は必要ないんじゃん!

…という考え方もできるかもしれません。

 

しかし、「高額療養費制度」は、あくまで健康保険が適用になる医療費を対象にしたものです。

例えば、
●差額ベット代(という入院のためにかかる1日の部屋代)
●通院の交通費
●家族の交通費
これらは、がんになれば必ずかかる費用ですが、健康保険の適用にはなりませんので全額自己負担となります。

 

また、がんは1か月で治る訳ではありません。

仮に医療費9万円以上という月が何か月も続いたらどうでしょう?

仕事を休めば、収入も減ってしまいますよね。

 

さらに怖いのが再発です。

がんは治ったと思っても再発がある病気なので、その分、また治療費もかかってしまうのです。

結果的に、数百万円もかかってしまうことが珍しくないのはこのような理由です。

 

そんな時のために必要なのが、民間の「がん保険」なのです。

「がん保険」は、“がんと診断された時に100万円もらえる”といった保障内容の商品が多く、一時的にまとまったお金を得ることができるので、治療費、交通費、生活費の補てん等…個人の生活に合わせその使い道を決めることができます。また、再発の場合も、前回の診断から2年以上経過していれば、何度でも支払われるという商品もあります。

がんになった患者の方は、死と向き合い、今後の生活や家族の事など様々なストレスと向き合わなければいません。それに加え、高額な治療費による経済的な不安を抱く方もたくさんいらっしゃいます。

そんな時、がん保険に加入していれば、治療費の不安は軽減され、治療に専念ができるのです。

 

 

間寛平さんのように、趣味でマラソンを行い日頃から身体を鍛えているような方でも、年齢と共にがんになるリスクは徐々に高くなっていきます。一方で、がんについての正しい知識と、確実な備えがあれば、寛平さんにように趣味や仕事を続けながら復帰できるケースもたさくんあるのです。