山田邦子さんの乳がん闘病の経緯…現在は?

山田邦子さんと言えば、女芸人の先駆け的な存在です。

1988年から1995年まで、NHK「好きなタレント調査」で8年連続で第1位も獲得するなどお茶の間の顔として大活躍。「右手をご覧ください、一番高いのが中指でございます」という代表的なギャグを始め、「ぶりっこ」という流行語を生み出したり、さらには、「パイ●リ」(下ネタ)という言葉もなんと彼女の考案という…。

なんとも影響力の大きなタレントとして一世を風靡しました。

 

そんな山田邦子さんががんを患ったのは、46歳の時。2007年に出演した『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』の収録中の自己検診で胸に違和感を感じ、その後の検査で乳がんであることが発覚してしまいます。

しかし、すぐに手術を行い早期発見により完治することができたそうです。

そして、現在では、タレント活動のかたわらご自身の闘病の体験をセミナーや講演会を通じて積極的に伝えていることでも有名で、保険関連のイベントにもよく出演し講演をされています。

また、2008年には、がん撲滅を目指す芸能人チャリティ組織「スター混声合唱団」を結成し団長を務めたり、2008年~2010年には、厚生労働省「がんに関する普及啓発懇談会」メンバーにも選ばれたほど。

ちなみに、講演は乳がん検診を勧める内容で、山田邦子さん節を全開の明るく前向きな気持ちになれるものだそうです。山田さん、お仕事されていますね!

乳がん闘病した山田邦子さんのプロフィール

 

 

 

 

 

 

 

●生年月日:1960年6月13日
●出身地:東京都
●血液型:B型
●特技:三味線・イラスト・ウクレレ・ ジュエリーデザイン・通販
●趣味:釣り・スイカ栽培・リサイクル工芸・料理・ドライブ・ゴルフ・妄想・手芸・プロレス観戦・ダンス
●資格:栄養士
●将来の夢:農業

山田邦子さん、乳がん闘病の経緯

●2007年3月
・『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学 スペシャル』の収録中、乳癌自己検診の際に胸に違和感を覚え、その後正式に乳癌が左右の胸にあることが発覚する。

●2007年4月、5月
・聖路加国際病院の乳腺外科(ブレストセンター)にて2回の手術を経て癌を全て摘出した。手術後は放射線治療を行ったり、ホルモン剤を飲んで治療を継続。

●2012年8月
・治療終了。

乳がん温存手術を選択した山田邦子さん

山田邦子さんは、温存手術や温存療法と呼ばれる治療法により、乳がんを克服しました。

では、「温存手術」とはどのようなものでしょうか?

【温存手術】
乳がんの治療方法は、主に「手術」「放射線治療」「薬物療法」があります。

そして、「手術」には、乳房を全摘出する手術と、乳房の一部を切除する手術があります。

温存とは身体機能を温存するという意味で、後者の乳房の一部を切除する手術(乳房温存手術)と温存乳房への手術後の放射線療法を組み合わせた治療のことを言います。

乳がんの再発リスクを高めることなく、乳房も残すことができる治療法として知られています。

山田邦子さん自身も、コラムで温存手術についてこのように話していました。

手術や治療方針についてもそう。手術に関する確認をしたとき、「私は全摘でオッパイを失っても構わない」って伝えたんです。乳腺を取ってしまえば再発の恐れがないっていうし、もうオッパイを使うこともないだろうなとも思っていたし(笑)。でも、先生が「あるところにあるべきものがあるのは正しいことだから、残せるものなら残したほうがいいですよ」って仰ってくださって。
私の場合、手術をしたのが10年前じゃないですか。その頃に比べれば現在は手術や治療の技術も格段に進んでいますし、温存か全摘かという選択肢にも幅が出てきているんですよね。たとえ全摘になったとしても、再建手術によってほぼ完全な状態まで蘇らせることも不可能ではないんだとか。そういう知識も、やはり専門家のほうが詳しいわけですから、どんなことでも気軽に、何回でも相談するのがよいと思いますね。

「乳がんが私にくれた「贈り物」(山田 邦子さんコラム)」より引用

参考:乳がん自己検診の方法

山田邦子さんは、早期発見により乳房を全摘出することのない温存手術で治療を行うことができました。

早期発見が大切という事を頭では理解していても、なかなか検診となると躊躇してしまうものです。乳がん検診は、マンモグラフィや超音波検診(エコー)が一般的ですが、これらの検診は、お金も時間もかかるし、胸という場所をあまり見られたくない…と躊躇される方がほとんどでしょう。

しかし、乳がんは、“唯一、セルフチェックでも気づけるがん”と言われています。

今回は、乳がんのセルフチェック(自己検診)の方法についてもご紹介します。

【自己検診の仕方】

乳がんは自分で発見できる数少ないがんの一つであり、自己検診が大切です。

月に一度は自己検診を行ってください。
閉経前の人は、乳房の張りが少ない月経終了後1週間くらいの間に行ってください。

閉経後の人は毎月、日にちを決めて行いましょう。
鏡に向かい、乳房の変形や左右差がないかチェックする。仰向けになって外側から内側へ指の腹を滑らせ、しこりの有無をチェックするとよいでしょう。

日本乳がんピンクリボン運動HPより引用

山田邦子さんの乳がんが発覚したキッカケは、テレビ番組のセルフチェックによるものです。

当時、ビートたけしさんの『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』という番組に出演していて、そこで乳がんの触診体験をしたんです。
他の女性出演者さんたちと一緒に、自分の胸を指で押してみたら、指導の先生がおっしゃる「柔らかい肉まんの中に埋まっている梅干しの種」のような感触があったんですよ。

「乳がんが私にくれた「贈り物」(山田 邦子さんコラム)」より引用

乳がん治療…がん保険でできること

乳がんの温存治療でにかかる治療費は、1年目で約53万円です。

がん治療費.com

「治療費の自己負担額が53万円程度なら、貯蓄でもまかなえなくはないかな?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、この53万円という金額は、あくまで1年目にかかる一般的な治療費。

その後の通院や検診でもお金はかかります。上記のデータでも、4、5年治療を続ければ、治療費だけでも100万円近くのお金がかかることが分かります。

 

また山田邦子さんご自身が、乳がんを克服する際に気を付けていたことに食生活を挙げています。

テレビ出演全盛の時は、お弁当を年間1,000食食べていたということを近年出演した「徹子の部屋」でも明かしていた山田さん。ご自身が短大時代に栄養士の資格をとっていたこともあり、栄養のある食事をご自身で作るようになったと言います。

 

このように、がんを克服するための闘病生活中には、食にこだわったり健康に気を使ったりと、今までとの生活に変化が出て、そこに新たなお金や時間を費やすことになります。

山田邦子さんにようにご自身に食事を作る場合は、そこまで費用がかからない可能性もありますが、がんのための健康食品等は市場に出回っていて、そこに高額なお金を費やす方も決して目指すらしくありません。(アガリスクやサメ軟骨等が、その代表例ですね)

 

そう、治療費以外にもお金はかかるのです。

経済的な不安を軽減し治療に専念するために、がん保険を検討したり、保険の内容を見直して万が一のリスクに備えるのも1つの方法です。

 

\がんへの備えが不安な方へ/

※満足度95%!話題の保険相談サービス